第壱十一回

6月13日は龍麻の誕生日です。

「おめでとう龍麻」
「サンクス壬生」
「これ、僕から誕生日プレゼント」
「わーい」

『ドラッグオンドラグーン』

「・・・・・」
「ゲームが良いかと思って。龍麻と同じ龍だし」
「ドラゴンと龍は似て非なる物だが・・・・・ありがとう」
「どういたしまして」

SQUAREが誇る欝ゲーを貰いました

「誕生日おめでとう龍麻」
「サンクス如月」
「これは僕からだ」
「わーい」

『クーロンズゲート』

「・・・・・」
「ゲーム屋で目に付いたのを買ってきた」
「今この時期にこのゲームが目に付くてどんなゲーム屋だ!」

PSが誇る鬱(カオス)ゲーを貰いました

「誕生日でしたね」
「おうさ、御門」
「・・・・・何か疲れてませんか?」
「いや、別に」
「とりあえずプレゼントです。喜びなさい」
「わーい」

『ゆめにっき』

「何で欝ゲーばっかりなんだよ!」
「貴方、幼女好きでしょう!」
「窓付きは幼女じゃないだろ!」

RPGツクールが誇る鬱ゲーを貰いました

「龍麻兄ちゃん。誕生日おめでとう」
「ありやとー九龍」
「何で疲れてんの?」
「いや」
「これ、誕生日プレゼント」
「お前も欝ゲーか!」
「(お前も!?)ちゃうよー。ギャルゲー」
「そうか、すまんかったな」

『スクールデイズ』

「欝ゲーじゃねーか!!」
「知りませんて!!」

ギャルゲーに見せかけた鬱ゲーを貰いました

第百十二回

※前回の拍手からの続き※

目の前には誕生日プレゼントの鬱ゲーム達

「・・・・気持ちが元気な時にプレイしていこう」
「それが良いね」

「だがしかし!このゲーム達はまだ甘い!」
「甘いの?」
「見よ!これが僕的最強嫌ゲーム!」

『バハムートラグーン(スクウェア SFC)』

「・・・・可愛いイラストだと思うけど」
「イラストは可愛い!問題は・・・・ヒロイン!!!!!!ヨヨーーーー!!」
「ヨヨ?」

「おう!ヨヨとは、このゲームのヒロインで、王女で、主人公(近衛兵の隊長)の幼なじみで、回想シーンでは「(主人公)ずっと一緒にいてね」的な事を言う典型的なお嬢様だ。この女の何が嫌ってな。初っぱなに敵にさらわれんだが、まあ、さらわれるのはええわ、王女やし。問題は、よりにもよって敵の親玉と恋仲になりよんねん!しかも、助けに行った主人公と部下と友人と爺やの前で「王女とか幼なじみとか、もうどうでもいいの。こうするのが一番いいの」的な事をぬかして敵側に行きよんねんで!さらには「(主人公)わかるかしら?」などどこっちに聞くという上から目線・・・・わかるかーーーー!!!!!ご丁寧にでる「わかる」「わからないよ」のアイコンもむかつき度倍増ですわ。と言うか、命かけて助けに来て、そんな事言われて、今から部下率いて同じ道帰る主人公の事考えたれ!と。めちゃくちゃ気まずいやろが。国の主要人物9割の前で盛大に振られる主人公。どんな辱めですか!あーもー、ホンマにヒロインに好きな子の名前入れてた奴なんてあの段階でゲームソフトを叩き割ってもしょうがない!これは、しょうがない!」
(一息で言いました)

「・・・・叩き割ったんだね・・・」
「・・・・・おう・・・・セロテープでつないだら何とかなったが・・」

「後の戦闘でいけしゃーしゃーと戻ってくるのも腹立たしい。このクソビッチがぁぁぁぁぁ!!!!!100回殺してやらぁぁぁ」
「龍麻、落ち着いて・・・・」
「あーもーPSPアーカイブでもう一回購入したろか!」
「今度はPSP割るから駄目!!!」

バハムートラグーンは良いゲームですよ
ええ、ヒロイン以外は
ゲーム至上まれに見る最悪のヒロインです



第百十三回


七夕なので、如月骨董品店にも笹が飾られます

「短冊は書けた奴から吊していけ」

一番に書き上げたのは壬生でした

『龍麻が幸せでありますように  壬生 紅葉』

「・・・・貴方は本当にあの男が好きですね」
壬生の下げた短冊を見て、どことなくウンザリと御門が言います

「・・・龍麻が側に居てくれるだけで、僕は幸せなんです。だから龍麻が泣いたり苦しんだりはして欲しくなくって・・・・きっと龍麻の苦しみに僕は何も出来ないんで・・・・」
「・・・・・・大事な人が苦しんでいる時、何も出来ない自分は腹が立つ程無力です。私も感じた事はありますよ」

