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綿矢りささんの本の書評 |
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綿矢りさ (わたや りさ) |
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(プロフィール) 1984年、京都市生まれ。 「インストール」で史上最年少17歳で第38回文藝賞受賞、「蹴りたい背中」で史上最年少19歳で芥川賞受賞。 |
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インストール 蹴りたい背中 | ||
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インストールおススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 本体価格:1,000円+税 発行所 :河出書房 発行日 :2001年11月10日 ジャンル:日本文学(文芸)、映画化された小説 |
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![]() 第38回文藝賞受賞作。 受験勉強に嫌気が差して、突然不登校をはじめた高校生・朝子。 彼女は、マンションのゴミ捨て場でゴミ捨て場で知り合ったクールな小学生かずよしに誘われて、チャット風俗のアルバイトを始めた。 ![]() 「蹴りたい背中」と同様、賛否両論が分かれるであろう作品だと思う。 ただ「蹴りたい背中」と比べると、主人公の心理状態やその変化が比較的わかりやすく感じられた。 文書も読みやすく一気に読めてしまう。 この手の純文学系の小説では話の最後がよく分からず、結局何が言いたかったの、と消化不良に陥ることがままあるが、この作品では、納得できるエンディングの描写であり消化不良感は無かった。 オススメ度は5点満点であるが、難点を挙げるとすればコストパフォーマンス面か(100ページ強で小一時間で読みきってしまう文書の量に1,000円+税はちょっと高い)。 |
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(書評作成:2005年11月4日) | ||
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蹴りたい背中おススメ度:(5点満点)![]() ![]() ![]() 本体価格:1,000円 発行所 :河出書房 発行日 :2003年8月30日 ジャンル:日本文学(文芸)、ドラマ化された小説 |
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![]() 第130回芥川賞受賞作。 高校に入ったばかりの主人公・ハツは学校の団体生活になじめず、孤立している。 クラス内でハツと同様に孤立しているにな川。にな川はあるアイドルの熱狂的なファンで、ハツが中学時代にそのアイドルと出会ったことがあることをにな川に話したことをきっかけにお互いを気にする。 ![]() 高校時代はどんな些細なことでもその人にとってちょっとした事件、というかニュースになることってよくある。 この本はそんな青春の一ページを1冊の本にしました、っていう感じの本である。19歳の人、特に女性にしかかけない本であろう。 なんとなく懐かしい感じがする本である。感想としては読みやすかった、それに尽きる。 よく言えば気軽な感じで読める、悪く言えばさらっと流して読めてあんまり印象に残らない、という感じの本である。 起承転結の承転がないという感じである。 この本も「蛇にピアス」同様、好き嫌いがはっきり分かれる本であろう。 いろいろ書いたが、私にとっては好きな部類に入るかな、という感じである。 |
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(書評作成:2004年4月8日) | ||
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