菜園日記2020年11月


2020/11/01

 11月に入りました。
 本日は所用のため、畑はお休みです。

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2020/11/08

 寒くもなく、暑くもない秋の日曜日となりました。
 昼から畑へと参ります。
 インゲンは全体に枯れてきましたので、終わりといたします。最後にまた数十個の収穫となりました。今年もインゲンはたくさん生りました。他の野菜も元気に育っているようです。
 全体に間引きつつ、収穫です。

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2020/11/15

 暖かな日曜日となりました。
 Tシャツと薄いトレーナーだけでも暑さを感じる11月中旬です。
 インゲンの跡地と、その北側=結局芽を出さなかったジャガイモの部分に油粕を入れて、荒起こししておきます。
 ソラマメはきれいに発芽しています。
 ダイコン、コマツナ、ホウレンソウなどを間引きつつ収穫。
 キクナやレタスも収穫いたします。

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2020/11/22

 穏やかな日曜日となりました。
 昼から畑へ。
 紅葉狩りの観光客と思われる車両で、道路はかなり混んでいました。
 畑の野菜は概ね順調なようです。
 コマツナ、ホウレンソウ、正月菜を間引きつつ収穫。
 虫に食べられ放題であるブロッコリーも頂花蕾をつけてきました。
 ジャガイモが倒れていましたので、土寄せいたします。
 後は、草抜き等々

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2020/11/29

 所用のため、畑はお休みです。



   
 

  
 抗癌剤治療は7月に最終回を終え、その治療効果確認のため8月にPet-CTを受診することとなりました。

 7月16日(木)、17日(金)に最後の抗癌剤を点滴。当初は全6回の予定でしたが、以前にも書きましたようにいろいろとあって、全7回の抗癌剤治療となりました。第1回目からほぼ5か月が経過しました。
 8月17日(月)にPet-CTを受診いたします。
 Pet-CTは、今年2回目、生まれて2回目の経験でもあります。
 その結果を、8月27日(木)に主治医から聴くこととなりました。

 結果としましては、ほとんどの部位の癌細胞は消滅していましたが、右脇に非常に小さいものがまだ残っており、1か所だけということもあって、今度は放射線治療を実施しようということになりました。

 実はこの時、どういうわけか不思議なのですが、私は今回の抗癌剤治療ではいわゆる「寛解」とはなっていないだろうなあと感じておりました。
 まあ、私の感覚だけの話ですが、結果的にはそのとおりとなりました。

 「寛解」という語はしかし、一般的には聞きなれない言葉の一つです。
 医学用語の一つと思いますが、漢字変換ソフトでもなかなか出てこない熟語の1つでもあります。
 一般での認知率は15%を切るようです。(国立国語研究所「『病院の言葉』を分かりやすくする提案」)
 病気が完治したというような状態を指すのではなく、「症状が一時的に軽くなったり,消えたりした状態」です。従って、そのまま治る可能性もありますし、再発する可能性もあります。
 癌の場合は、常に再発の可能性がありますが、治療過程においてこの寛解状態が一つの区切りとはなります。

 とても小さな癌細胞が1か所残っているということで、放射線治療に適しているとのことでした。
 癌の放射線治療は、患部に放射線をあて、細胞のDNAに損傷を与え、癌細胞を死に至らしめることを目的としています。
 また、リンパ癌自体も放射線治療と相性がいいとのことでした。

 ただ、1つ。
 初めに主治医から説明を受けた時には、2〜3週間の放射線治療ということでしたが、放射線治療担当の医師の話を聞く段となりますと、全25回の放射線治療が必要で、土日祝を除き毎日連続の治療ということでした。
 祝日などを考えますと、足掛け6週間に渡り、連日の病院通いということになります。

 9月2日(水)に初めて放射線治療科の診療を受け、9月11日(金)から放射線治療がスタートいたしました。

 6週間に渡って毎日の通院・・・というのはなかなかの苦行か!と思いましたが、よく考えれば、というか考えるまでもなく、サラリーマン時代には、ずっと毎日朝から職場に通っていたわけですから、それと比しても全くキツイ日程とかいうものではありません。
 まあそれを少しシンドク感じてしまうのが、素浪人生活に慣れてしまったこの時の私の感覚ではあります。
 
 1回の治療時間は極めて短時間です。抗癌剤治療のように、朝から夕方近くまでというような拘束時間は必要ありません。
 このため、朝一番に放射線治療を受けて、その後職場に出勤するといったケースも珍しくないようです。

