第六十一回
相方にまたアンタ所の九龍は小さくなって、と言われた


九龍「阿門くん。高い高いしてー」
阿門「・・・・」
高い高い←してあげる

九龍「カマチー、高い高いしてー」
蒲池「いいよ」
高い高い←してあげる

神鳳「どうでした?」
九龍「腕の分だけカマチーの方が高かった」
皆守「まてまて!18歳!九ちゃんは18歳!!」


神鳳「では、18歳は高い高いしてもらってはダメだと?」
皆守「普通はしてもらわないだろう」
九龍「楽しいのにー」
皆守「楽しくない!」
神鳳「九龍くん。そんな意地悪モジャは放っておいて、こっちにどうぞ」
膝をパンパン。
九龍「わーい」

皆守「膝にも座るな!!!!」

皆守「・・・・まったく・・・」
皆守フト気付く。

皆守「・・・九ちゃん身長何センチだった?」
九龍「171cm」
皆守「九ちゃん。ちょっとコッチ来い」
やってきた九龍をメジャーで測る。
皆守「155cm・・・・縮んでるぞ!!!」
九龍「・・・気のせいだよ」
神鳳「成長期にはよくある事ですよ」
皆守「成長期に縮んでどうすんだ!」

皆守「・・・本当に九ちゃんは18歳なのか?」
九龍「18。18。同い年っすよ」
神鳳「そうですそうです、九龍くんは18歳ですよ。ねぇ」
九龍「ねぇ」
皆守「・・・・・見えない」

九龍「甲ちゃんは知らないかもしれないけど、最近の18なんてミンナこんなものさ」
皆守「俺も最近の18なんだがな」

神鳳「もう別に18じゃなくて14でも何でもいいじゃないですか。【このゲームに出てるキャラクターはすべて成人です】と書いておけば幼女相手のエロゲームも売れるんですから」
皆守「お前も何言ってんだ!」

第六十二回
龍麻。参上!
美里様。見参!

白岐「八千穂さん。これ、温室で出来た苺なの。その、良かったら・・・・」
八千穂「スゴーイ、美味しそー。いいの?食べて」
白岐「ええ、八千穂さんの為に育てたから・・・・」
八千穂「ありがとー!一緒に食べようねッ」
白岐「喜んでもらえて嬉しいわ」
八千穂「えへへ」
白岐「うふふ」

皆守「・・・・なんでアイツ等は毎日毎日イチャイチャしてんだ」
龍麻「それが、青春ちゅーもんだよ」
皆守「それにしてもベタベタしすぎだろ」
龍麻「女の子はそーゆーもんやって。僕の高校時代だって・・・・」

(回想スタート)
五年前の真神学園
美里「小蒔。頭に寝癖がついたままよ」
桜井「あーー!チコクしそうだったからそのまま来ちゃった」
美里「ふふ、小蒔ったら。ブラシ持ってるから直してあげるわ」
桜井「ありがとう。葵はやっぱり女の子らしいね」
美里「うふふ、だって親友が寝癖頭なんて私の沽券に関わるじゃない」
桜井「・・・・・・・・」
美里「外見にこだわらないのが小蒔のチャームポイントだけど、私の親友という地位に居てるという事は忘れないで。貴方の今は私から与えられているという事を」

美里「わかったかしら?ねえ?小蒔」
桜井「ももももモチロンだよ!葵!ボク達親友じゃない!」
美里「ええ、肝に命じてね(にっこり)」
(回想終了)

