菜園日記2018年9月

 2日(日)  9月に入りました。
 ちょっといろいろと考えて,畑を代わることといたしました。
 本日は,午前中に,今の畑に行って,少し収穫,そして置いてある道具などを整理しました。
 夕方に新しく借りる畑を見に行き,さっそく契約いたします。
 畑の大きさなどは前と変わりませんが,アドバイザーの方がいて,いろいろと教えてもらえます。
 また,有機農法ということで,化成肥料などは使えなくなります。
 今までは,とりあえずやりっぱなし・・・というスタイルでしたが,少し勉強できたら・・・と思っています。
 9日(日)   本日は所用のため,畑はお休みです。
 16日(日)  今日は新しい畑の1日目です。
 前の畑とほぼ同じ大きさの土地に,4つの畝を作ります。
 ずっとそれぞれの時期の野菜作りが終わった畝ぐらいしか耕していませんでしたので,一挙に4つの畝は,なかなかの重労働となりました。
 まあ,なんとか畝は完成いたしました。
 後は,秋冬野菜を植えていきます。
 17日(月)  昼からまずケーヨーD2へ行き,ブロッコリーとカリフラワーの苗,ネギ苗,ニンニク,そしてダイコンとニンジンの種を買って畑へ。
 一番南側の畝に,ネギ,ブロッコリー,カリフラワーを植え,そしてニンジンの種を蒔きます。
 2番目の畝に,ニンニク,ダイコンの種を蒔きます。
 今日はここまでとしておきます。
 新しい畑は,土が十分にはこなれて?いませんので,ちょっと心配な状態ではあります。
 23日(日)  昼から先ずケーヨーD2へ行き,イチゴの苗を3つ,セロリの苗を2つ,そして芽キャベツとレタスを購入して,畑へ。
 ネギは,すくすくと育っています。
 ブロッコリーとカリフラワーも順調な様子です。
 ニンジンも,わずかにですが,発芽を確認できました。
 ニンニクもまた1ケ所だけですが,発芽を確認できました。
 ダイコンは全ての場所でちゃんと発芽しています。
 ダイコンの西側に,セロリを2つ植えます。
 南から3番目の苗の一番東側に,イチゴを3つ植えました。イチゴは初めてのチャレンジです。
 その横に,レタスと芽キャベツを植えます。
 今年は残暑が長引くとの予報でしたが,すっかり涼しくなりました。
 30日(日)  9月も最後の日曜となりましたが,またまた超大型台風が直撃ということで,畑はお休みです。

 
 ネットに,「質問と回答」カテなるものがあります。
 あらゆる領域に渡り,誰かが質問を立て,誰かがそれに答えるというサイトです。
 ほぼ素人が匿名で回答するのですから,実に不正確な,そして不誠実な答えもたくさんありますが,なるほどと感心する答えも少なからず存在いたします。
 
 少し前の話ですが,そのサイトを使って不正入試・・・という,ある意味驚くべき事件がありました。
 初めは京都大学が舞台になったと記憶していますが,その入学試験の問題の一部が試験実施の最中にインターネット上の掲示板「Yahoo!知恵袋」に投稿され,第三者がそれに回答していることが発覚した事件です。
 事の是非は当然のことですが,それよりもきわめて短い試験時間内に「求めている」回答がアップされてくる・・・ということがネットの時代のスゴイところではあります。

 そういったサイトの中で,ある時,ゴルフに関するものを見ていましたら,ちょっと盛り上がっているテーマがありました。
 それは,ゴルフ場に「軽トラック」で乗りつけるのは,是か非かというような問題です。
 ある人は,ゴルフ場は格式があるところなのだから,一定以上の車で行かなくてはいけないと言い,ある人は,ゴルフに行くのに車の種類など関係あるのかと反論いたします。

 まあ,いろいろなパターンがあって,必ずしも軽トラックだけが取り上げられているわけではないのですが,一つの典型的なものではあります。

 この「軽トラック」という言葉にも,いろいろな意味が込められてるものと思われます。
 1つは,車の値段が「安い」ということでしょう。
 ゴルフ場というのは,それなりのグレードを必要とする場所なのであるから,安物の車はダメだ,という考え方が主張されます。
 しかし,この場合,安いというのはいったいいくら以下のことなのでしょうか。
 その線では,中古でボロボロの,軽トラックより安いベンツはいいのか?という反論も寄せらたりします。
 
