菜園日記2020年5月


2020/05/03

 5月に入りました。
 ゴールデンウィークの真っただ中ではあります。昼から畑へ。
 先週植えた苗は、ちょっと水不足で弱っていましたが、水をやると元気になりました。
 一番東側の畝をまた耕します。
 タマネギの跡地に、油粕を入れて、荒起こししておきます。
 エンドウは株は小さいままですが、実をたくさんつけていました。10数個収穫いたします。
 イチゴも実をつけていました。
 ニンニクはまだまだ青々としています。

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2020/05/04

 暖かな祝日となりました。
 昼からホームセンターへ行き、キュウリの苗を4つ、ゴーヤを2つ、バナナウリなるものを1つ購入して畑へ。
 一番東側の、ニンジン、ダイコンの跡地を耕して畝を作り、北からキュウリ、ゴーヤ、バナナウリを植えます。その南側には、ニンニクがあります。
 タマネギの跡地に、化成肥料と苦土石灰を入れて軽く耕しておきます。

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2020/05/05

 3日連続の畑となりました。
 かなり暑い子供の日となりました。
 タマネギの跡地をまた耕し、畝を作ります。
 真ん中の畝・・・ナス類の畝に本支柱を立てます。
 最近植えてきた夏野菜の苗については、概ね順調なようです。ただ、シシトウの1つがちょっと元気がありません。
 イチゴは、実を赤くしてきました。

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2020/05/09

 午後雨予報のため、昼前から畑へ。
 途中、ホームセンターで、エダマメの苗を4つ、ミニパプリカを1つ購入いたします。
 タマネギの跡地に、エダマメを植えます。
 シシトウ2つの北にスペースがありましたので、そこにミニパプリカを植えます。  ただ、シシトウ2つの内1つが立ち枯れしてしまっていました。
 東側の畝に支柱を立てます。
 ゴーヤの1つがちょっと不調です。
 小さなイチゴを10個ほど収穫。
 エンドウも10個ほど収穫できました。
 ニンニクは葉を枯らしてきました。

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2020/05/10

 また夕方から雨予報となりましたので、朝から畑へ。
 途中、ホームセンターで、シソとシシトウの苗、そしてネットを買います。
 エダマメの南側にスペースがありましたので、そこにシソを植えます。
 昨日、立ち枯れしていたシシトウの替わりを植えます。
 キュウリ、ゴーヤ、バナナウリの畝にネットを張りました。ちょっとサイズが合いません・・・
 またイチゴを数個収穫。

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2020/05/17

 昨日はかなりの雨となりました。
 昼から畑へ。
 イチゴが豊作です。30個ほど採れました。これほど次から次へと生るとは思ってもいませんでした。スーパーで売っているもののように、大きくもなく、赤く熟してもいませんが、しかし、とても甘くてコクがあります。
 エダマメの1つが立ち枯れしていました。植え付け当初に横倒しになっていたからかもしれません。
 ニンニクがそろそろ葉を枯らせてきました。
 後は皆、順調なようです。

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2020/05/23

 夏日の土曜日となりました。
 昼から畑へ。
 また株を大きくしてきたキュウリやトマトを支柱に留めます。
 エンドウはそろそろ終わりです。最後の数個を収穫して、撤去いたします。
 ゴーヤの1つ、エダマメの1つが立ち枯れ状態で、それぞれ葉を1枚ずつしかつけていませんでしたが、今日見ますと、葉を増やしてスクッと立っています。なかなかの生命力です。

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2020/05/24

 朝から携帯が壊れ,日曜日のお昼だから超満員だろうなあと近くのドコモに行きましたら、ガラガラの状態で、・・・原則予約しか受けていないようですが・・・応急措置にて復活。
 昼から畑へ。
 エンドウの跡地に鶏糞を入れ、荒起こししておきます。
 後は、草抜き、水やり等々・・・

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2020/05/30

 暑い土曜日となりました
 夕方から畑へ。
 気温は30度を超えていましたが、涼しい風の吹く畑でした。
 エンドウの跡地に化成肥料と石灰を入れ、耕して畝を作ります。
 後は、キュウリ、トマトなどの枝の整理、支柱への留めなど。
 たっぷりと水をやります。


   
   


 私が初めて人間ドックなるものを受診しましたのは、45歳の時でした。
 元来私は、人間ドックどころか通常の健康診断も嫌いな人間で、職場で行われる集団検診の時も可能な限りサボっておりました。
 しかし、42歳の時に父が亡くなったこともあり、またちょうど45歳の「節目」検診という制度があって人間ドックが無料になるという歳でしたので、受診することといたしました。
 その検査項目は一般的なものでしたが、何分不摂生の代表であるような私が初めて受ける人間ドックですから、少なからぬ指摘事項がズラッと並びました。その1つが「緑内障」でした。

 緑内障といいいますと、白内障などと比べて一般の認知度の低い病気かもしれません。簡単に言いますと、眼圧の上昇等によって視神経が障害される病気です。一度ダメになった視神経は復活することはありませんし、その分視野が狭くなったりするという厄介な病気ではあります。

