菜園日記2019年4月
7日(日) | 4月に入りました。 今年の京都の桜は,ちょっと遅いようです。 昼から畑へ行き,残り半分に元肥を撒いて,耕します。 本日もそこまで・・・ |
14日(日) | また雨の日曜日となりました。 畑はお休みです。 しかし,このまま雨が続いたりしますと,土づくりが 間に合わなくなってしまう危険が・・・ |
21日(日) | 春というより初夏という陽気の日曜日となりました。 昼から畑へ。 本日は,畑全体に苦土石灰を撒いて耕します。 畑が少し大きくなったこと,そして,しばらく放置されていた固い土ですので,なかなか大変です。 ただ,そろそろ夏野菜の苗を植える時期ですので,あまりゆっくりとはしていられません。 |
28日(日) | 4月も最後の日曜日となりました。 午前中から畑へ。 化成肥料などを撒いて,畝を3つ作ります。 南北方向へ3本。 ただ,1つ1つが長いので,今までより多くの野菜を植えることができそうです。 いよいよ夏野菜の準備期間となります。 |
29日(月) | コーナンが開店するのとほぼ同時ぐらいに入り,ナスの苗を4つ,トマトを3つ,シシトウを3つ買って畑へ。 3つ作った畝の一番西側に,北から,シシトウ,ナス,トマトと植えていきます。 水をあげて,本日はここまで。 |
4月となりましたが,まだ写真にする畑の内容はありません・・・
この春に街角で出会った京都の桜です。
若い時には,花などに全く興味がなく,街行く時も路傍の草花を楽しむなんてことは全くありませんでした。 見もしないのですから,当然花の名前も知りませんし,どこかに何かが咲いていたというような記憶なども存在しないいう状態でありました。 学生時代に仲間と「花見」に行ったこともありますが,酒を飲んで昔から伝わる宴会用の「替え歌」などを歌ったりしていたことは多少覚えていても,桜を愛でたような記憶は全くありません。 まあ,もちろん当時は,酒を飲んで騒ぐことが目的であったわけです。 このような私でありますが,歳を取ると花や植物などに目が向くようになってきました。 お花見にでかけても,杯を傾けながら,頭上の桜の光景に想いを寄せたりもしています。 何故なのでしょうか? 畑で野菜を育てていることもあり,植物全体に興味が増えてきたのかもしれません。 それとも年齢的にそのような風景を好むようになってきたということなのでしょうか。 さて,自宅近くに公園があり,ほぼ毎朝そこを通って通勤しています。 春になるといろいろな花が咲き始めます。 で,少し遡りますが,去年の秋に落ち葉の綺麗な木がありまして,その写真を撮ったりしたことがあるのですが,しかし,私には何という木の落ち葉か分からない。 どこにでもあるような葉っぱだから,葉っぱなどから植物名を正確に把握することは困難かなぁと考えたりしていました。 その木に,今年の春,綺麗に桜が咲きました。 桜の種類はたくさんあるのでしょぅけど,ソメイヨシノにほぼ間違いありません。 私の植物知識は,今もこんなものではあります。 * 現在日本全国に植えられている桜の8割はソメイヨシノと言われています。 幕末に染井村(現東京・駒込)の植木屋が「吉野桜」として販売したとされ,花つきがよく,葉が目立たず、成長も早いため全国に広まったと言われています。桜の中では非常に新しい種であります。 桜は,特にソメイユシノは,パッと咲いて,すぐに散り,葉も短期間に大きくなって,アッという間に「新緑」の桜となります。 ソメイヨシノは長くても2週間ほどしか楽しめない・・・と思っていたのですが,新緑や落ち葉の時期も考えると,なかなか趣深いものがあります。 そしてソメイヨシノが散ってしまう頃,いわゆる八重桜が咲いてきます。 * 八重桜というのは品種ではなく,八重咲き,つまりたくさんの花びらが重なっている桜の総称ということで,非常にたくさんの種類があるようです。ソメイヨシノの後に咲き,5月に入ってもまだ咲き続けているものも多くあります。 桜の種類はたくさんあるようですが,例えばあの薄いピンク色が一面に広がる姿は,日本の光景としては,一種異様な感もあります。 その非日常的な非現実的な光景も,桜の魅力なのかもしれません。 さて,公園を抜けますと小学校があります。 そのフェンスの外側,道路に面した場所に細長い花壇が設置されており,「小学生が一生懸命育てました」という看板の下に,この時期はチューリップが綺麗に並んでいます。 桜とチューリップは,ある意味対照的な姿のようにも思えます。 薄桃色の桜と違い,チューリップは,原色の色をした花が,くっきりと大きく咲いています。 童謡の歌にある姿そのままです。 ♪ さいた さいた チューリップの 花が ならんだ ならんだ 赤 白 黄色 どの花みても きれいだな ♪ チューリップも,そのはっきりした色あいや形もあってか,世界中にさまざまな伝説,謂れを持っています。 多くの人が好きな花である証なのかもしれません。 その色合いが,これまた日本の光景に合うかどうかは別として,特に小さな子どもが好きになる要素が多い花ではないかと思います。 そのチューリップも開花期間は短いものです。 1週間から10日くらいといわれています。 他の花などで,1つ1つの花の命は短くとも,次々と新しい花が咲いて長期間楽しめるものもありますが,チューリップの場合は花が1つしかありませんから,それで終わりとなります。 さてさて,春には,まだまだ多くの花が咲きますが,残念ながら,私はそのごくごく一部しか,名前と姿が一致しません。 春の花で,なんとか私が「分かる」ものといえば, 桜 梅 椿 菜の花 チューリップ たんぽぽ 桃 ハナミズキ ツツジ ・・・ぐらいでしょうか? といいつつ,桃とかハナミズキはちょっと怪しいかも・・・ よく花屋さんで売られているような花々や,花を熱心に育てている人が庭先に咲かせている花などは,ほとんど全く分かりません。 ただ,一つひとつの名前などが分かれば,さらに花を楽しむことができるのになあと思うこともあります。 春に咲く花といえば,身近に見かけるものだけでも何十種類,何百種類とあるのでしょうけど,わずかなものしか名前の分からぬ情けない私であります。 私は,昭和天皇の特なるファンでもありませんが,以前から,昭和天皇が語ったと言われている 「雑草という草はない。」 という言葉を少年の頃から印象深く覚えています。 この言葉には諸説がありまして,もともとは植物学者牧野富太郎の言葉とする説も有力です。 「雑草という草はない。それぞれに名前がある」 まあ,誰が言ったのかは別にして,良い言葉だなあと思います。 |
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