菜園日記2023年12月



2023/12/03

 12月に入りました。
 それほどの寒さも感じない日曜日となりました。
 昼から畑へ。
 秋、冬野菜は安定した生長の時期となっていますので、特にすることもなく、先ずは草抜き。
 ネギ、正月菜、ブロッコリーなどを収穫いたします。
 水をやり始めたら、雨がパラパラ、そして本降りになってきましたので、退散いたします。

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2023/12/17

 異常な暖かさが続いていましたが、本日は真冬の温度の日曜日となりました。
 先週は、小豆島に行っていましたので、2週間ぶりの畑です。
 ハクサイが大きくなってきましたので、葉を丸くビニ紐でくくります。といっても、やり方もよく分かりませんので、見様見真似の自己流です。
 ソラマメが伸びてきましたので、長い支柱を添えてそこにビニ紐で留めます。
 ブロッコリーもカリフラワーも頂花蕾を大きくしてきました。ブロッコリーは、最近の暖かさで勘違い?して、花をつけています。
 キャベツが大きく固くなってきましたので、今年の第1号を収穫。
 ダイコンも大きく伸びてきましたので、こちらも今年の第1号を抜きました。
 その他、ネギ、正月菜などを収穫いたします。
 草抜き。
 昨日に雨がそれなりに降ったようなので、本日の水やりはありません。

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2023/12/24

 本格的な冬らしい寒さが続いていましたが、本日は少し暖かさの戻った日曜日となりました。
 昼から畑へと向かいます。
 エンドウ豆なとが伸びていましたので、少し長めの支柱を添え、ビニ紐で留めておきます。
 あとは概ね順調な様子です。
 ブロッコリー、ホウレンソウ、ネギを収穫。
 草抜き、水やりをして本日は終わりです。

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2023/12/30

 2023年最後の畑となりました。
 暖かな土曜日です。
 昼から畑へ行き、年末・年始に使用するネギ、正月菜などを収穫。
 あとは水やりをして退散いたします。




   
 



 毎年12月の声を聞く時期になりますと、いわゆる「喪中はがき」が届きます。
 年賀状のやり取りは同年代の人間がやはり一番多いのですが、今も「親が亡くなりました」という連絡が何通も来ます。
 私の年代の「親」ですから、ほとんどは90代後半以上の方の訃報です。
 訃報はとても悲しいものでありますが、失礼ながら、私的にはとても羨ましく感じる部分があります。

 私の父親は私が42歳の時に71歳で亡くなりました。
 四半世紀前の当時でも「早い」旅立ちでした。
 皆さんいろいろな状況の下で、それぞれのご苦労等もあるとは思いますが、何よりも私と比して20~30年も長く親と一緒にいられること、あるいは同居していなくても同じ空の下で過ごしておられること、そして過ごしておられたことを、私は非常に羨ましく思っています。

 一方、1月1日に我が家のポストに入る年賀状は年々少なくなってきています。
 私は今でも数百枚の年賀状をやり取りしています。
 特に商売的、職業的なものでもなく、個人的な年賀状ばかりですが、趣味が多い等々の関係もあって、一介のサラリーマンとしてはそれなりに多い枚数だと思います。
 しかし、それは年々少しずつ確実に減っています。

 その大きな要素の1つは、紙の年賀状を出さない友人・知人が多くなったことがあげられます。
 相手から来なくてもこちらからは出したりもしますが、新しく知り合う方々に年賀状を出す割合は非常に低くなる傾向にあります。

 趣味の世界で親しい人、例えばしょっちゅうゴルフ場でお会いするゴルフ仲間でも、最近はネットの関係で知り合うことが多く、相手の本名も知らず、当然住所の交換もしない人は少なくありません。
 これは、音楽の分野でも他の趣味やボランティア活動などでも同様です。

 また個人情報云々ということで、身近な人の住所などの情報が入手しにくくなりました。
 私の記憶的には平成に入る前後頃からかなり増えてきた現象と思います。
 職場などでも「名簿」を作ることがなくなり、毎日お世話になっている上司の方にも年賀状を失礼するということが一般的になってきました。
 これは地域の自治会やボランティアグループなどにおいても同様ですし、人々の考え方として、住所、氏名、電話番号などは最低限にしかオープンにしない意識が高まりますと、年賀状のやり取りもやはり減ることとなります。

 以前は、各家庭に配付されていた分厚いNTTの電話帳には各家庭の電話番号のみならず住所も記載されていましたし、雑誌の付録にタレントやスポーツ選手の自宅住所なども掲載されていましたから、隔世の感があります。
 私も、電話帳で調べて知人の住所を知ったという記憶もあります。
 また当時は、タレントの熱心なファンは、雑誌の付録を見ながらその芸能人に年賀状やファンレターを書いていたのでしょう。

