第151回
某ゲーセンにてサブマスとNのポスター入荷
それを取ってる女子二人組み
を見ている龍麻と壬生(現実世界、龍麻=私、壬生=母)
「壬生よ」
「なに、龍麻」
「あの子ら、見てる間だけで三千円以上つぎこんでるよな」
「来たときから言うなら、五千円以上だよ」
「すでにNのポスター持ってるって事はそれ以上つぎこんでるよな」
「たぶんね」
「大丈夫か!?」
「本人たちがいいならいいんじゃない?それより見てないで何かしようよ」
「あーはいはい」
三百円でLINEのクマをとる。
二百円でナメコとる。
千二百円つぎこんだが、シャワーズとれず。
「……折れた……心が折れた……」
「最後のは取れたと思ったんだけどね」
「Dリングが鬼畜だって忘れてた……シャワーズ!欲しかったのに!!」
そして、戻ってきたらまだサブマスポスターがとれてない二人組。
「そんな散財して大丈夫か!!」
「……確実に一万円以上はつぎこんでるね」
「人事ながら心配になる!紙切れだぞ!それ!」
「龍麻、それを言ったらおしまいだよ」
「友達同士でハイになってるのはわかるんだが」
「長い目で見たら、将来の貯蓄に一万円増えるよりは「昔、一万円もかけてポスターとってさー!」って思い出になるほうが豊かかもね」
「良いこと言うな壬生」
「ありがとう」
「でもな、ちゃんと二人でどっちのポスター持って帰るとか、最終的にいくら使ったかとか、それは折半するのかとか、その辺決めてなかったら確実にどっちかの心にシコリが生まれるぞ」
「…………」
「ポスターで友情にヒビがはいらん事を祈っとこう」
「……そうだね」
結局、サブマスポスターがとれたのかは見てないのですが、確実に一万円以上は使ってました
こっちは千二百円で心が折れたというのに……若いってすごい
第152回
サムライソウルがダウンロード開始されましたので、龍麻と壬生がお祝いします
「ついに新しい後輩がきたー!」
「今井秋芳監督作品の後輩だね」
「そうそう」
「ちなみに発売順で後輩並べると、龍斗、九龍、千馗か……最後だけ名前違いすぎるやろ」
鬼祓師だけ名前が完全に継子
「……まあ、監督違うしね」
いろいろと大人の事情があります
「それはそれとして、お祝いなのでケーキも焼いたよ」
「細やかな心遣いだね」
「三十路もこえたしな……」
イチゴのホールケーキの表面にはチョコレートで「サムライソウル発売おめでとう!でも主人公名「枉枝 龍日(おうえ たつひ)」てないわ」
「……龍麻。ちゃんとお祝いして」
「いや、だって無いだろ!龍と日て画数に差がありすぎやろ!正直、小説やらなんやらで龍ついた名前枯渇してるなら無理するなと。むしろ、サムライソウルなんやから侍の漢字持ってきたらええやん」
「そこはほっといてあげなよ……」
「あと黄龍!なんで女の子か!僕を使ってもいいだろう!」
(……どこまで出張りたいんだろ……)
龍麻はすべての作品に出たがる子です
とりあえず名前の件はおいといて、ケーキを食べます
「(もぐもぐ)ところで、監督のブログで気になる部分があったんやが」
「なに?」
「昔やってた魔人のラジオをまとめて発売するみたいなんやけど、そこに特典として「東京魔人學園帝戰帖の壱話が入るらしい」
「……」
「戻ってくるのか!?PS4とかvitaで戻ってくるフラグなんか!?」
「落ち着いて龍麻」
「もう10年やから落ち着いてるけどさー。戻ってくるなら素直に嬉しい」
「そうだね」
「その後に「いつか全26話でつくれたらいいなー」的な文章があったから望みは薄いと思うけどな……」
「……耐えよう」
「さて、今は原稿中だが、終わったらサムライソウルするよ!」
「そういえば」
「なに?」
「名前なににしたの?デフォルトの龍日?」
「うんにゃ。緋勇 龍麻」
「……」
「なんだよその目は!登録した後に、しまった!これネット通信あるんやった!って思ったけどな!変更できへんねんから仕方ないだろ!!」
どこかで「緋勇 龍麻」プレイヤーがいたらそれは私かもしれません
もうプレイされてる方、感想など聞かせてくれると嬉しいです
第153回
「ウチのトウヤは茄子が好き」
トウヤがクダリに言いました
「今夜は茄子が食べたいので、焼き茄子と麻婆茄子どっちがいいですか?」
「ナスだったらナスのミートソーススパゲティがいい」
「今日は洋食な気分じゃないので却下」
「ええー」
クダリの声を聞きつけてノボリがやって来ます
「どうしました?」
「あ、ノボリ。夕飯おナスでなに食べたい?」
「わたくし、ナスでしたらミートソースをかけてドリアがいいです」
(より面倒くさくなった)
「ドリアはぼくも好き!トウヤ、こんやはドリアね」
(ホワイトソースを作るのが面倒くさい)
考えます
「じゃあ、多数決で決めましょう」
「今日のお夕飯、ナスのミートドリアか、麻婆茄子あーん付き」
「「あーん付き!?」」
説明しよう、あーん付きとは「あーん」で食べさせてくれる食事の事である
「はい、じゃあ。麻婆茄子がいい人」
全員挙手
「満場一致で麻婆茄子ですね。もめなくて良かったです」
「あーん付きだよね!あーんで食べさせてくれるんだよね!」
「トウヤ様がしてくださるんですよね!ポケモンなどを使われたら怒りますから!」
(怒るのか)
「大丈夫です。僕みずからお世話させていただきます」
「ちょっと早い介護だと思えばなんてことありませんから」
((介護……))
お夕飯時
「トウヤ、さっきのはもうちょっと言い方があるとおもう」
「トウヤ様。表現には気を使ってくださいませんと」
「はいはい、口あける。はい、あーん」
あくまでポジションは「弟」なので甘い雰囲気にはしたくないトウヤです