龍麻「・・・・ごめん、皆守くん。ちーっと違うかったわ」
皆守「だろ?あの二人はベッタリしすぎだよな」
龍麻「そんくらいの方が見てて平和平和」

美里と小蒔の関係は親友という名の主従

神鳳「おはようございます」
龍麻「神ドリーくん。はよはよ」
皆守「よう」
神鳳「緋勇くん。やめて下さい」
龍麻「なに、そのセクハラを訴えるOLな口調は」
神鳳「阿門様をいじめるのはやめて下さい」
龍麻「ああ、そん事ね」
皆守「・・・何したんだよ」
龍麻「えー?普通の事」
神鳳「この人。阿門様のすべての問いに「冷」で返したんですよ」
龍麻「うん。返したよ?」
神鳳「・・・・貴方が「冷」で返す度に、「・・・・神鳳、俺の言い方はきつかったか?」「何か、まずい事を言ってしまったか?」と相談されて。いい加減鬱陶しいので止めてあげて下さい」
龍麻「くくくくく、相変わらずメンタル弱いなお宅の坊っちゃまは」
神鳳「今日も神経性胃炎でお休みです」
皆守「弱ッ!・・・大丈夫なのかアイツ」
神鳳「とにかく止めてあげて下さいね」
龍麻「そんな事言われたら次はスタートボタンを押したくなるじゃないか」
神鳳「止めて下さい。阿門様が自害します」
皆守「・・・・何だよ。スタートボタンて?」
龍麻「無視」
皆守「・・・・あー、するな自殺」

メンタル最弱。阿門帝等
龍麻にとってはおもちゃです

龍麻「って、ゆーか。敵に冷たくされて落ち込むてどないよ?」
神鳳「阿門様は愛された事しかないので、他人の敵意には傷つくんです」
龍麻「まームカツク。そんな事を聞いたらもっと虐めてしまうじゃないか」
神鳳「・・・・はぁー。何で今回は九龍くんじゃないんでしょう。彼はすべて「友」で返してくれたのに」
龍麻「敵に全部友好て・・・。人の話聞いてないか、(阿門を)敵とも思ってなかったか、だと思うがな」
神鳳「確実に後者と思いますが、阿門様にはそれで良かったんです」
皆守「論外でも良いのか・・・・」
龍麻「しゃーない。年下には優しくが僕のモットーですから。次から「愛」でいってあげよう」
皆守「・・・・・それは別の意味で悩むから止めてやれ」
神鳳「・・・・・・はぁぁぁーーー」

九龍にとって阿門はアウトオブ眼中
驚異どころか、邪魔ですらない

神鳳「そう言えば、九龍くんは何をしてるんですか?」
龍麻「九龍は一周目を終えて次の任務」
皆守「ちょっと待て、一周目って何だよ」
龍麻「気になるなら電話しちゃろう」
神鳳「お願いします」
皆守「二人して無視するな!」

トゥルルル・・・トゥルルル・・・・ガチャ
九龍『はい?九龍です』
龍麻「あ、九龍か?龍麻兄ちゃんだ。とりあえず神と呼べ」
九龍『仕事中やから切るよー』
龍麻「思い切りスルーして切ろうとすんな。まーちょっと喋ろうや」
九龍『いや、マジで今大事な・・・あ!!!!マズイ!ギャー!岩ーー!レイダースがぁぁぁぁ!ぎにゃーーーーーー!!!!!』
ブツッ!!ツーツーツー・・・・・

龍麻「・・・・・・・・・」
神鳳「・・・・・・・・・」
皆守「・・・・・・・・・」

龍麻「まあ、元気だわ」
神鳳「そうですね。安心しました」
皆守「・・・・なあ、何回リダイヤルしてもかからないんだが」

龍麻「異国の空で冒険かー羨ましいなー」
神鳳「そうですねー」
皆守「そこの二人!現実を見ろ!!!」

九龍は生命力が強いので大丈夫です
レイダース→後ろから巨大な岩が転がってくる罠

おまけ・美里さんと桜井さん

桜井「やったー!この間の試合で優勝したよー!」
龍麻「おめれとうさん」
京一「やったじゃねーか」
醍醐「努力がむくわれたな。おめでとう」
桜井「へへ、ありがとーミンナ」
美里「おめでとう。小蒔」
桜井「あ、葵。うん、ボク頑張ったよ」
美里「本当におめでとう。私も自分の事のように嬉しいわ。むしろ、自分の事と思うわ。そう、優勝したのは私。さあ、皆私を賛美してくれるかしら」
桜井「・・・・・・・え?」

龍麻「美里。コングラッチレーション。おめでとー」
京一「・・・あ?ああ・・・めでたいな」
醍醐「・・・・え・・おめでとう」

美里「ありがとう。みんな」
桜井「・・・・・・・・・・・」
美里「あら?小蒔は祝福してくれないの?してくれない・・・の?」
桜井「ううん!おめでとう!!葵!!!」
美里「ありがとう。小蒔(にっこり)」

