雑感  1998/6/1

河童のホームページを作ると言ったら、まず我が家の「お母さん」があきれました。

情報を集めるために、「かっぱ」と言ったら、皆一様にけげんな顔をして、「かっぱ?」と、聞き返します。

「長崎の坂」から、どうして「かっぱ」になったのか、そのたびにお答えするのが面倒ですから、「そーう 河童」と答えています。

「長崎県の坂」や峠の名前の由来を、郷土誌で調べていて、「河童伝説」が長崎県中にたくさんあることに、気づいたのです。

カッパの壁画その1(清水崑) 1998/5 撮影
銭座小学校の壁画の一部(清水崑が卒業)

夏になると、川で遊んだ子供の頃、水の色もぶきみな渕・・・

いまは川は少しずつきれいになり、魚や鳥がもどって来ていますが、「かっぱ」は私たちのこころから、どこかえいってしまいました。

「かっぱ」の化身(けしん)ではないかと言われている、川獺(かわうそ)も絶滅しました。

河童もいなくなりましたが、「河童伝説」までもが、かたり継がれなくなってしまうのではないか、と心配しています。




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