菜園日記2023年10月



2023/10/01

 10月に入りました。
 今日は早朝まで大雨が降り、気温もだいぶ下がっていましたので、昼過ぎに出発です。
 量販店で、キャベツとブロッコリーの苗を1つずつ購入。
 昨日植えたニンニクとコマツナの北側に少し空きスペースがありましたので、そこにキャベツとブロッコリーを定植いたします。さらにその北側に夏に植えたネギを移植いたしました。
 このネギはなかなか生長が芳しくなく、隙間だらけの畝となっていましたので、まとめての土地活用ではあります。
 昨日撤去したゴーヤの支柱とネギの跡地に、腐葉土、牛糞を入れて荒起こししておきます。
 ナスとシシトウを収穫して退散いたします。

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2023/10/08

 ついこの間までの暑さが嘘のように、涼しいを通りこして寒いくらいの日曜日となりました。
 昼ぐらいから雨という予報でしたので、早朝から畑へ。
 先週荒起こししておいた真ん中の畝の北半分に化成肥料と石灰を入れて耕します。
 コマツナは順調に発芽していました。
 ダイコンの発芽が疎らでしたので、少し種を追加で蒔いておきます。
 ナスとシシトウを収穫して退散いたします。

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2023/10/10

 涼しく風の強い日となりました。
 量販店で、ハクサイの苗を3つ購入。キャベツやハクサイの類は今まで、害虫対策が大変かなと育てることもありませんでしたが、ここ2、3年前からキャベツがそれなりにできることに気づき、今年はハクサイにチャレンジです。
 ズッキーニとツルムラサキの跡地にハクサイを定植いたします。
 ゴーヤの跡地に、腐葉土と牛糞を入れ、荒起こししておきます。
 ナスとシシトウを採って、水をやって退散です。

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2023/10/21

 秋らしい土曜日となりました。
 量販店で、玉ねぎの苗と正月菜の種を購入して畑へ。
 真ん中の畝の北側に、玉ねぎを植え、正月菜の種を蒔きます。
 ゴーヤの跡地に、化成肥料と石灰を入れて耕し、畝を作りました。
 ナスとシシトウを終わりにします。今年もこの2つはたくさん生ってくれました。最終日もそれぞれ10数個から30個以上の収穫です。シシトウの葉も佃煮用に収穫いたします。
 コマツナを少し間引いて収穫。
 他の野菜も概ね元気です。
 虫に食べられっぱなしだったキャベツやブロッコリーも葉を大きくしてきました。
 ただし、芽キャベツとカリフラワーの1つはちょっとダメな感じではあります。
 水やりをして退散いたします。

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2023/10/22

 昼過ぎから畑へ。
 ナスの支柱を撤去いたします。
 ナスとシシトウの跡地に腐葉土と牛糞を入れて、荒起こししておきます。
 今年は非常に暑い日が続き、秋冬野菜の準備もバタバタと行ってきましたが、ナス、シシトウの撤去で一応の区切りがつきました。あとはそれほどバタバタせずに進めていける感じです。
 草抜き、水やりをして退散いたします。

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2023/10/29

 10月最後の日曜日となりました。涼しい日曜日です。昼から量販店で、キヌサヤとスナップエンドウの苗を2つずつ買って、畑へ。
 ゴーヤの跡地に、キヌサヤとスナップエンドウを定植します。その南側に少し空きができましたので、ダイコンの種を蒔きます。
 ナスとシシトウの跡地に、化成肥料と石灰を入れて耕し、畝を作ります。秋・冬野菜用に耕す作業は、これで最後となりました。
 この2日ほど全国的に荒れた天気となりましたが、京都でもアラレが降りました。その影響はと少し心配でしたが、特に被害などは見られませんでした。
 コマツナを間引きつつ収穫。
 タマネギが少し元気がありません。
 もう完全にダメと思っていた芽キャベツがここにきて新たな葉を大きくしてきました。
 他はそれぞれ元気な様子です。
 水やりをして退散いたします。



   
 



 家島諸島は、瀬戸内海東部の播磨灘(姫路市から沖合い約18km)にあって、大小40余りの島嶼で構成されている兵庫県姫路市の諸島です。

 私は年に数回小豆島に渡っていますが、ほとんどの場合、姫路港からフェリーに乗ります。
 この同じ姫路港からほぼ同じ方向に、高速船で30分ほどのところにあるのが家島諸島です。