ウチの美里はやっぱりこんな人

第六十三回
DVDゲーム。風の噂で「皆守が山頂で告った」「ツンが無くなってデレ満載」と聞きましたが・・・・
問題はそれよりも神鳳

皆守「九ちゃん。今度出るDVDゲームは買わないのか?」
九龍「皆神山に興味ナッシング。仕事以外でトレハンなんかしないっすよ」
皆守「(この社会人は・・・・)」

皆守「行方不明の八千穂は良いのか?」
九龍「やっちーだったら1人でも大丈夫やよー。いざとなったら白岐さんがペルソナよろしく降臨するやろしー」
皆守「本当にやる気ないな」
九龍「甲ちゃんには言われたくねー」

皆守「ところでな、九ちゃん」
九龍「なに?」
皆守「神鳳、出るぞ」

カタカタカタカタカタ・・・・チャーン♪『T九龍妖魔学園紀SPECIAL DVDU予約完了しました』
皆守「早ッ!!!!」
九龍「当たり前だぎゃ!!!!!」

神鳳が出るとは・・・・・

九龍「予約特典で神鳳くんとか貰えないかなー」
皆守「人間貰って嬉しいのか?」
九龍「神鳳くんどんくらい出てるんかなー。台詞あるかなー」
皆守「さっきとはうって変わってすごい食いつきだな」
九龍「イラストはまた使い回しかなー」
皆守「・・・・多分な」
九龍「でも、僕だったら神鳳くんより阿門くんか夷澤を出すなー。そっちの方がファン数多・・・」
皆守「九ちゃんストーーーップ!!!!!!」

取手、神鳳、夕薙って微妙・・・・

九龍「公式サイト見てきたよー」
皆守「神鳳が出てると知って、もの凄いフットワーク軽いな」
九龍「・・・・・・ホンマに出るんかな」
皆守「いきなりネガティブ!!!」
九龍「何か、出てもちょい役な気が・・・クイズ問題の内容程度じゃないかな・・・」
皆守「大丈夫だ!・・・・多分」
九龍「甲ちゃんも自信ないのね・・・」

公式サイト見てきたら不安な感じ

九龍「・・・・リ・チャージだってED一枚絵無かったしね・・・そんな神鳳くんが他を差し置いてDVDなんかに出させて貰えるんだろうか・・・白昼夢なんじゃ」
皆守「さりげなく酷いな九ちゃん」

皆守「まー、電プレの情報なんだ間違いは無いだろ」
九龍「そうだよなー信じないとなー。何だかんだ言って電プレはシャウト贔屓だし」
龍麻「そう、電プレの魔人プッシュは凄かった」
九龍「あ、兄ちゃん」

龍麻「魔人が結構人気出たのはひとえに電プレの記事のおかげだと思ってます。はい、めディアわークスに合掌」
九龍「南無ー」
皆守「???」←南無

龍麻「ともわれDVDゲーム化おめでとう。今回も黄龍モードは入ってますか?」
九龍「入ってないと思います」
龍麻「さよけ。それよりも!それよりも!」

龍麻「魔人学園3はどうなったんだーーーーー!!!!電撃4コマのネタ見て泣きそうになったぁぁーーーーー!!!ちゃんと完結させろやーーーーーー」

九龍「ああ、お兄ちゃんから血の涙が・・・・」
皆守「(多分、俺達(九龍組)は恵まれてんだな・・・)」

九龍は魔人に比べ格段に恵まれてると思う

第六十四回
ウチの九龍は、対皆守で、タッグ喪部だと本当に可愛くない

九龍「へちまーへちまーへちま水」

九龍「やっちー。へちま水あげる」
八千穂「わー。ありがとう」
九龍「白岐さんにもあげる」
白岐「・・・どうもありがとう」

八千穂「でも、へちま水なんてどこで手に入れたの?」
九龍「ああ、今遺跡でへちま育ててるから。そこから採った」
皆守「・・・・遺跡で栽培するなよ」
九龍「あ、甲ちゃんにもあげる。はい、ヒロモギ汁
皆守「何で俺だけ違うんだ!!!」
九龍「だって甲ちゃん。こーゆーのは女がつける物だって嫌うじゃにゃーか」
皆守「・・・・・・それはそうだが」

