バナメイえびの料理

このところ気になっていたのが「バナメイ種」というエビです。
このエビは、私が現役バイヤーだったころは、名前も聞かなかった種類で、ここ2年ぐらいのあいだに人気が出てきたようです。
養殖エビで、生産地は中国、東南アジア、中南米で、2000年度の統計では、17万〜18万トンの生産があるようです。
一般には、「大正えび」とか「ホワイトエビ」とか「天然えび」と表示されて売られていますので、消費者には「バナメイ種」という名前は全くわかりません。(かっこ悪いことに、私自身も、日生協が「大正えび」名で供給している冷凍エビが「バナメイ種」だとは気がつきませんでした。自分の知識のなさを誤魔化すワケではないですが、エビの名前=品名表示だけは難しいです。これこそ、水産庁が「表示ガイドライン」を出すべきじゃないかと思っています。)
エビヤの石川さんに頼んでおいた1.8KGの「バナメイ種」のムキエビブロック(31−40)。これを使って、いろんな料理を作ってみました。 このエビ、以前、石川さんに「絶対うまい」と言われて買ったベトナム産BTよりは落ちるけど、けっこう美味しいですね。人気の理由が分かります。
1,エビとホタテのバターライス  2,エビサラダ  3,エビのクリームスパゲティ  4,エビのチリソーススパゲティ  5,エビのからあげ  6,エビ入りリゾット(これだけ、写真がありません。)

嫁さんが仕事で、私が夕食作りの当番だったので、「バナメイ種」のエビとボイルホタテを使ったバターライスを作りました。4人前です。
1,冷やご飯を、2合半分ほど用意する。
2,バナメイ種のエビ(31−40のむきえび)を、適量用意、ムキエビとしては大きいサイズなので、1尾を3つに切っておく。塩胡椒して、しばらくおいておくと水がでるので、水切りする。
3,ボイルホタテ(3Sサイズ)を、適量用意、大きいので、1個を4〜6に切り分ける。半解凍状態が切りやすい。塩胡椒して、しばらくおいておくと水がでるので、水切りする。
4,オニオン1個は、少しあらめに賽の目切り、人参半分は、オニオンより少し小さめに賽の目切り、ピーマン3個は、オニオンと同じくらいの大きさに賽の目切りし、バターかマーガリンで炒める。(バターのほうが美味しいが、うちはバターを使わないので、マーガリンでやった。)この時、少しニンニクを入れてもいいが、あくまで隠し味程度であって、にんにくの匂いが勝つようではいけない。 缶詰のスライスマッシュルームを加えてもいいと思う。
5,ある程度野菜に火が通ったら、エビを入れ、炒める。エビの色が赤くなったらボイルホタテを入れ、全体に火を通す。この段階で、少し濃いめの味つけをしておく。
6,別のフライパンにバター(マーガリン)を入れ、ご飯を炒める。十分炒まったところに、上記の具材を入れ、かき混ぜるように火を通す。この段階で、ご飯に少し焦げ目ができる程度のほうが美味しい。(好みだけど・・・)
7,十分火が通り、具材とご飯が混ざったら味見をして、よければできあがり。最後に、少し醤油をふりかけるのもいいと思います。
今回、ボイルホタテは8個、エビは20尾ほどつかいました。具材はかなり多かったので、もう少し減らしてもいいと思います。(ピーマン2個、オニオン半分でもいい。)
えびサラダ。これは、塩ゆでしただけです。
塩は、少し多い目に入れておいたほうが美味しくゆであがります。
マヨネーズと黒ごまドレッシングで食べました。
エビのクリームスパゲティ、これは手抜き料理なんです。
昨夜のオカズである「帆立入りのクリームシチュー」が残っていたので、これでスパゲティを作ろうと思い、炒めたバナメイエビを足しただけです。
エビとニンニクを炒めて出た汁を加え、しあげにナンプラーを使っています。
ナンプラーは魚臭みがあるのですが、できた料理では臭みは全く感じませんでした。ナンプラーは醤油より塩分が多いのですが、使う量を加減すればいいです。
真ん中に乗っている緑色のは、菜の花のおしたしです。これがけっこう合いました。手抜き料理の割には、美味しかった。時間の無い人におすすめの料理です。
上の「エビのクリームスパゲティ」は、嫁さんと私の昼食用に作ったものです。
そして、この「エビのチリソーススパゲティ」は、同じ日の夕食に、子供達のために作りました。

実は、これも手抜き料理で、既製品の「エビチリソース」を使ったのです。
簡単に言えば、「エビチリソース」にスパゲティを混ぜただけ。(^_^;)
一応、ニンニクと唐辛子、ナンプラーは使っています。
子供達は、粉チーズを振りかけて食べており、「美味しい」と言っていました。

スパゲティを作るとき、仕上げに醤油を使っていたのですが、ナンプラーを入手してからはナンプラーを使ってますが、違和感は有りませんね。
水溶きの唐揚げ粉(既製品)を使った「バナメイエビの唐揚げ」

唐揚げの場合、唐揚げ粉の味がどんなのかが大事です。
使った唐揚げ粉は、ちょっと辛かった。
当然ですが、エビは塩胡椒をしていました。そのため余計に辛くなったようです。
揚げ具合は、浅めがいいですね。
嫁さんは、よく火をとおさないと嫌な人なので、ほっとくと揚げすぎにしてしまいます。それで、浅めに揚げるように言ったのですが、やはり浅めに揚げたほうがジューシーで美味かったですよ。



湖南アルプスの麓から

お魚情報館トップ


メール
Copyright(C)Apr.11.2003 by Toshio Yabe. Allrights reserved