かっぱの崑  長崎出身の漫画家、清水 崑について

黄桜酒造 Copyright
清水崑の黄桜酒造カッパの絵(Copyright 黄桜酒造)と、
カッパッパー、ルンパッパー黄桜」の歌が、一世を風靡しました。
清水 崑 (しみず こん) 

1912年(大正元)長崎市生まれ、本名幸雄。
1930年(昭和 5)長崎市立商業学校卒業後上京し、生活のため街頭似顔絵描きとなる。
1932年(昭和 7)横山隆一、杉浦幸雄、近藤日出造らの新漫画集団に参加。
1933年(昭和 8)「オール読物」に挿絵を執筆、岡本一平に認められて漫画家になる。
 文芸春秋誌などに挿絵を描く。
 戦後朝日新聞に政治漫画を連載
1949年(昭和24)
 
早川書房から出版された、火野葦平の短編小説集「河童」の装丁と挿絵を担当したことから、「清水かっぱ」がはじまる。
1951年(昭和26)「小学生朝日新聞」の創刊に際し「かっぱ川太郎」を連載
1953年(昭和28)
 
週刊朝日に昭和33年まで「かっぱ天国」を独特の毛筆で連載し、新しいカッパ像を創り出し、″かっぱの崑″の名声を上げる。
1955年(昭和30)黄桜酒造」のカッパを描く。(昭和49年からは、小島功氏が引き継ぐ)
 生前長崎で「長崎のくんちを遊ぶかっぱ展」などの個展を三回開く。
1974年(昭和49)永眠される

中島川にある清水崑のカッパ
ぼんたくん  清水 崑

上潮にのって迷子になり中島川をのぼってきた子鯨を見つけて、少年かっぱのぼんたくん
背中に飛び乗り大喜び、昭和57年7月の大水害を忘れぬためにも、「ぼんたくん」を可愛がってください。

鯨見よ夕月縦に真半分   狐音(崑の俳号)

平成四年十月六日 建立

原作 清水 崑  監修 清水恒子
製作 安藤 士・平松 実

中島川沿いにある清水崑のカッパ

※ 長崎市銭座町の、清水崑が卒業した銭座小学校にも、「なかよし」と題する6コマ漫画のカッパの壁画があります。



長崎県の河童伝説  長崎坂づくし   対州馬   index