白岐「・・・皆守さんは、男女比平等・亭主関白・男尊女卑派なのね。死ねばいいのに」

皆守「そこまで言うな!!」

白岐は皆守が嫌い
すげー嫌い。ちょっと殺意もある

皆守「・・・ところで、このヒロモギ汁って毒じゃないだろうな」
九龍「毒どころか、保湿力抜群。少量だけでも肌がモッチモチですよ」
八千穂「へー。九ちゃん試してみたんだ」
皆守「あんま、変わったようには見えないぞ」
九龍「はっはっは・・・・・そんな自分では試しませんよう」
皆守「・・・・・は?」

ガラッ(ドアが開いて神鳳が入って来る)

神鳳「・・・九龍くん。阿門様の顔がま緑なんですが、何かしましたね?」

皆守「阿門で試すな!!!!!!!」
九龍「だって自分だと何かあったら怖いやん」
皆守「怖いんだったら採取するな!!」

神鳳「それより、阿門様は肌色に戻るんですか?まーどっちでもいいんですけど・・・」

八千穂「・・・・どっちでもいいんだ・・・」
白岐「所詮、他人事ですもの」

九龍「バターで顔洗ったら?」
皆守「・・・お前も適当に言うな」

九龍&白岐&神鳳
あんま他人に興味が無いトリオ

八千穂「うーん。世界一周っていくらかかるんだろー・・・」
皆守「何してんだ?」
八千穂「あ、皆守くん。あのね、1億円当たった時の使い道リスト」
皆守「・・・・アホか」
八千穂「いいじゃない。夢見てたって。そうだ、皆守くんも一緒にしようよ」
皆守「するかよ、ガキじゃあるまいし」
八千穂「もー!」

九龍「で、平均をふまえると・・・・」
皆守「九ちゃん。何してんだ?」
九龍「あ、甲ちゃん。今ねー喪部と、年金を65歳で貰った場合と、70歳まで待った場合との比較シュミレーションしてんのですよ。一緒にする?」
喪部「ちなみに85歳まで生きたらトントンという結果になったよ。さて、これに今の銀行金利をあわせて将来的な展望を考えると・・・」
九龍「んー、厳しいっすねー」
皆守「・・・・・・」

皆守「八千穂、混ぜてくれ」
八千穂「いいけど、急にどうしたの?」
皆守「・・・俺はまだガキでいたいんだ」
八千穂「??」

八千穂は宝くじ買った時点で当たった時を想像する子


九龍「1億円当たっても80歳まで生きる事を考えたらそんなに余裕ある金額じゃないよね。最低、就職はしとかんと」
皆守「頼むから、夢を見させろよ!!」


夢を見ないお子様
ちなみに1億では利息で食べていけません

100均のビニール傘→スーパーの500円傘→雑貨屋で1000円くらいの傘→1500円のジャンプ傘→3000円くらいのブランド傘→1万円以上の高級ブランド傘

中姉「見て。帰ってくる度に傘がランクアップすんの」
御柳「・・・・スゲー。藁しべ長者みてー」
司馬「・・・・・・・」←しょんぼり
御柳「でも、本人落ち込んでますけど?」
中姉「途中経過のブルーのジャンプ傘がお気に入りだったらしい」
御柳「いや、欲しかったら買え」

司馬のNEW特技。傘のレベルアップ(盗んでいる訳ではない)

第六十五回
職業選択の自由。と言いながらの皆守いじめ

喪部「・・・・彼女なんてどうなの?知識もあるし真面目そうじゃないか」
九龍「んー、でも七瀬ちゃんは偏ってるからなー。知識力は素晴らしいんやけどね。調べ物頼んで脱線する可能性大っすよ」
喪部「・・・それが吉とでるか凶と出るか難しいね」

皆守「・・何してんだ?」
九龍「やほー、甲ちゃん。今、喪部と【もし自分がサラリーマンだったとして、部下にするには誰が良い?コンテスト】中」
皆守「・・・・・・・・」

喪部「彼は?事務能力高そうじゃない」
九龍「神鳳くん?神鳳くんは事務能力高いよ。確か、簿記2級とワープロ検定1級と秘書検定3級と毛筆と速記と速読持ってはったはず」
喪部「・・・・手堅いね」
九龍「手堅いよ。おまけに在学中に拾得しとくと学校が一部負担してくれるから一気に取ったらしい・・・。今度は会計士の試験受けるって」
喪部「即戦力だけど傾いたら速攻転職するタイプだね」
九龍「会社への忠誠心0だろうしね」
喪部「おまけに上司を見下すタイプだね」
九龍「わかってない質問とかしたら氷点下の目と失笑をくださるタイプですよ」

