ふわふら(飛んで火に入る夏祭り)

ふわふら(飛んで火に入る夏祭り) ふわふら
単行本『ふわふら 八神健傑作選1』に収録


あらすじ 『ふわふら』シリーズ4作目。

町の夏祭り。忍は幽体離脱で空から祭り見物に出掛け、上空からある事件の現場を目撃してしまう。殺人事件だ。
一方、クラスメイトと一緒に祭り見物に出掛けた鯉子は、翌日、祭りのとき持っていたカメラに事件の決定的瞬間が収められていたことに気付く。
それは、忍の見た光景が“念写”されたものだった。
鯉子は、自分が“秘められた能力(笑)”で念写したのだと思い込み、写真を警察に持ち込む。
しかしそこには・・・。
コメント 『第1回ジャンプ新人海賊杯』参加作品!(笑)いよいよ本誌初登場です。

忍の髪型が前作までと少し違いますけど、この方がキャラには合ってるかなと思って。
どうしても“忍が鏡に向かって髪の手入れしてる姿”って合わない気がして、もっと無造作な髪型にしてみました。最初に忍のキャラつくったとき(『ふわふら(夢から覚めたら)』)には、『小心者のクセに強がってるちょっとツッパリぎみのヤツ』っていうイメージだったので(<どこがだ?(^_^;)、それであの髪型だったのです。

『ふわふら』としては4作目ですけど、増刊の方を読んでない読者にとっては、これが“第1話”になるわけで、一応初めて読んだ人にも話がわかるように、と思ってつくっているのですが、そうするとある程度パターンが決まってしまって…。
自分としては『ふわふら(そして伝説へ…)』とパターンを変えようとして苦労しました。(でも結局似てる(^_^; どうしてもお化け屋敷のエピソードははずせないし)
このあと連載用ネームにとりかかって、さらにもう一度同じ苦労を味わうことになったのでした(涙)
結局『ふわふら』での連載は断念しましたが。

『ふわふら』シリーズはキャラが、描いててホント楽しいので「続編、描いていいよ」って言われたら今でも描きたいです。(お蔵入りになったネーム【※注:要するに下書きの事】もあるしね)

ところで、単行本で初版だけ139ページ左上のコマの風船が、なぜか消えちゃってます。2版目からは直してもらったけど。ネームもこまごまとあちこち直してます。
作品の発表
について
週刊少年ジャンプ H6年34号に読切りで掲載。
短編集『ふわふら 八神健傑作選1』(集英社)に収録。
なおの
オススメ度
★★★★☆

(更新日/1999年3月17日)

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