 当初は、緑内障というよりも、眼圧が高いので緑内障の危険があり、それに備えての治療が必要というようなレベルでした。
 初め1種類の目薬でスタートした治療も、しかし、だんだんと目薬の種類が増え、最終的には4種類の目薬を点眼する状態となりました。

 それなりに点眼を継続し、それなりに眼圧が安定しているにも関わらず、緑内障は少しずつ進行していました。
 その進み方などについては少し疑問を感じていたのですが、この件については、今回の手術の担当医師の説明で一定納得がいきました。
 また、後述いたします。

 さて、緑内障の治療については、当初は人間ドックを受けた総合病院で受けておりましたが、そこに通院するためには平日に仕事を休まなければならないこと、そして、ある時の病院の説明責任のない対応に不満が生じ、家からほど近い眼科に通うこととなりました。

 ここは夜間診療もしていますので、仕事帰りに行くことができます。
 そこではだいたい3ケ月分の目薬をもらって、3ケ月ごとに通院というパターンを続けておりました。
 また半年に一度の間隔で「視野検査」を受けます。
 昨年の秋にも「視野検査」を受けたのですが、その結果、もう手術をしなければダメだと宣告されました。

 視野検査にはいろいろな方法があるようですが、この時のそれは、かなり限定した範囲を調べるようなもので、私の病気が進んでいる部分に集中したものだったのだと思います。
 確かに、検査を受けている間も自分で、見えないなあ、なんでかなあ・・・という感じではありました。

 検査後に診察を受けるわけですが、この時の医師等の態度は、かなり深刻なもののように感じました。私の感覚だけなのかもしれませんが、そのクリニックの診察室は一種異様な雰囲気となっていました。
 医師たちは、ひょっとしたら、ここまで症状が進行したことに、自分たちの責任が問われるのではないかと真剣に?危惧していたのかもしれません。
 また、手術をするとしても、間に合わないかもしれないと判断していたのかもしれません。 
 まあそんな雰囲気もあって、単純な私などは一刻も早く手術をしなければ失明してしまうと恐れおののき、早々の手術の段取りをお願いいたしました。
 緑内障の手術は、このクリニックではできないということで、大学病院を紹介されました。

 しかし、私は、この大学病院での診察の前に、癌で入院するということになってしまいました。
 癌の治療などについては、先に書いたところですが、私の場合、抗癌剤での治療を繰り返すという形です。
 この抗癌剤での治療中は、各種抵抗力、免疫力などが大きく減じるということで、さまざまな医療行為などにも影響があるとのことでした。
 あるサイトで見た経験談では、この抗癌剤治療中には、歯医者の治療などもけっこう危険なこと!と指摘されていました。

 私の場合、癌治療の入院が少し長引き、さらに長引いたら予約してもらった日の眼科診療が受けられないかもという状況でしたので、上に書いたことも含めて心配になり、あーこのまま失明するのかも・・・と本気で考えたりもしました。

 結果としては、間に合う日程で退院することとなりました。
 大学病院での診察の日を迎えます。
 医大の付属病院の待ち時間はなかなか長いです。1日仕事です。
 まあしかし、待ち時間が長いだけの診察力と説明能力はあるように感じています。
 患者もよく心得ていて、この病気にはこの先生・・・というようなことを良く調べて、患者同士で情報交換したりしています。 

 私の順番が来ます。
 担当医師はベテランらしい、ジョークを交えた語り口の方で、なかなか説明能力がある部長先生でした。
 今の私の眼の状態は、そんなに重篤なものではないけれども、そろそろ手術を考えてもいいでしょう・・・と失明の危惧をしていた私には安心の言葉がありました。
 また、目薬などで一定眼圧を降下させることに成功しているのに、緑内障の進行があるのは何故かという私の疑問でしたが、こちらから質問するまでもなく、私は生まれつき視神経の弱い面があり、そのような人は平均的基準以上に眼圧を下げなくてはいけないとのことでした。
 なかなか納得できる説明でありました。
 というか、他の病院では何故このような説明をしてくれなかったのでありましょうか?

 現在、抗癌剤による治療の最中であることを伝えますと、あっさりと、大丈夫でしょうという返事をいただきました。
 長年の経験からくる自信のようなものが窺われました。

 緑内障の手術には幾つかの種類がありますが、私が受けることとなったのは、眼圧を下げるために、目の中を流れる「房水」という水の排出を改善する手術で、新しく「房水」が流出する交通路をつくるというものでした。
 
 それから、当初クリニックで聞いていましたのは、この手術ではだいたい10日間ほどの入院を必要とするということでした。
 このことについて担当医師は、日帰りでもできますよ、という答えでした。半分安心で、半分不安でありましたが、日帰りで実施するのに十分な自信や技術的裏付けを有しているということなのでしょう。
 後からいろいろとネットなどで調べましても、この手術については大抵の医療機関では10日〜2週間の入院が必要としています。
 まぁ退職前の年度末、並行して癌治療を受けている私にとってはありがたいことです。

