カレンダーボーイ

カレンダーボーイ きりん3巻
単行本『きりん〜The Last Unicorn〜』3巻に収録


あらすじ 文明を丸ごと滅ぼすほどの力を持っているといわれる謎の少年が、はるか古代から眠りに就いていた。その少年が、ひょんなことから目覚めてしまった。
しかし少年は、彼が目覚めて最初に見た人間・柚木朝子を親と思い込んでしまったらしい。
研究者である朝子の父たちは、朝子を使ってその少年の力を制御しようと考える。
こうして、『よるくん』と名付けられたその少年と、その母親役・朝子との生活が始まってしまうのだが…。
コメント 【コメントその1】
『“育てゲー”っぽい漫画』っていうのが発想の原点です。
育て方次第では神にも悪魔にもなる少年。その育ての親に、ごく普通の女の子がなってしまう…。悲劇にもなりかねない危うい要素も孕んでるんだけど、基本的にはホームドラマ。
前作の『密・リターンズ!』のときには「ようわからん」とか言ってた友達が、この作品のときは「面白い」と言ってくれたのがちょっとうれしかった(^_^)

【コメントその2】
1999年、地球に何か大変なことが起きてしまうことになっている世界観。
この『カレンダーボーイ』の他にも、そういう世界観の作品を、これまでいろんな作家さんが、いろんな切り口で描いてきました。
でも、『1999年=未来』っていう前提は、もうじき崩れるんですよね。この文を描いてる時点で、もう来年の話ですよ。1999年越えちゃったら、こういう世界観の作品は描かれなくなっちゃうんでしょうかねえ…。
とりあえず、この作品は99年になってしまう前に単行本に収録できそうで、そのことに関しては一安心です。(しかし賞味期限がある漫画っつーのも…(^_^;)
できることなら、この作品を連載しながらリアルタイムで99年を越したかったんですが…。
でも、設定が解りづらいと言われて連載は没になりました(;_;)
作品の発表
について
赤マルジャンプ・創刊号に巻頭カラーで掲載。(H9/1/20)読切り。
単行本『きりん〜The Last Unicorn〜』3巻に収録。
なおの
オススメ度
★★★★★

(更新日/1998年10月18日)

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