アサリ・・・上手な砂のはかせ方 アサリについてへ |
みなさんは、貝(特にアサリ)の砂をはかせるとき、塩水の中に貝を入れ、そこに包丁を入れておられることと思います。(若い奥さんは、そんなことはしてないかな。) このやり方は、昔から伝わるやり方です。でも、これは全くの「迷信」で、なんの効果も無いのです。 じゃあ、どうしたら、上手に砂抜きができるのでしょうか。 アサリの住む海は内陸性で、かなり塩分の薄いところです。 科学的に言いますと「20パミール」前後の塩分です。 「20パミール」とは、1リットルの水の中に食塩20g前後をとかした状態(正確には、食 塩以外の塩類もとけている。) そこで、この20パミールの塩水を作り、そのなかにアサリを浸しておくと、海水に入っているのと同じ状態になります。 そうするとアサリは、自分が本来の住みかである海に戻ったと勘違いして、水管を伸ばしてチュチュと水をはき始めます。 こうなればしめたもので、アサリの体内の砂は30分から1時間ほどで、ほとんどが外にでてしまうのです。 注意点
|
アサリは、夏場「冷眠」という状態で、保存・流通されます。 |
「冷眠」とはなにか
「冷眠」状態のアサリは、パックごと30分〜1時間程度水道水に浸しておくと再活動します。ただし、再活動したアサリは鮮度落ちが早いので、早めに調理して食べることが必要です。 「冷眠」状態のアサリと死んだアサリの違い(見分け方)
|
![]() |
![]() . ![]() |
![]() |
![]() |