菜園日記2021年8月


2021/08/02

 8月に入りました。午前中に畑へとまいります。
 しかし、暑い8月です。既に2時ぐらいの気温の感じです。車のボディも暑くて触れません。
 畑は豊作が続いています。
 特にトマトは例年になく、割れた実もなく、よく熟したものがたくさん採れています。
 キュウリもそろそろ終わりかなと思っていましたが、ここにきて若い枝が花をつけています。
 ダイコンもここにきて元気になってきました。
 ササゲが実を大きくしてきました。数個収穫。
 ピーマンも初収穫。
 あとは少し追肥、水やり等々。

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2021/08/08

 暑い日曜日です。夕方から畑へ。
 畑の野菜はカラカラでした。
 先週は何度か雨が降ったのにと思っていましたが、最近は局地的な雨が多いので、自宅と畑では天気も違うのかもしれません。
 こんな状態ですから、そろそろ作物も・・・と思っていましたが、またまたかなりの豊作状態でした。
 ササゲがたくさんの実をつけています。
 キュウリも新しい実が採れました。
 今年のトマトは例年になく、割れも生じず、よく熟しています。ちょっと不思議な感ではあります。
 ゴーヤもまだまだたくさんの実が採れました。
 後は水やり等々。

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2021/08/15

 大雨が続いています。
 雨のこともあり、また眼の調子が悪いため、畑はお休みといたしました。

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2021/08/21

 日本全体を襲っていた異常な大雨も一区切りです。2週間ぶりの畑となりました。
 事情により、本日は電車とバスで畑へ参りました。
 生まれて初めて阪急バスなるものに乗りました。
 畑は予想どおり、雨風の影響が大でした。
 トマトは、全体に実を腐らせて、支柱も倒れていました。全部を撤去いたします。
 シシトウなども株が倒れかけており、とりあえずは応急修理をいたします。
 ナスは元気でした。まだ新しい花も咲かせています。
 葉物野菜などもそれなりに元気な様子です。
 いずれにせよ、夏野菜もそろそろ片付けなくてはいけません。
 しかし、この時期にこんなに大雨が続いたのは記憶にありません。

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2021/08/29

 8月も最後の日曜日となりました。かなり暑い夏の復活です。
 夕方から畑へ。
 そろそろゴーヤをお仕舞いにしようと考えていましたが、たくさんの実をつけ、まだまだ花を咲かせていましたのて、もうしばらく待つことといたします。
 先週までの長雨のためか、ダイコンが全て腐っていました。今年初めての夏ダイコンの試みは収穫なしとなりました。
 ピーマン、パプリカも立ち枯れ状態でしたので、撤去いたします。
 シシトウと唐辛子は元気です。
 他の野菜もそれなりに元気な様子でした。
 あとは、たっぷりと水やり等々。

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2021/08/31

 8月も最後の日となりました。朝から畑へ。
 そろそろ夏野菜も順番に片付けなくてはいけません。
 シシトウとトウガラシをお仕舞いといたします。
 シシトウ、トウガラシ、トマトの跡地に腐葉土を入れて、荒起こししておきます。
 ナスはまだまだ元気で、花を咲かせ、実をつけています。ナスがこんなに長期間元気なのは初めてかもしれません。


   
 

 
 以前にも書きましたが、私は45歳の時に生まれて初めて人間ドックなるものを受診いたしました。
 そこで第一に指摘されたことは眼圧の高さで、それは緑内障治療として現在に至っています。

 その次に要治療とされましたのは大腸ポリープについてで、これもその後何回か内視鏡による撤去手術を繰り返しています。
 当時、大腸ポリープは3泊4日の入院施術が一般的でしたから、私もそのように行いました。それが私の初めての入院でした。
 後日、日帰りでも手術をしていただける病院があることを知り、今はそこでお世話になっています。ただ、癌治療などで中断していますので、また再開しなければいけません。 

 そして、今一つ指摘されましたのは、C型肝炎のウイルスの存在でした。
 しかし、ウイルスそれ自体はそれなりの量が検出されたのですが症状的には何もなく、医師からもこのままずっと一生発症しないで済む可能性もあると言われていました。

 その後も人間ドックの事後ケアなどで、医師によりC型肝炎の治療を勧められることもありましたが、実際に症状がないのですから、あまり強く勧められることもなく、久しくそのままとなっておりました。

 当時のC型肝炎の治療はいわゆるインターフェロンによるもので、なかなか大変だったようです。

 先日テレビでたまたま見たのですが、元大阪府知事であり元大阪市長でもあった弁護士橋下徹氏がやはりC型肝炎で、若い時にインターフェロン治療を受けたことを話しておられました。
 なかなかしんどかったと本人も述べておられました。
 その副作用はいろいろとあるようですが、代表的なものは発熱、筋肉痛、関節痛、頭痛といったインフルエンザにかかったときと同じような症状で、橋本徹氏も当時かなりの高熱を出しながら弁護士の仕事を継続していたとのことでした。