 2つめの意味合いとしては,「作業車」であるということです。
 ゴルフのプレイにジーンズがダメというドレスコードが一般的にあるように,そして,ジーンズは作業着だからダメなのだという考え方があるように,仕事をするための作業用の車で,「格式」あるゴルフ場にくることはダメなのだという考え方も良く見かけます。

 まあいずれにせよ,このような掲示板でのやり取りは,ほとんど論点がかみ合わないままに進み,罵り合いに進むというパターンが多いものです。
 というか,元々,何か議論を建設的に積み上げて,それなりの実りある結論を導き出そうというような意欲は感じられません。
 そのような場所でもあります。

 ただ,私の感覚としては,ゴルフ場あるいはゴルフというものに対する考え方が多種多様にあって,それらが整理もされずに,「軽トラック」は是か非かと論ぜられても,それがサイトの「質問と回答」カテではなかったとしても,結局は自分の感情だけでお互いを攻撃しあうというような無駄な局面に陥るだけではないかと思います。

 例えばですが,ゴルフ場は,元々王族,貴族の社交場だったから・・・云々ということをいう人がいます。
 私の考えでは,これはちょっと違うのでは・・・と思います。

 日本のゴルフ場に多い「カントリークラブ(country club)」という名称ですが,本来は,「ゴルフ場」という意味ではなく,地域にある「社交クラブ」という意味合いの言葉で,ゴルフに限らず,テニスや乗馬などを楽しみ,そして地域の人々が集まってお酒を飲む・・・というものであったのが,日本ではゴルフ場に特化して定着したと言われています。

 日本のコースの約8割はメンバーシップコースとしてスタートしていますから,「クラブ」という概念としては間違っていないのでしょうけど,メンバー間の交流の場としてどれだけ機能しているかを考えますと,本来の「クラブ」とは少し違うものになっていると言えます。
 また,地域の関係性をメインにゴルフ「クラブ」を立ち上げたという例は,日本では存在していないように思われます。

 イギリスでは,街ごとにゴルフ場とクラブがあり,市民の交流の場となっているとのことです。また,地域の子供は無償でクラブのメンバーとして迎えられ,成人して正式にメンバーとなるまで,クラブの大人が面倒を見ると言われています。
 country clubという名に相応しい存在です。

 一方,カントリークラブという語をネットで調べたりしますと,アメリカの郊外にあるスポーツ施設のこととして書かれているものもあります。
 それはそれでちゃんと存在するものではありますが,同じ語でもかなりの違いがあるようです。
 質問・回答サイトでも,カントリークラブとは?という問いに,このアメリカのスポーツ施設のことを得意そうに書く人が絶えません。
 答えが書きたくて,ネットで調べて,それをそのままコピペしているのでしょう。しかし,ゴルフのカテではその意味ではないよと気づくだけの基礎知識もない人が,そのように「回答」を書き込んでいるのが,ネットの質問・回答カテではあります。

 さてさて,「カントリークラブ(country club)」とは,上にあるように,本来は地域の交流の場なのでしょう。
 それをそのまま適用しなくてはいけない・・・ということはありませんが,そこにこそ存在するゴルフの精神みたいなものは尊重するべきと思います。

 すると,地域のクラブメンバーが集まってクラブで交流する時に,上着を着て,例えば皆で酒を飲んで親睦を深めようということは,そのクラブのメインの「行事」となるのでしょうが,そういう意味で,現在の日本のゴルフ場も「上着を着てご来場ください」というドレスコードが残されていると言えます。

 しかしながら,このような場においても,「安物の車では来るな」というルールは成り立たないように思いますがいかがでしょうか。
9月末の畑の様子
イチゴ   ニンニク ネギ
―   レタス

芽キャベツ
ダイコン 
ブロッコリー

カリフラワー

 
   セロリ  ニンジン

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