再実験やりました
まず新鮮なアニサキスを手に入れるために鯖を釣りに行きましたが、釣れなくてしょうがないので長崎県田平市にある、産直売り場を除いたら、おあつらえ向きに35pほどの鯖が100円だったんで3本購入。
うちに帰ってさばいたらはらわたの間だから、うにょうにょとアニサキスのお出まし!
生きの良さそうなヤツから16匹取り出しました。
実験
- A群8匹、ショウガの汁。
- B群8匹、寿司酢(ミツカン寿司図)+生姜の汁1対1・・・・に浸漬して経過観察。室内温度23度。
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観察時に、活動している個体数を表示。(単位 匹) |
浸漬時間 |
3分 |
5分 |
10分 |
15分 |
30分 |
50分 |
60分 |
90分 |
A 群 |
3 |
3 |
1 |
2 |
4 |
4 |
4 |
3 |
B 群 |
8 |
7 |
7 |
7 |
7 |
7 |
7 |
7 |
結果
- 生姜汁(A群)は10分経過時点では活動を停止したため、僅かに動いている個体を除いて虫体は死亡した物と思っていたが、徐々に活動を再開した。30分後には半数の個体が実験開始時と同じように活動した。残りは実験終了まで活動しなかった。よって死亡した物と判定した。
- B群については、全く影響無しに活動していた。尚30分経過後に柚の果汁、50分にニンニクの汁をかけてみたが、全く影響がなかった。
考察
- 生姜汁については、感受性があると思われるが、絶対的に信じられる物ではない。酸液の蛋白凝固効果をもっと期待していたが思わぬ結果であった。酢酸と塩酸の違いがあるとも思うが、少なくとも寿司酢程度の酢酸では、アニサキスは死なないと言うことが解った。
タタキなどに使うニンニクにも効果はなかった。スライスしたニンニクにアニサキスを挟んで10分間放置したら、元気にはい出してきた。
最後に
- 90分経過後に、いい加減に台所を開けてよ!と言う家内の怒りに満ちた言葉で、実験を終了した。
- 約80度の熱湯により全てのアニサキスは秒殺された。
- ワサビなんかじゃ死ぬわけありませんね。ついでに次亜塩素酸30%でも死にませんでした。
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