『征樹と薫に辛い事が起こりませんように  御門 晴明』

「好きな人には笑っていて欲しいですよね」
「ええ」

「・・・・・・如月よ、あそこの二人はとても真面目な願い事を書いておるぞ」
「僕の『サマージャンボ一等当選望む』も真面目な願い事だ」
「・・・・あの空気の中、それを持っていけるお前を尊敬する」
「そう言う君は何なんだ」

『PS3で大殿参戦のBASARA VS 戦国無双なゲームが出ますように  緋勇 龍麻』

「・・・・・よし、吊るしに行くぞ」
「イヤー!書き直させてーー!!」

「龍麻。僕は気にしないよ」
「私も二枚目はそんなのですよ」

「あーもー何かむっちゃ恥ずかしい!!!」
「往生際が悪い!」

意外と真面目に書いた壬生&御門コンビと、真面目に書いたけどアイタタな如月&龍麻コンビ

そして、

『一攫千金! 如月 翡翠』
『龍麻とラブラブしたいです  壬生 紅葉』
『魔人3復活希望!この際ハードは問わない!! 緋勇 龍麻』
『ときメモGS3 PS3に移植希望!  御門 晴明』
『忘れてた!村雨ハッピーバースデイ!  緋勇 龍麻』
『村雨。誕生日を祝ってあげましょう  御門 晴明』
『すいません。忘れてました。誕生日おめでとうございます  壬生 紅葉』
『やっと顔が年齢に近づいてきたな(笑)おめでとう  如月 翡翠』

「笹がカオスった・・・・」
「願い事とはこんなものさ」
「村雨さんに写メールしておきます」
「私もデコメール送っておきましょう」
「あ、写真撮る前にシメの短冊入れるから待てい」

『来年は仲間みんなで七夕したい  黄龍』

「この甘えため」
「如月ヒドイ」

※続き

「そう言えば、壬生これの前にもう一枚書いてなかったか」
「書いてはみたんだけどね・・・・」

『社会適合者になりたいです  壬生 紅葉』

「「「・・・・・・・・」」」

「大丈夫!いざとなったら僕が養うから!」
「と言うか貴方ネガティブなだけで適合はしてるでしょう」
「そうだ、友達が居ない=社会不適合じゃないぞ」
「・・・・・・・・」

パタム(床下収納庫が閉じる音)
「バカ野郎!壬生が引きこもったじゃねーか!」
「壬生、今日は七夕だ。アマテラスは関係ないぞ」
「面倒ですね、貴方素っ裸で躍りなさい」
「だが断る!」

「しくしくしく・・・・・・・」

この中だと壬生が一番普通に働いていると思います


第百十四回

「来世、こいつには生まれ変わりたくない」というのは誰ですか?

メンバー、如月、御門、壬生

如月「壬生」
御門「壬生」
壬生「御門さん」
御門「貴方、私の何が不満ですか」
壬生「不満とかでなく、御門さんの生き方が僕には出来ないんです。それより、僕は嫌ですか・・」
如月「お前の人生はしんどい」
御門「生き方とか性格とか面倒なんですよ」
如月「ただ」
壬生「ただ?」
如月「龍麻が恋人として付いてくるならやぶさかでもない」
御門「それは考えてもいいですね」
壬生「龍麻は渡しませんから」

壬生の人生の唯一のメリット・恋人が龍麻

「来世、こいつには生まれ変わりたくない」というのは誰ですか?

メンバー、犬飼、司馬、御柳

犬飼「御柳。こいつは最低だからな」
司馬「(犬飼。面倒だから)」
御柳「バカ犬。理由はバカだから」
犬飼「誰がバカだ!」
御柳「お前だよバーカ」
犬飼「手前ぇ」
司馬「(やめなさい)」
犬飼「止めんな司馬!だいたいこいつは・・・」
司馬「・・・・だからお前は面倒なんだよ」
犬飼&御柳(久しぶりに喋った言葉がそれ!?)

司馬にとって犬飼の性格は本当に面倒くさい

「来世、こいつには生まれ変わりたくない」というのは誰ですか?