 以前から気になっていた場所ではあるのですが、小豆島に渡る航路と同方向に存在していて、小豆島から直接家島諸島に渡る船舶などはありませんので、家島行きはなかなか実現しませんでした。
 この10月に小豆島に行くこととプラスして渡ることといたしました。
 家島諸島の内、今回は家島を訪ねる旅です。

 小豆島に2日間滞在した後、10月16日(月)に、福田港発7:50のフェリーで姫路港に渡ります。
 ちょうど朝食の時間帯となりますが、今回は前日に買っておいたサンドイッチを船内で食べました。
 福田港から姫路港間のフェリーには何十回と乗っていますが、この時間=始発に乗るのは初めてです。もう少し遅めの時間でも良かったのですが、現在フェリーの運航が間引きされており、また家島行の高速艇の時間との兼ね合いもあって始発に乗船となりました。

 8:30頃フェリーはちょうど家島諸島の横を通過します。
 ここから姫路までフェリーはほぼ1時間を要しますが、高速艇での姫路・家島間所要時間はその半分ほどの30分間です。

 姫路港で車を駐車場に入れ、姫路発10:00の「高福ライナー」に乗船。
 10:27,家島真浦港に到着。すぐ近くにある「家島港ふれあいプラザ」を訪れます。
 ここで島の情報を仕入れたり、レンタル自転車屋の場所などを聞こうと思っていましたら、この場所で自転車も貸していました。
 電動自転車を借り、散策マップをいただき、昼食場所などの情報をお聞きします。
 真浦港周辺以外に昼食を採れるところはほとんどないようです。

 先ずはもう一つの港である宮港方面に向かいます。
 最初にたどり着いたのは宮浦神社でした。
 社伝によれば比叡山実相院の覚円僧都が門徒と共に家島諸島の坊勢島に渡海し、或る夜霊夢によって故郷の琵琶湖に準え白髭大明神を勧請したとか。
 境内の鳥居は以前は海中にあったともいわれ、近江の白髭神社を想わせると言われています。
 この場所では何匹かの猫が近づいてきて、私の足元でスリスリと横たわったりします。餌が欲しいのでしょうか?人慣れした猫がたくさんいるようです。
 ちょうどこの旅行の2、3日前にテレビで猫の島としての家島が取り上げられていました。

 その後通った海岸沿いの道では「海神社」を初め、小さな祠が幾つも並んでいました。
 海難の多くあった場所なのかもしれません。

 道沿いに「家島港ふれあいプラザ」でお聞きした割烹旅館がありましたので、そこで昼食を頼むことといたしました。
 先に家島神社をお詣りしてから立ち寄る予定です。

 家島神社に到着。
 初代神武天皇が即位前に祈願をされたと伝わる神社。
 平安時代、菅原道真公も左遷により太宰府に向かう途中に参拝したとか。
立派な神社でした。
 しかし、急な階段が170段。体力のない年寄りにはかなりの試練!?です。
 この前日の日曜日、私は初体験でしたが小豆島の寒霞渓の上から歩いて下山いたしましたので、足はそこら中が痛く、この階段はとてつもない苦行!?となりました。
 この神社は海岸沿いにあり、瀬戸内海の波がとても映えていました。

 少し戻り先ほど予約した「割烹旅館・志みず」さんで「あなご重」をいただきます。
自慢のあなごに自慢の焼き方、自慢のタレはとても美味しいあなご重でした。

 昼食後は、景色が美しいと評判の「清水公園」に向かいます。
 この公園までまたまたかなりの上り坂で、「志みず」の店の方も「電動でも自転車では無理かも?」と言っておられました。
 しかし、ここまで来て行かないわけにはいきません。
 寒霞渓の下山、家島神社の170段の階段によるダメージを背負いながらのチャレンジであります。
 電動自転車のパワーを最大にしてもなかなか進みません。バッテリー残量は100%から90%、そして80%へとあっという間に減っていきました。
 しかし、なんとかこぎ続けて到着。
 観光案内で見ていたとおり、美しい瀬戸内海の景色でした。
 帰路は別の道を通りましたが、なかなかの急な下り坂が続きました。

 自転車を返却し、近くの「喫茶スコット」さんでホットコーヒー。
 窓際の席のすぐ前に港の景色が広がります。
 家島は「漁業」の島というイメージでしたが、港は造船工場がとてもたくさんあるように見えました。
 調べますと、島の産業の中心は、家島諸島の男鹿島や西島から切り出された石材の運搬業、造船業及び漁業であるとか。