喪部「彼はパスだね」
九龍「部下としてはパスやねー」
皆守「・・・・・・・・(阿門。お前は側近のチョイスを間違えたんだな)」

神鳳は事務に向いてると思う
人知れず、保険料とか値上げして裏金を作る人

喪部「僕は彼女なんて営業向きで良いんじゃないかと思うんだけど」
九龍「やっちーは確かに営業向き。喪部は目が高いね」
皆守「・・・そうか?大雑把な女だぞ」
九龍「・・・・甲ちゃん」←皆守の肩を掴んで
皆守「何だよ?」
九龍「女の営業にとって一番重要なのは「若さと可愛さ」」
喪部「そう、それだけで中年男は寄ってくるんだよ」
九龍「男の営業マンが門前払いされる中」
喪部「女の営業マンはなぜ中に通してもらえるのか?」
九龍「それは見てて可愛いから」
喪部「それは話してて楽しいから」
九龍「わかるかね?」
喪部「わかるよね?」
皆守「・・・・・・ああ」

喪部「あと、彼女は声もよく通るしね」
九龍「大きい声は良い事だ。営業マンは声が命」
皆守「・・・・・・(営業ってそうなのか?)」

少なくとも飛び込みでやってくる時は若い女のほうが優遇される
八千穂は性格的にも営業補佐とか向いてると思う

皆守「・・・・ちなみに俺はどうなんだ?」
九龍「・・・・・・」
喪部「・・・・・・」

九龍&喪部『大丈夫。サラリーマンだけが就職の道じゃないから』

皆守「同情の目は止めろ!!!」

九龍「何でもそつなくこなすけど、やる気ないの見えるよね」
喪部「外回りやらせたら茶店でサボるタイプだよ」
九龍「事務だと、電話対応とか壊滅的な気がするよね」
喪部「それで、ちょっと注意したら「俺は会社の歯車じゃない」とか言い出すんだよ」
九龍「必ず定時に帰るタイプだよね」
喪部「忙しい時に有休とるタイプだよ」
九龍「同僚と上手くやろうとか考えないよね」
喪部「取引先と円満にいこうとか考えないよ」
九龍「会社にとって益にならない社員だね」
喪部「むしろ害になるよ」

皆守「・・・・そこまでボロクソに言うなよ・・・」

皆守に向いてる仕事が思い浮かばない・・・ヒモ?

皆守「じゃあ、阿門はどうなんだよ」
九龍「甲ちゃんて自分の立場が悪くなると阿門くんを引き合いに出すよね」←優しい顔
喪部「自分より劣ってると思ってるんだね」←笑顔
皆守「そんなんじゃない!」←図星

九龍「阿門くんかー・・・僕は別に部下にしても良いよー」
喪部「僕も構わないかな」
皆守「阿門には肯定的なんだな・・・・」

九龍「いやー、阿門くんも色んな意味で壊滅的な気もすんだけど・・・・こっちの言う事、素直に聞くやん?」
喪部「言われた仕事を言われた通りこなすのが仕事の第一歩だからね。そこから展開させていけるかは個人の技量によるけど、とりあえずそこがこなせれば、まーOKラインかな」
九龍「甲ちゃんはそこで反発するやん?」
喪部「文句言うだろ?」
九龍「そこがねー」
喪部「身の程を知れと」
皆守「・・・・・・・・・」

九龍「サラリーマンだけが就職の道じゃないからね」
喪部「よしよし」
皆守「優しく言うな!!頭を撫でるな!!!」

皆守「・・・・夷澤はどうなんだよ」
九龍「・・・そこが甲ちゃんの最低ラインな訳ですな」←やっぱり優しい顔

喪部「あの豆柴くんか・・・・」
九龍「文句は多そうですがなー」
喪部「僕はOK」
九龍「僕もええよ」
皆守「だから何でだよ!!」

九龍&喪部「餌を見せたら尾を振るから」

皆守「・・・・・・・」

喪部「君も彼くらい単純だったらね・・・」
九龍「甲ちゃんの敗因は賢い所なんよ」

皆守「・・・・サラリーマンだけが就職じゃないよな」
九龍「あ、諦めた」
喪部「自分を変える努力はしないんだね」

(56〜60)  (66〜70)