 そして最近は、私と年賀状をやり取りする方々の年齢的なことから「年賀状仕舞い」をする人が増えてきたことも要因の1つです。
 以前であれば、80歳を超えた方から「年賀状を出すのも体力的にシンドクなってきたので、今回を最後とします」というような連絡が届いていました。
 若い時の私は、年賀状を出すのはそれほどシンドイことなのかなぁ?・・・などと考えたりもしていましたが、最近少しずつその感覚が理解できるようになってきました。
 例えばパソコンで住所録を整理するのも、すぐに眼が疲れてしまう私ではあります。
 今は、しかし、以前よりも比較的若い年齢で、たとえば60歳とか65歳とかいう一つの仕事の区切りの歳に年賀状を終わりにする方が増えてきたように思えます。
 少なからぬ人にとって年賀状は、仕事を円滑に進めるための苦痛な作業の一つだったのかもしれません。

※ 余談ではありますが、住所録をパソコンで作成、管理するようになってから、住所の不明になった方や亡くなった方等々のデータを「抹消」してしまうようになりましたが、考えますと、それは貴重な友人・知人のデータをほぼ全的に失ってしまうこととなり、今更ながらその方法を反省しています。
私の友人の少なからぬ者が若くして亡くなりましたが、パソコンの住所録からその友人のデータを消してしまいますと、彼らの具体的な痕跡をたどることは非常に困難になります。昔は手書きの住所録などを修正、削除する際には文字の上に線を引いて消したりしていたわけですが、その線の下の元々の文字を読もうとすれば読み取ることも不可能ではありません。この方法であれば、例えばその人が以前に親と同居していた時の住所が残されていれば、何かの折に親御さんと連絡を取って、本人のお墓の場所を聞いたりすることも可能だったりするわけです。

 一方で、年賀状の中には、かなり以前に一度しかお会いしていない人と長年にわたってやり取りを続けている場合もあります。
 今から数十年前のある夏、バイクに跨って西日本をグルっと走り回っていた時に、四国の西端から九州に渡るフェリーの上で一人のバイク乗りの方と知り合うことがありました。
 彼とは船上でバイクの話などをして意気投合し、フェリー到着地の別府では既に夕刻でしたので一緒に宿を取り、別府の街を散策したりいたしました。彼と別府タワーに登ったことを今も懐かしく思い出します。

 翌朝、彼は別府の「地獄めぐり」へと向かい、私は阿蘇山へと走りましたので、それっきりの出会いでしたが、その時に住所を交換しており、毎年1回の年賀状のやり取りが今でも続いています。
 年賀状ならではの付き合い方かなと思います。
 Eメールやラインでしたら、何回かあるいは何年かは連絡を取ったりするかもしれませんが、年に一度の定時的な年賀状であるからこそ、このように数十年も続くことになっているのでしょう。

 年賀状はいろいろありますね。
 簡単な図案や定型文だけのもの。
 丁寧に筆で近況などを記していただいているもの。
 毎年必ず家族の写真を載せているもの。
 通信面いっぱいに細かい字で一年間の行動や想いを書き連ねてあるもの。
 商売で出す年賀状をそのまま利用したもの。
 等々等々。

 以前はこれらのいろいろな形態に好き嫌いを感じてもいましたが、今ではそれぞれの味を楽しんでいます。
 それぞれの年賀状をそれぞれとして味わえるようになりました。
 またその形の奥にそれぞれの人柄も感じられるようにもなりました。

 私の場合、若い時は「近況など詰め込み文章派」でしたが、ある時に一転、「あけましておめでとうございます」だけの文面となり、(この時代は、「あけましておめでとうございます」の文面は変化させずにそのデザインを毎年変えるというちょっと手の込んだ自己満足型を楽しんでおりました。)その後は、パソコンソフトで「干支を使ったイラスト+自分のホームページアドレスやSNSのIDなどだけを記載して通信文書はない形」が長く続きました。
 今は、数行の近況を書き込むようにしています。
 これは、ここ数年間病気による入院などが連続しましたので、その報告でもあります。

 年賀状を受け取る立場としても、ちょっと近況などが書かれていますと、元気そうで良かったとか、彼も病気で大変だったのだなとか、ご家族の様子もわかり、年賀状こその「一年に一度の便り」としての醍醐味を得ることができます。
 (病気のことなどは書きにくい、あまり言いたくないという方も少なからずおられるようですが、私の方からいろいろと報告することで、「実は私も・・・」と意外な事実を教えていただいたりもします。病気のことだけでなく、共感することも多く生まれます。)

 正月の正月らしい行事をこの先も続けていきたいものです。


12月末の畑の様子


ハクサイ

キヌサヤ

スナップエンドウ

ダイコン

カリフラワー


ブロッコリー


キャベツ


正月菜


 タマネギ



ネギ

キャベツ

ブロッコリー


コマツナ


ニンニク


ダイコン

壬生菜


レタス

キャベツ

ソラマメ


ネギ


ホウレンソウ


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