菜園日記2023年2月


2023/02/05

先週とは打って変わって暖かな日曜日となりました。
昼から畑へと走ります。
ブロッコリーを初収穫。ブロッコリーは毎年作っていますが、2月に入っての初収穫は初めてのことです。頂花蕾を1つ、側花蕾を数個。
後は、ダイコン、ニンジンを抜き、ネギなど葉物野菜を採ります。
エンドウが少し調子か悪くなってきた感じがします。
草抜き、水やりなど。

・・・・・

2023/02/12

本日も暖かな日曜日となりました。
道中の橋に掲示されている温度計を見ますと、なんと21度でありました。
ネギやブロッコリーを収穫いたします。
先週ちょっと元気のなくなっていたエンドウはまた新しいツルと葉をつけていました。なんとか冬を超してくれることを期待。
草抜き、水やりをして終了です。

・・・・・

2023/02/21

朝から雪の降る寒い火曜日となりました。
雪の止み間をねらって昼から畑へと向かいましたが、降ったり止んだりの一日となりました。
畑では、葉物野菜やブロッコリーなどを収穫して早々に退散いたします。
今年一番の冷たい畑作業となりました。
寒暖差の激しいこの冬で、弱っていた野菜もありましたが、ここにきて水菜やエンドウ、コマツナなどなどほとんどが復活してきた感じではあります。

・・・・・

2023/02/26

2月最後の日曜日は、またまたとても寒い日となりました。
先週に続き、葉物野菜などを収穫して早々に退散することといたします。
そろそろ冬野菜を始末して、夏野菜の準備に入る時期が近づいてきました。



   
 



 現在私が住んでいますのは、京都の壬生地域というところになります。
 壬生は、新選組の駐屯していた土地として有名ですが、また壬生菜という野菜の発祥地としても知られています。
 あるいはweb事典なとで調べましたら、染色工場の街という姿が表現されているかもしれません。

 自宅から歩いて数分のところに壬生寺があります。
 正暦2年(991)快賢僧都によって創建された律宗寺院です。
 本尊は延命地蔵菩薩(重要文化財)。
 2月の厄除け節分会は、約900年もの歴史をもつ行事で非常に多くの参拝者で賑わいます。

 私も四半世紀前にこの地に転入して以来、日程が可能な限り壬生寺の節分会に出かけています。
 といっても本来不信心な人間ですから、炮烙に願い事を書いて納める他は屋台の熱燗を楽しむことが最大の目的でありました。
 ある意味私にとってはそれが節分会の全てでもありました。

* 炮烙とは、素焼きの平たい土鍋のことなのですが、節分会の時には境内参道でこれを求め、家族知人の年齢・性別・願いごとなどを墨書きして奉納するという、壬生寺にしか見られない珍しい風習があります。参拝者のほとんどが納める多数の炮烙は壬生狂言の「炮烙割(ほうらくわり)」でことごとく割られ、炮烙を奉納した人は、その年の災厄を免れて福徳を得るという信仰が伝わっています。

 今年はしかしひょんなことから例年とは違う節分を過ごすこととなりました。
 一つには地元自治会のお手伝いをしている関係で、節分会の時の「町内パトロール」(主に子供たちが対象)に参加することとなり、2月2日の午後に壬生寺を訪れました。
 かなりの人出でした。
 この日は、午後二時に本堂前において大護摩祈祷が行われ、多くの山伏が集まり信者から奉納された護摩木を焚いて厄除け開運を祈願していました。
 護摩壇に火をつけてのお焚き上げはいろいろな所で行われていますし、以前私は奈良・吉野の大日寺での「火渡り」に毎年参加していたこともあります。
 しかし、家の近くの壬生寺で初めて見る焚き上げは印象的な光景でありました。
 この日は「町内パトロール」という役割がありましたから長居もできず、遠巻きに見る初体験となりました。

* 大日寺は、吉野山の中千本エリアにある寺院で、修験道の開祖である役小角の高弟が開創に携わったと伝えられています。真言宗醍醐派。毎年11月23日に行われる「火渡り」はお焚き上げ後の護摩木の上を素足で歩くことによって様々な厄災を祓おうとするもので、一般参加者も渡らせてくれます。