 午後3時頃には旅館に入り、ゆっくりと休憩することといたします。
 宿は「料理旅館おかべ」さんです。
 足に湿布をたくさん貼りたかったのですが、近くには薬局もないとのことで、早めに風呂に入り、テレビを見たりスマホを確認したりとゆっくりと休憩タイムです。

 6時に夕食となりました。
 私はひねくれ者ですから、たいていのことにビックリしたり感心したりはしないのですが、ここの夕食=「ジャコ鍋」にはビックリいたしました。
 テーブルには、初め幾つかの小鉢や一品料理が並び、鍋が用意されています。
 大皿2つにそれぞれタイとハマチが盛られていて、これらを刺身あるいはしゃぶしゃぶで・・・とお聞きしたところぐらいまでは良かったのですが、そこに生きたアシアカエビが投入され、水イカがマル一匹、ウマヅラハギがマル一匹、アコウがマル一匹、&それ以外にも串にさされた数種の魚が数尾、鍋に次々と入れられます。
 もうこれ以上はダメだと思っていたところに、シマダイの煮付け、天ぷら盛り合わせが出され、もう止めてくれと思ったところに、握り寿司。
 その後の雑炊は流石にお許しいただきました。
 ラストにフルーツ。
 もうビックリです。
 しかし、美味しい魚づくしでした。
 小食の私もいつもの数倍は食べてしまいました。

 この旅館の宿泊は、1日1組だけのようです。
 翌1日17日(火)、私の部屋は旅館の4階でしたが、部屋の窓のすぐ下に港の光景が広がります。
 朝早くから、そこで野菜が売られていました。
 聞きますと、岡山から野菜や果物を積んだ船で来て、そのまま海岸で店を開くとか。私が見た船だけでなく、他にも来るようです。
 多くの人が買い物に来ていました。

 高速艇の乗場もすぐ近くに見えますが、船が着くたびに多くの人々が降りてきます。造船などで働く方々でしょうか。
 そして、高校生が何人も降りてきます。彼らは海岸に停めた自転車に跨って走っていきます。
 この島には高校もあって、姫路から船で通学する生徒も少なくないとか。
 調べてみますと、兵庫県県立の家島高校。普通科と海と科学/海と人間類型の2学科が設置されています。海の学校という特色をいかして、「海の生物」「海洋スポーツ」「航海・計器」などの学校独自の授業も設けられ、「航海・計器」では1級小型船舶操縦士免許を取得するための学習が進められているとか。
 元気そうな生徒たちの光景でした。彼らには電動自転車は不要でしょう。

 8時に朝食となりました。
 昨日残してしまった魚も味噌汁に入れていただいており、例によってなかなかの ボリュームです。
 またまたいつもの数倍は食べてしまいました。

 旅館を失礼して、近くの真浦神社へ。
家島神社の摂社として祀られてきたところのようです。以前は荒神社と呼ばれていましたが、明治になって真浦神社と改称されたとか。

 続いて「どんがめっさん」へ。
 水天宮として地元の信仰を集める「どんがめっさん」と呼ばれる亀の形をした岩です。岩の前にある石碑には「その昔、大海亀が主人の帰りを待ちつづけ、長い歳月のうちに石になってしまった。」とあります。現在は、航海の安全をつかさどる水神として、広く信仰を集めているとか。
 沖に出た主人の無事を祈る女性たちの気持ちが伝わる光景です。

 9:10の高福ライナーに乗り、姫路へと戻ります。
 来た時のように空いているかと思っていましたら、かなりの混みようでした。
 9:37、姫路港着。

 家島の旅は終わりました。
 港や海岸の景色、そして何よりも美味しい魚が記憶に残る旅となりました。
 特に豪快そのものの「ジャコ鍋」は忘れようとしても忘れられない一品でありました。

 



家島神社

 



「割烹旅館・志みず」さんの「あなご重」

 



清水公園の景色

 



「喫茶スコット」さんから真浦港の景色


 






「料理旅館おかべ」さんの「ジャコ鍋」


10月末の畑の様子


ハクサイ

キヌサヤ

スナップエンドウ

ダイコン

カリフラワー


ブロッコリー


キャベツ


正月菜


 タマネギ



ネギ

キャベツ

ブロッコリー


コマツナ


ニンニク



ダイコン






(なし)




ネギ


ホウレンソウ


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