菜園日記2019年10月


 2019/10/06

 10月に入っても夏日、真夏日が続いていましたが、今日は涼しい日曜日となりました。
 昼から先ずコーナンで、イチゴの苗を4つ、スナップエンドウの種を買って、畑へ。
一番西側の畝の北半分を耕し、北からスナップエンドウ、イチゴを植えます。
 ブロッコリーとカリフラワーはちょっと枯れ枯れで弱っていましたが、水をやると元気になりました。
 あとのものもほぼ順調な感じです。
 いよいよ秋へと入ります。

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2019/10/13

 超大型台風一過
 涼しい日曜日となりました。急に秋らしくなってきました。
 コーナンで、タマネギの苗を買って畑へ。
 涼しくなって雨が多かったためか、野菜は皆順調なようです。
 一番西側の畝の南側を耕し、タマネギ苗を植えていきます。
 ダイコン、ニンジン、コマツナなど少し間引きます。

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2019/10/20

 本格的に涼しくなりました
 昼から畑へ。
 全体に追肥をいたしました。
 ニンニクも発芽が確認できました。
 スナップエンドウも発芽してきました。
 他の野菜も少しずつ大きくなっています。

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2019/10/27
 10月最後の日曜日となりました。
 暖かな日曜日です。
 畑へ行くと、かなり水に濡れていました。こちらの方は雨がきつかったようです。
 そのため、作業もあまりできませんので、間引きと草抜き。
 ダイコン、ニンジン、コマツナを間引いて終了とします。

   
   

 
 ラグビーのワールドカップが日本で開催されました。
 日本は堂々!ベスト8進出を果たしました。

 サッカーと比べて競技人口も少なく、ルールは少し複雑ということもあり、あまり多くの新規ファンを獲得できないのではないかと思っていましたが、しかし大変な盛り上がりとなりました。
 私も実は、興味深く見ておりました。
 日本・サモア戦の瞬間最高視聴率は、46.1%、同じくスコットランド戦は、瞬間最高53.7%だったということです。視聴率ですから、テレビを見ていた人も、見ていない人も含め、2人に1人が見ていたということで、なかなかスゴイことではあります。

 そして、ラグビーを日本語で表記すると、闘球とか。
 その漢字に相応しいゲーム内容が多くの人をエキサイティングさせているのでしょう。

 また、面白味の一つに、あまりルールを知らないスポーツのため、何かのペナルティがあった時などにルールに関する解説が入ったりしますと、なるほどなるほどと関心が湧いて、少しずつ知識が深くなっていくことも、興味を増やすことに繋がっているのかもしれません。  
 まあ私もいまだによく分かっていない部分も多いのですが・・・

 このワールドカップを機に、SNSなどでもラグビーの話題が多くなっていますが、その中の1つに、
「ラグビーは紳士のスポーツと言われているが、何故、あのような格闘的な団体戦が紳士のスポーツなのか」
という疑問があります。

 紳士のスポーツといえば、ゴルフについても良くいわれます。
 そして、ゴルフに関してよく言われることは、ゴルフには審判がいない、全てを自分でジャッジしなくてはいけない。だからゴルフは紳士のスポーツなのだというようなことです。
 また、ゴルフのルールブックの初めに「マナー」について語られていることも、そのような性格をよく表しているものと言えます。
 
 ラグビーについても、ラグビーは審判に異議を唱えるようなことはしない。サッカーなどでジャッジに不満がある場合に、審判にくってかかるようなことがあるが、それとは違うからラグビーは紳士のスポーツなのだと言われたりもします。

 まあ、この辺はちょっとこじつけ的に思えます。
 実際にジャッジを巡って、乱闘騒ぎになることもあるようですし、紳士のスポーツという定義を説明するために、ちょっと無理をしているように感じます。
 また他のスポーツでも、何か紳士的な要素を抽出してくれば、それを「紳士のスポーツ」と名付けることができてしまうかもしれません。
 
 これらに対し、それは基本的に「紳士」の意味を間違えているのだと指摘されることもよくあります。

 紳士とは、イギリスにおける紳士階級、簡単に言えば中流、上流階級ということであり、紳士のスポーツとは、紳士階級の行うスポーツという意味であって、紳士という語からイメージされるようなルールを守り、マナーを尊重する態度、一言でいえば、上品で教養があり、礼儀正しい男が行うスポーツというようなものを示しているのではない・・・という主張です。
 歴史的、客観的な定義とも言えます。

* 「紳士」とは本来はジェントルメン(Gentleman )の訳語です。ジェントルマンの語源はイギリスにおける歴史的社会階層である 「ジェントリ」に由来しており、それは厳密には貴族と異なる称号を有する地方領主階層を指す語でした。後に貴族階級、中産階級を含めて、「統治階級にふさわしい教養と徳性を身につけた男」を指してジェントルマンと呼ぶようになったようです。

 この主張の立場に立ったとしても、中流、上流階級の行うラグビーが、あのように激しくぶつかり合う格闘スポーツであることは、私も少し違和感を感じますが、その辺についても説明はなされています。

 昔は上流階級と労働者階級の差は露骨で、経済格差が天と地ほどもありました。

 だから昔は、上流階級と労働者階級は見た目が違っていたようです。
 上流階級の子弟は栄養価の高い食事を取っているため、背も高く、スポーツで体を鍛える時間もあったために頑健な肉体を誇っていました。
 それに比べて労働者階級の子供たちは満足に食事を取れず、いつも腹をすかしていたため、成長しても背が低く痩せていたとか。

 この辺は、ちょっと我々のイメージとは違う点があるようにも思えます。
 日本の公家のような「なよなよ」した支配者階級、紳士を想起しては、違う方向に行ってしまいそうです。

 さて、こうした支配者側の人々のことを「紳士」とイギリスでは呼び習わしていた訳です。
 そして、ラグビーは、背の高いがっしりした人間にとって有利なスポーツです。つまり、「ラグビーは紳士のスポーツ」というのは、肉体的に頑強でたくましい上層階級の人々=紳士のためのスポーツがラグビーである、という意味であり、ラグビーをすればフェアになるとか、そういう意味では無いのです。

 では、労働者のためのスポーツとは何か? その代表がサッカーと言われています。
 今でこそサッカーも選手の大型化が進みましたが、昔はそれほどでもありませんでした。
 往年の名選手・マラドーナは166cmですし、最近の最高のサッカー選手と言われるメッシは169cmです。それでも2m近い選手と互角に戦えるのがサッカーというスポーツです。
 ボールは地表近くを移動しますから、背の高さがあまり意味をなさないのです。足で球を移動させることが体格差を消し、平等をもたらすのです。
 だからこそ、体格の劣る労働者階級のスポーツというわけです。
 
 ここでもまた現代的に筋骨隆々の肉体派労働者を想起することは、違う方向に向かってしまいそうです。

 さてさて、この定義は少なくとも歴史的解釈としては正しいものと思われます。

 しかしながら一方で、イギリス紳士という存在が、やはり紳士としての一定の概念の基本となっていることも否定はできません。

 そうしますと、紳士のスポーツの意味は、もともとイギリスの中流、上流階級の行うスポーツとして始められ、イギリス紳士が形成してきたさまざまな意識、行動規範とともに時代を経て、いわゆる紳士らしいプレイ、例えばフェアプレイの精神が尊重されるスポーツということになるのではないでしょうか。

10月末の畑の様子



エンドウ




イチゴ







タマネギ



 

ネギ

 

コマツナ

 

ブロッコリー

 

カリフラワー

 

ニンジン



ダイコン






ニンニク


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