 私は、しかし、無症状ということで、結果的にはこの治療方法も行わずに20年を経過いたしました。

 64歳で抗癌剤治療を始めた時に、肝臓関連の数値が非常に悪化いたしました。その原因がなかなか分からず、このままでは抗癌剤治療も続けられない、そればかりかこのような状態では退院させるわけにもいかないという状況が生じました。
 いろいろな検査、検討をしていただいた結果、抗癌剤の影響でC型肝炎が発症したのではないかと判断されました。
 抗癌剤での治療中にC型肝炎の治療を並行して行うことは困難ということで、その間は対症的な肝臓の治療を継続実施することで症状を抑え込み、抗癌剤治療を進めてきました。
 入院中は、毎日のように肝臓の薬を点滴しました。しかし、退院後も通院での抗癌剤治療が続きますから、その点滴を止めるわけにはいかず、比較的自宅から近いかかりつけのクリニックに2日に1回通院して点滴を行ってもらいました。
 なかなかの作業でありました。腕の血管もなかなかのボロボロ状態となりました。
 そして、今年の春に癌の寛解通告を受けることとなり、そこからC型肝炎の治療をスタートさせることとなりました。

 といっても、テレビCMなどでもアナウンスしていますが、今やC型肝炎は飲み薬で治療できる時代となっていました。

 私もその恩恵を受け、経口薬による治療を受けることとなりました。私の場合、マヴィレットという錠剤を1日1回3錠服用し、それを8週間続けるということです。

 しかし、担当医によると、この薬代は500万円ほどするとのことでした。
 さすがの私もびっくりいたしました。
 
* マヴィレットの登場の際、専門家は「C型肝炎治療は最終章を迎える」と語ったとか。薬価は1錠2万数千円で、8週投与では400万円を超え、12週投与なら600万円を超える計算となります。
* 近年、直接作用型抗ウイルス剤(DAAs: direct acting antivirals)と呼ばれる経口薬が開発され、インターフェロンを用いない治療法が可能になりました。このインターフェロンフリー治療法は、治療期間も短く、副作用もほとんどなく、100%近い著効率を示すとか。また、年齢、性別を問わず、非常に高いウイルス持続陰性化率を示し、C型肝炎は、ほぼ100%治る時代になったと言われています。ちょっと調べましたら、インターフェロンフリーの治療薬が発売されたのは2014年から、マヴィレットは2017年からとなっていますので、極めて最近のものです。

 まあ、健康保険が効く限り、高額療養費の制度もありますし少し安心いたしましたら、この病気治療には国の助成制度があり、その申請が通れば、月1万円の負担で済むということでした。
 さっそく「C型慢性肝炎・C型代償性肝硬変治療に対する医療費助成制度」なるものを申請し、その認定を待って治療がスタートいたします。

 3月11日にマヴィレットの服用を開始いたしました。
 1日に3錠、朝食後に服用するだけです。
 入院の必要もありません。また私の場合、何の副作用も生じませんでした。
 インターフェロン治療とは天と地の差です。

 1回に2週間分の薬を頂き、2週間ごとに医師の診断を受けて、また2週間分の薬をもらいます。
 私の場合、薬を服用する期間は8週間でしたから、5月5日が服用最終日となりました。

 なんと、しかし、ただ錠剤を自宅で飲んでいるだけであるのに、アッという間に肝臓関連の数値は大きく改善され、ウイルス量もアッという間に激減し、所定の治療期間を終わる時には、ウイルスは検出せずという状態になってしました。

 飲み薬だけでこのような結果なのですから、「C型肝炎治療は最終章を迎える」という言葉は的確なものと思われます。
 私も、またまたビックリであります。
 他の診療科の医師に対しても、いやー凄い薬があるものですねーと得意げに語ってしまったぐらいです。

 そして、最終的な薬の服用後医師の診断を受けますと、C型肝炎が「再発」するのはほぼ全てのケースで治療終了後3か月以内ということで、8月18日にまた検査を受けました。
 その結果は一応の完治ということでありました。
 今後は3か月ごとに経過観察ということになるようです。

 改めてでありますが、この薬の威力に感謝いたしたく思います。

 ところが、その後の検査ではまたまた肝臓関連の数値が少し悪くなってきまして、これはしかし、私の食生活とアルコールのせいである
ようです。
 生活改善と有酸素運動が必要ということです。
 困ったものです。



<付記>

 今から10年ほど前、私は人事異動で新たな職場に配属され、そこで私が所管することとなった幾つかの所属を回り、挨拶などをしておりました。
 その一つの課で、ある職員に会いました。
 彼は若い頃に一緒の職場に在籍し、係は違いましたが同種の業務を共に行っていた職員でした。
 一緒に広島に出張したこともよく覚えています。

 私がその職場を出てから、ちょうど25年ぶりの再会でした。
 彼に呼び止められ、再会の言を交わしますと、彼は
「相変わらず肝臓で入退院を繰り返している。今度入院したらそれが最後だと言われている。」
と語りました。
 彼が幼い時からのB型肝炎患者であることは以前から知っていました。
 今度入院したら・・・という発言は、長期間の彼の闘病を物語っていました。

 そして間もなく、彼は最後の入院をし亡くなりました。まだ還暦にも至らぬ年齢でした。
 職場近くのキリスト教会での葬儀に参りました。彼の奥さんがちょっと遠くから挨拶してくれました。
 彼の奥さんは、我々が一緒に働いていた当時、その職場でアルバイトをしていた女性です。もちろん私もよく知っていますし、新婚の二人の住居を訪れたこともあります。

 その彼女は、その時、私の顔を見て昔を思い出させる笑顔を見せました。
 長い長い闘病生活で、今回のことも常に覚悟していたという感じの笑顔でした。

 彼のB型肝炎にも、私のような特効薬ができていたら・・・と今、想います。



マヴィレット 1週間分

 

8月末の畑の様子




モロヘイヤ
青ジソ
ツルムラサキ


(なし)


キュウリ



ゴーヤ


 


ネギ



(なし)





 ササゲ

エダマメ
  

 

ナス



(なし)




(なし)


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