 で、そこでさっそく手術の日が決まります。

 当初の手術日は、ゴールデンウイークが明けてすぐの日程でした。
 その2週間ほど前に、手術のためのさまざまな検査や注意事項を受けるために診察がありました。
 しかし、そこで言われましたのは、公立医大の付属病院としてコロナ治療の指定病院となったので、そのため不要不急の手術は中止という事態でありました。
 私の眼はどーなるのだろー、どんどんと失明が近づくのか・・・とまた不安がよぎります。

 しかし幸いにもその担当医はこの病院以外にも2〜3の眼科に関係しており、その場所で手術を行うことができるとのことでした。
 その方法でお願いいたします。

 その手術の日は、当初の予定日から1週間ほど後の日となりました。

 手術当日、指定されたクリニックに向かいます。
 京都の中心地にあり、新しく、なかなか高級指向の医院でした。
 担当医師の話によりますと、手術関係の機器も最新鋭のものが設置されているとのことでした。

 事前の目薬や点滴などの準備が済み、いよいよ手術本番となります。
 眼の手術というのは、しかし、場所が場所だけになかなか緊張感があります。
 いろいろな器具を取り付けられたりしますが、はっきり見えないとはいえ、それなりの光景は浮かびますから、なかなか心臓に悪いものです。
 気の弱い私の心拍数はかなりのものだったと思います。

 手術時間は、全部で40分ほどでした。
 担当医師は、やはり慣れた人で、手術中も冗談を交えながら、順調に進めていただきました。
 途中で麻酔が切れて、その痛さにちょっと足をバタバタしていましたら、足をバタバタさせても痛いのは消えませんなどと言います。
 そんな感じもふくめ手術は無事終わりました。

 ただ、余分なことかもしれませんが、このクリニックの看護師と事務担当は、なかなかダメな職員でした。

 手術が終わって、看護師から術後の注意事項などの説明がありました。
 今後の生活態度などについて質問すると、それはパンフレットを見てください。それもパンフレットを見てください。というのです。私は、このクリニックに来るのは本日が初めてなので、パンフレットをもらっていないと言いますと、そんなはずはない、受付で確認してくださいと言います。
 で、受付でそのことを聞きますと、そのようなパンフレットはないとのことでした。
 帰宅してから、どのような注意が必要なのか分かりませんので、私は薬局に行ってから再びここへ戻り、パンフレットのことを尋ねましたが、答えは一緒でした。

 次の日に別の看護師に聞きましたら、すぐにそのパンフレットを持ってきてくれました。
 情報の共有というか、横の連絡というか、職業倫理のない職員は困ったものです。
 役所生活35年のオッサンはそーいうことにはウルサイのであります。

 まあ当日、とりあえず眼帯をして、帰路につきます。
 眼帯をしていますから、片目は真っ暗で、このまま見えなくなったらどーしようとかまたまた不安になります。
 眼は、そういう不安が大きなところではあります。
 不安だらけの怖がりの私です。

 人間は、視覚以外にも様々な情報の入り口がありますが、視覚の占める割合は圧倒的に大きいのではないかと思います。
 
 翌日は、術後の診療ということで、朝からそのクリニックに向かいます。
 眼帯を外されますと、視界が広がります。
 ホッと安心いたします。
 手術は上手くいったと告げられます。

 この手術を受ける時の事前知識として、大事なことは、術後に目をこすったり、圧迫したりしないこと・・・という項目がありました。
 しかし、意識のある時はともかく、寝ている時など無意識にそのようなことをしてしまうことはありますから、その点がちょっと心配でありました。
 これについて、目に当てるプラスティックのカバーをもらいました。
 寝る時にはこれを絆創膏で留めて・・・ということです。
 いろいろとあるものです。
 けっこう長い期間、プラスティックの眼帯をして寝ておりました。

 さて、このように手術は終わりましたが、経過観察等もあり、まだまだ通院は続きます。

 術後の診療の中で、抜糸という作業がありますが、ある診察日に目に残る4本の糸を、特に麻酔などすることもなく、何気なく行われました。
 される方としてはけっこう緊張感のある作業ではあります。
 ここでも担当医師は、冗談を交えながら、耽々と進めます。 
 眼球は反射的にかなりのスピードで動いたりしますけれども、医師は「アッ、逃げたな!」などと言いながら着実に作業を進めます。

 現在は、視力が少し下がったりもして、目の状態はまだ安定していません。
 そのため新しく眼鏡も作っていないのですが、景色が見えることに感謝しています。

 コロナが落ち着きましたら、いろいろなものを観にいきたいものです。

5月末の畑の様子



(なし)



イチゴ





エダマメ



シソ

 

シシトウ


 

トマト


 

ナス

 

キュウリ


ゴーヤ



バナナウリ



ニンニク


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