 


 この翌日の3日、節分の当日は、いつもどおり壬生寺に炮烙を納め、しかし、いつものようにそのまま飲んだくれるのではなく、珍しくもアルコールなしで北野天満宮へと向かいました。

* 3日を断定的に節分の当日というのはちょっと正確ではありません。節分は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。江戸時代以降は特に立春の前日を指す場合が多くなったようです。立春は、冬至(新暦12月21日or22日)と春分(新暦3月20日or21日)の中間にあたりますので新暦では2月3日~5日になります。節分はその前日なので、2月2日~4日になります。2023年の節分は2月3日ではありました。

 私的には、北野天満宮と節分はあまり結びついていませんでした。
 以前には、毎年年始にお詣りしていた神社なのですが、最近はご無沙汰している神社でもあります。
 たまたま聴いていたFMラジオで京都を代表する節分会が行われる場所でもあることを知り、出かけることといたしました

* 「四方参り(よもまいり)」と呼ばれて、京都では節分に4か所の神社仏閣へお参りする風習があるとか。お参りする順番が決まっており、吉田神社 八坂神社 壬生寺 北野天満宮の順番で4カ所を巡っていくようです。鬼門(北東)から現れた鬼を追い、最後に閉じ込めるというお参り方法と言われています。

 この日北野神社には特に予備知識もなく行きましたが、偶然いろいろな行事に出会うこととなりました。
 本殿参拝の後、広い神社内を散策してまだ少し早い梅を見たりしていますと、神楽殿の前に大勢の人が集まっています。
 何が行われるのか知らなかったのですが、一人の参拝客が警備の人と話しているのをそれとなく聞きますと、ここで狂言などが行われるとか。
 しかし、その開始にはまだかなり時間があるようでした。
 (この時は何故こんなに早くから皆さんが集まっているのか少し不思議でした。)

 ちょうど昼食時間でしたので、隣接する上七軒で昼食を済ませてまた戻ってきますと、神楽殿にて茂山千五郎社中による「北野追儺狂言」が行われるという時間にちょうど遭遇いたしました。
 狂言が終わりますと、次は上七軒の舞妓・芸妓による日本舞踊が奉納されるとのこと。
 私的には、この日本舞踊には特に興味はありませんでしたが、家人のリクエストもあり私はトイレに行ったりして戻ってきますと間もなく日本舞踊は終わり「今から豆まきを行います」とのアナウンスがありました。

 節分の豆まきは、よくテレビなどで見ていましたが、現実に参加するのは生まれて初めての経験でした。
 この豆まきは、茂山千五郎社中の方々や上七軒の舞妓・芸妓さんたちが袋に入った豆をまくという形で行われましたが、私は多くの方々の最後方におりましたし、位置的に腕力の弱いであろう舞妓・芸妓さんの守備範囲でしたので、豆が飛んでくることはほとんどありませんでした。
 多くの方々はとても熱心に豆を受け止めておられ、このためにかなり早い時間から場所とりをしていたのかなあという感ではありました。

 しかし、豆を取ることのできない者にもちゃんと持ち帰り用の豆が準備されており、所定の!?豆3袋をいただいて帰りました。
 偶然とはいえ、いろいろと経験できた今年の節分ではありました。

 昨年末に鬼ヶ島伝説のある高松の女木島を訪れたこともあり、たまたまテレビでは「鬼ヶ島」を舞台としてアニメ「ワンピース」が佳境を迎えていることもあり!?(←まあ全く関係はありませんが・・・)、ついつい「鬼」について考えたりしてしまいます。
 しかし私のような浅学な人間でも鬼はなかなか一筋縄ではいかない存在であろうと容易に想像できます。

 機会がありましたら、少し研究してみたいものです。


 







2月末の畑の様子


ビーツ

壬生菜

菊菜

水菜

スナップエンドウ

キャベツ


ニンニク

 

タマネギ



(なし)



ブロッコリー



ダイコン



ニンジン



正月菜

コマツナ

ホウレンソウ


キャベツ

ブロッコリー


ネギ


キャベツ


2023年3月へ 菜園日記topへ