 放射線治療の初めは、癌細胞の位置を確定して、それに間違いなく放射ができるように準備をすることから始まります。
 身体を固定する段ボールのようなもので、上半身の型を決めます。
 右脇、左脇、胸にマジックのようなマーカーで印をつけます。
 (風呂に入る時もこのマーカーが消えないようにゴシゴシとは洗えません。)

 治療は、大病院にしては、珍しく???、ほぼ毎日時間通りに行われました。

 予定時間の少し前に施術用の上着に着替えます。
 待合に行きますと、既にこの施術着に着替えた方が2〜3人おられますが、皆さん髪の毛が短く、私と同様抗癌剤で頭髪を一旦失った人たちかなと仲間意識が生じたりもいたします。

 時間がきますと、それはほぼ毎日予定時間どおりでしたが、担当者が呼びに来て治療部屋に入室し、上半身裸となって機器のあるベッドに横たわります。
 そして、準備時に設定した体位を取ります。
 担当技師が、微調整し、体のラインをレーザーに合わせます。

 位置を合わせた後、診断用X線撮影装置(OBI)で2方向からX線撮影を行い、照射位置の確認および位置の微調整を行います。
 そして、治療用の放射線照射が行われます。

 これらは1回限りで実施されるのではなく、いろいろな過程が繰り返されます。
 この間、大きな機器が身体の周りをグルグルと回り、私的素人的に言うとそれぞれの機器が具体的に何をしているのか、詳細は正直なところ不明なのですが、全体でだいたい15分ぐらいの治療時間です。

 その間、(音が違うので分かるのですが)放射線を照射しているのは3〜4回で、全部合わせても1分にも満たない時間であると思われます。
 あとは、機器のグルグルがほとんどです。
 何のためにグルグルしているのか、今もよく分かりません・・・
 放射線の性格上、あまり強い照射は避けるべきでしょうから、何回かに分けて・・・ということは理解できます。

 放射線治療は、抗癌剤のようには副作用がない、極めて少ないもののようです。
 ただ、私の場合、脇の下のリンパ癌ですので、そこに放射線を照射する際に、放射線がリンパ腺や肺に当たってしまって損傷させることがあるとお聞きしましたが、結果的には大きな副作用はありませんでした。
 抗癌剤治療の副作用に悩まされ続けている私としては、ある意味「快適な」治療法ではありました。

 10月19日(月)に最終、25回目の放射線治療を受けました。
 治療を受けるたびに、カードにスタンプを押していただくのですが、この25回たまった当日はやはり嬉しいものではありました。
 このスタンプについてはも病院スタッフも患者の気持ちを意識しておられるようで、単なる記号のスタンプではなく、動物や草花などの絵柄が、それも同じものは2度と使用されずに押されていました。

 そして、放射線治療終了を受けてまた、11月12日(木)にPet-CTを受診、その結果を19日(木)に主治医から聴きます。
 今年3回目のPet-CT、早くも生まれて3回目の経験であります。
 
 上に、8月の際に私は今回の抗癌剤治療ではいわゆる「寛解」とはなっていないだろうなあと感じていた・・・と書きましたが、この放射線治療を終えた後には、流石に「寛解」となっていてほしいなあと思っておりました。

 しかしながら、結果としては、まだ少し小さなものが残存しているとのことでした。
 放射線治療の場合、治療の結果がでるまでにタイムラグがあるということ、そして、極めて小さな残存物ということで、しばらくは経過観察ということとなりました。

 まだまだ続きそうです。

 そして、癌の治療が一段落したこの時期に、肝臓の治療を始めようかということとなりました。
 第一回目の抗癌剤治療の時から、肝臓の数値がかなり悪い値を示すようになりました。
 抗癌剤の副作用そのものというよりも、今までキャリアではあるが症状のなかったC型肝炎がここにきて表面化してきたものと判定されました。
 入院当時も消化器内科の診断を受けたのですが、肝炎治療も対ウイルスの治療となるため、癌治療と並行してはできないと聞かされていました。
 タイミング的に今が治療を行うチャンスのようです。
 
 肝臓の治療の具体的な様子については、また別途書きたく思います。


11月末の畑の様子




葉物野菜


ニンニク


ネギ




ブロッコリー
カリフラワー


 


ソラマメ


タマネギ


ホウレンソウ
 

正月菜

 

ダイコン


コマツナ


ジャガイモ



(なし)


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