京都と言えば、どんなイメージでしょう?清水寺、金閣寺、平安神宮、嵐山、舞妓、祇園、桜、紅葉…。たぶん、こんなカンジだと思います。MSが高校生の頃、『関西walker』で「京都で遊ぼう」ってな特集があったんですが、誌面を広げりゃ寺社仏閣のオンパレード(笑)京都人のデートスポットは寺しかないんかい(TT)京都は過去の街じゃないんです!!今回はMSの視点で巡る京都に、しばしの間お付き合いくださいませm(__)m

まずは阪急烏丸駅を上がると、どど〜んと威厳たっぷりに建つこの建物(画像上)。なんとUFJ銀行なんです。ちなみに烏丸通りを挟んだ向かいには「(UFJを)いよいよTOBか!?」で新聞紙上を賑わせた三井住友銀行が建ってます。これまた偉そうです。少し歩けば『ガスパール』(画像左)に到着。この辺りにも雑誌片手の人達がいましたが、京都観光でしょうか?『ガスパール』は手軽な値段でフレンチがいただける、ありがたいビストロです。かなりオススメ。食べ終わって店を出ると、おばさん達(失礼)が入ろうかどうかを思案中でした。


烏丸通りへ出るとまた何やら威厳のある建物が。今度はみずほ銀行(画像左)です。京都ったって、そこら中こんな建屋の銀行ばっかじゃありませんが、昔からのオフィス街はモダンな空気を伝えます。少し歩いて今度こそ新風館(画像右)に到着。烏丸御池再開発計画の核であり、今の姉小路復興の契機でもありました。ここの『BEAMS BOY』にはよくTシャツやロンTを買いにきます。ヨソのを着たくても、ちみっこですから。残念(泣)


新風館を出て少し歩くと、中京郵便局や京都博物館が独特の存在感を示します。『super size me』で全米を騒がせたマクドナルド(画像左)もこんな店舗。マクドナルドも吉野家も、この街では看板の色が違います。姉小路通りを歩いている内にジュンク堂で本を注文してたことを思いだし、柳馬場通り(画像中央左)を曲がって四条通りを目指します。絵に描いたような京都の小路。当然、町屋もリアルな生活の場です。今や絶滅危惧種の牛乳受け(画像中央右)に、ちょっと感動。もう少し進めばもはや観光名所の錦市場(画像右)があります。買い食いスポットが多く、ここをブラブラするだけでもちょっと楽しいですよ。ただ食べながら歩けないほど混み合う時もありますけどね(^^;)








四条通りに突き当たって『ジュンク堂』へ。注文していた本を無事にゲットして、今度は富小路通りを歩きます。ここには『ドゥニーム京都店』があります。そうそう、よく同店のフィッティングのことでメールを戴くのですが、いたって普通ですよ。Y氏も穿いた時に穿きシワで少し裾が上がる旨をアドバイスされ、ジャストなレングスをあわせてもらってました。また少し歩くと『フルカウント京都店』に到着。秋冬物のインナーを見せてもらいます。他にも『LOFTMAN』(画像左)や『戎堂京都』をのぞきます。ちなみに『戎堂京都』が入居するTime'sビル(画像右)、えらくシャレてるなぁと思っていたら安藤忠雄氏のデザインだそうです。なるほど!!ってMSは建築のことはなーんもわかりません。でも大切なのはウンチクやない、ってのがMSの持論です。やっぱカッコええモンはカッコええですしね。

最近、京都市役所(画像左)近辺には色んなショップが増え、夜の帳に明かりを灯します。今日は『sinamo』(画像下)で晩メシ。落ち着いた雰囲気がとても過ごしやすいですよ。今日のメニューは水菜と京野菜のペペロンチーノ。水菜の青、パスタの白、イクラの朱がとてもキレイです。パスタにからめられたイクラは少し暖かく、磯の香りが強くなりすぎ?と思いきやペペロンチーノの刺激的な香りに抑えられて、「いい塩梅」でした。

建築は明治の雰囲気を漂わせながら、実は中身はメガバンク。生活の場としての町屋がある一方で、デザインされた空間としての町屋がある。世界中に展開してても、この街では世界共通を許されなかったファーストフード店。道に迷わない碁盤の目なのに、なぜかガイドブック片手の人が多い小路。ビジネスシーン、生活の場、そして観光都市と、複数の顔が絡み合いながら同時に存在する街、京都。紅葉を見ながら哲学の道も悪くないですが、こんな京都もいいカンジです。京都を巡るこのテキスト、まだ少し続きます。

(04.11.27)
古都の現在進行形。

古都の現在進行形。

錦秋の都。

紫紺の願いは。