メンバー、龍麻、龍斗、九龍

龍麻「うーん、九龍かなー」
龍斗「九龍くん。よく知らんけど」
九龍「あり?何か僕嫌われてる?」
龍麻「龍斗は父親が犬神先生なんだぞ!」
龍斗「龍麻はお父さんが学校の先生なんだぞ!」
九龍「何か片寄った意見だ」
龍麻「で、九龍は僕と龍斗とどっちが嫌かね」
九龍「龍斗さん。僕と一緒で働きづめやし」
龍斗「九龍くんも働きづめやね」
九龍「そう考えると、龍兄ちゃんの人生は楽ですな」
龍斗「確かに確かに」
龍麻「いじめるなよ!」

龍斗と龍麻ってほぼ同一人物じゃない?とか考えてはいけません


第百十五回

米粉パン

壬生がパンを買って来ました。

「今、人気らしいですよ。この米粉パンというのが」
『米粉パン?』
「小麦粉の代わりにお米の粉が使われてるらしくて」
「おにぎりの仲間か!」
「ううん、パンだよ」
「餅とはどちらが米に近いのですか?」
「だからパンです」
「栄養的に炭水化物か」
「それは前からです」
『で、何だって?』
「だから米粉パン買って来ました」

「うまうま」
「美味しいですね」
「もちもちしてるな」
「しかし、おにぎりも進化したな」
「バカですね、これは餅ですよ」
「お二人とも、パンです」
「茶碗にもりにくいな」
「パンですから」

人の話なんぞ聞かない3人
米粉パンは最近ハマって食べている

「壬生はネコサイバーを着るべきだと思う」
「そうだね、今年の夏は暑かったよね」
「聞けよ!」
「聞いてるよ」
「では、ネコサイバーを」
「着ません」
「何でじゃー!」
「・・・・前から聞きたかったんだけど、何でそう僕にヘソだしルックをさせたがるの?」
「見たいから!お前の腰を!」
「腰を!?」
「そう!お前はもっと自分の下腹部に価値を見いだせ!てや!!」
上着を剥かれました

「わ、わ、割れた腹筋♪」
(楽しそう)
「まあ、鍛えられた体はしてるな」
「固そうですね」
「・・・・如月さん、御門さん」
「二人とも壬生の腹筋は僕の物だぞ!」
「安心しろ。いらないから」
「私もいりません」
(じゃあ、何で触ってるんだろう・・・)
触られ壬生

「御門の腹はやわこいよな」
「失敬な。たるんではいませんよ」
「テンピュール腹」
「揉むんじゃありません。筋肉隆々の陰陽師なんて嫌でしょう」
「確かに」

「如月は・・・普通。忍の普通腹」
「屈辱的だなその名前は」
「固いけど割れてないですね」
「僕は筋肉が付きにくいんだ。引っ張るな!」

(何で、お腹の触りあいしてるんだろう・・・)
端からみると奇妙

「と言うわけで腹筋の割れてる壬生はネコサイバーを着るがよかろう」
「前後のつながりがないよ、龍麻」
「いいから着ろよー」
「龍麻。座って」
「あい?」
「着るのはいいとして、まず作るのは僕だよね」
「そうだな」
「自分の着る服を作るのって、凄く、もの凄くテンションが下がる作業なんだよ」
「そこまで!?」
「なので、僕のテンションが下がらないように・・・」
箪笥をガサゴソ
「龍麻が横でミクずきんの格好して応援してて」
手にはミクずきん衣装
「すでに作ってある!!」
「甘いね、龍麻がDIVA2の購入を悩んでいた時点でミクの衣装はほぼ全部完成していたよ」
「何でだよ!?」
「と言うわけで、さあ」
「・・・・だったらKAITOの衣装も作っておけよ」
「龍麻サイズだったらネコサイバーもあるんだけどね」
「あるとな!?」

ダカダカダカダカ(ミシン音)
「それが終わったら私用にサイハテ衣装を作りなさい」
「・・・・あれミニスカートですけどいいんですか」
「無論」
(男らしい)

「うわー。ホンマに箪笥の中全モジュールがそろっておるわな」
「全部龍麻サイズか・・・・売れないな」
「人のを売ろうとすんなよ!」

最終
龍麻・ミクずきん
壬生・ネコサイバー
御門・サイハテ
如月・エールダンジュ

ネコサイバー以外はミニスカートです
男三人ミニスカート・・・・




(106〜110)  (116〜120)