下り松オランダ坂 (グラバー通り)    南山手町
背景が大浦天主堂(国宝)
東急ホテルから大浦天主堂・グラーバー園に行く坂。

長崎では外国人のことをすべて「オランダさん」と呼んでおり、東山手と南山手の居留地に通じる石畳の坂は、みんなオランダ坂と呼んだという。 東山手のオランダ坂と区別するために、下り松(さがりまつ)オランダ坂と言うようである。
ただし今は一般的には、グラバー通りと呼ばれている。

グラバー邸に大きな松の木があったので、グラバー邸を”南山手一本松”と称し、この一本松の名称から海岸通りの埋め立て地を”下がり松”と呼んだ。その後縁起が悪いというので、松が枝町に改称されたという。
現在”下り松”の名前が残っているのは、史跡「旧長崎税関下り松派出所」に使われているくらいである。
<浜崎国男著長崎異人街誌、昭和53年9月葦書房発行>

オランダ坂シリーズ
  東山手のオランダ坂
  思案橋のオランダ坂



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