空も飛べるはず♪








ある日、なんちゃってアルペンレーサーの私はポールトレーニングをしていました。
たまにポールセットを滑ると下手くそなりに普段は眠っている闘争本能が湧き上がってきます。

「よぉぉぉし、攻めるぞぁ!!」

斜面に向かって右側が今回のポールバーン、左側は緩斜面の迂回路になってます。
ポールバーンと迂回路とは3mぐらいの高低差があり、その間は進入禁止の未圧雪ゾーンとなっていました。

ポールセットが終わり、整地も兼ねてセットの下見を全員でやります。
「この左ターンの旗門、なんか異様に振ってないか?厳し〜!!」
コース半ばぐらいの左ターンになる箇所のポールが非常に離れたところに刺さっているような気が・・・

案の定、参加者の大半はこの場所でアウトするか、もしくは辛うじて入れても操作不能になって次の崖ぎわにセットされたポールに入れずに次々と崖下のふかふか未圧雪地帯へとダイブ。

セッターは当時巷で流行っていたスピッツの歌「空も飛べるはず♪♪」を口ずさんでいました・・・


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