フォトグラファー紹介

北浦康成
Name

北浦 康成(キタウラ ヤスアキ)

Birth

1979年2月9日 大阪生まれ

History

幼少の頃、父からお下がりの一眼レフカメラと露出計をもらったのがきっかけで、写真の魅力に触れる。

 

大学卒業後、とある出版会社に勤めながら写真の基礎を学ぶ。3年後の退職を期に、フリーランスに転向。その後、2005年に初めて東南アジアの一人旅に出かけた。中でもカンボジアは、そこに住む人々が直面している厳しい現実と、美しい世界遺産が同居する不思議な国であり、いたく感銘を受ける。そして、どんどんこの国の魅力に魅了されていくことになる。

 

その後、会社に勤めながらフリーランスのカメラマンとしても活動する。

 

そして2007年、会社の退職を期に、前回お世話になった人々への恩返しと、彼らとの再会の約束を果たすため、今度はポラロイドカメラも携え、再びカンボジアを訪れる。

 

写真=「アート」と捉えるより、むしろ写真=「リアリティー」と捉え、描写される被写体の生活感や空気感を大切にした作品作りを心がけている。

 

現地の人を撮影する時には必ずコミュニケーションを図りながら撮影するように心がけており、出会いを大切にする「一期一会」の気持ちを常に自分の中に意識しながら旅を続けた。

 

カンボジアと日本での生活のギャップに疑問を感じ、さらに世界では5人に1人が飢えて死んでいるという現実を知った時、同じ「人間」として見て見ぬふりはできないと考えるようになった。

 

今回は「カンボジア」の旅の写真だが、「貧困」「人種差別」「環境破壊」など、今後のテーマは有り余るほど用意されている。老いてカメラが持てなくなるまで、アートではないリアリティーを追求した「写真」を撮り続けていき(生き)たい。そして、願わくば少しでも多くの人達に、世界の現実を身近に感じてもらえるような・・・そんな写真をたくさんアウトプットしていきたいと思う。

 

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