菜園日記2018年7月

1日(日)  関東地方は,早くも6月中に梅雨明け宣言をいたしましたが,京都は例によって,暑い梅雨の真っ盛りです。
 朝から畑へ。
 ナスは実が大きくなってきましたが,ちょっと虫に食べられたようなものが多くなっています。
 エダマメは元気な様子です。
 シシトウはちょっと倒れていました。新たに長い支柱を立てます。数個の収穫。
 ニンニクの跡地はそのままにしておきます。
 トマトは脇芽をかなり伸ばしてきましたので,整理します。実はまだ青いままです。
 キュウリは例によってたくさんの実を大きくしています。10数本の収穫。
 葉物野菜も順調です。
 ゴーヤも少しずつ大きくなってきました。
 後は,草抜き等々・・・
 8日(日)  何十年かに一度という大雨による特別警報が解除された翌日の日曜日です。
 私の畑は非常に水はけが悪いので,こんな時には大きな水たまり状態となっていることが多々あり,今日もそれを覚悟して行きましたが,水はちゃんと引いていました。
 ただ,長時間の大雨で,野菜は弱り切っていました。
 ナスは,葉を多く萎れさせています。大小10数個の実を全て採ります。
 エダマメは,ちゃんと立っていました。まだ小さな実です。
 シシトウは,立ち枯れ寸前です。後は,自然の回復力に任せるしかありません。
 ニンニクの跡地は,そのままにしておきます。
 トマトは,大玉,中玉がきれいに熟していました。10個ほどの収穫です。
 キュウリも数本の収穫。
 葉物野菜は元気に大きくなっています。
 ゴーヤも少しずつツルを伸ばしています。
 後は,草抜き等々・・・
 15日(日)  先週は,何十年かに一度の大雨となり,昨日からは,7月としては最高気温を記録したとの京都であります。
 畑の野菜にいいはずがありません。
 夕方から畑へ。
 ナスは不思議なことに一番元気にしています。数個の収穫。
 エダマメを全て抜きます。数十個の収穫。しかし,エダマメは上手くできた例がありません・・・
 シシトウは1本が完全に立ち枯れしていました。1本も立ち枯れ寸前です。
 困った気象ではあります。
 ニンニクの跡地はそのままにしておきます。
 トマトは枯れ枯れです。でも,実は大小合わせて50個ほど採れました。
 最近は,大玉も上手くできます。
 キュウリも枯れ枯れ状態です。数本の収穫。
 葉物野菜は元気です。
 ゴーヤもなかなかしっかりとツルを伸ばしています。
 たっぷりと水をあげて帰宅いたします。
 22日(日)  記録的な暑さの7月の京都です。
 祇園祭の花笠巡行も早々に中止が決定されました。
 夕方から畑へと走ります。
 ナスは,一番元気にしています。大きな実を1つ収穫。
 エダマメの跡地はそのまま。
 シシトウは,2本が完全に枯れました。残った1本は,赤いトウガラシをたくさん付けています。数本を採ります。
 ニンニクの跡地もそのまま。
 トマトは,株がほとんど枯れていますが,実はきれいに熟しています。40個ほど採れました。
 キュウリも比較的元気です。大小合わせて,6本収穫。
 葉物野菜もかなり疲れていましたが,水を与えると,すぐに元気になります。
 ツルムラサキを少し収穫。
 ゴーヤは実をつけ始めました。3つほど発見。
 後は,水をたっぷりと与えて早々に帰宅いたします。
 29日(日)  地震,大雨に続いて,大型台風が日本列島を,なんと東から西へと通過していきました。
 困った2018年の夏です。
 7月最後の日曜日,夕方から畑へと走ります。
 ナスは元気そうでしたが,今日は実はありません。
 エダマメの跡地はそのままにしておきます。
 シシトウは,最後の1つが赤い実をたくさんつけています。
 ニンニクの跡地もそのままにしておきます。
 トマトは完全に枯れてきました。
 キュウリは,また復活して,実を10本近く収穫。
 葉物野菜もまあまあ元気です。
 ゴーヤは,実をつけ始めました。2つの収穫。
 他の人の畑は,背の高いものが台風の風で倒されていました。
私のところは,被害はありませんでした。

 
 2018年7月は,非常に暑い7月となりました。
 また,多くのことが連続して生じ,この夏の暑さに拍車をかけてもいます。

 その前月,2018年6月18日(月),午前7時58分頃,大阪府北部の深さ約10kmを震源とするマグニチュード5.9の地震が発生しました。
 大阪市北区,高槻市,枚方市,茨木市,箕面市で震度6弱の強い揺れが観測されました。
 関西としては,あまり経験のない非常に強い地震の発生でした。
 私は既に職場に出勤していましたが,鉄筋のビルがこれほど揺れたのは,京都では初体験です。
 多くの人は,出勤途上でした。何十キロを歩いて帰宅した人も少なからず存在します。

 それから2週間も経たず,2018年6月29日に発生した台風7号は,太平洋高気圧の外側を回り込むように,日本海上に抜けましたが,太平洋高気圧の影響で梅雨前線が北海道に停滞し,広範囲で雨量が7月の月降水量の平年値を超えるなどして,北海道では堤防の決壊や内水氾濫に伴う床上・床下浸水,崖崩れ等の被害が出ました。
(北海道の状況については,この後の西日本の水害があまりにも甚大なため,すっかり忘れ去られてしまった感もあります。旭川市街が浸水するなど,あまり報道されていない重大な被害が発生しています。)

 その後,太平洋高気圧が南東に移動したことで,北海道付近にあった梅雨前線が南下。特に7月5日から,西日本から東日本に停滞した梅雨前線に向かって台風7号がもたらした暖かく湿った空気が流れ込むことで,梅雨前線が活発化しました。東シナ海からの湿った南東風と,太平洋高気圧の縁を回る湿った南風が西日本付近で合流し,極めて大量の水蒸気がもたらされたことが原因のようです。
 梅雨前線は9日に北上して活動を弱めるまで,日本上空に停滞していました。西日本から東日本にかけて広い範囲で記録的な大雨となりました。
 7月6日には先ず長崎,福岡,佐賀の3県に大雨特別警報が発表され,続いて広島,岡山,鳥取,さらに京都,兵庫と,1日で8府県に大雨特別警報が発表されました。
 さらに翌7日には岐阜県,翌8日には高知,愛媛の2県にも大雨特別警報が発表され,最終的には運用を開始して以来最多となる計11府県で大雨特別警報が発表されることとなりました。
 この豪雨により,西日本を中心に多くの地域で河川の氾濫や浸水害,土砂災害が発生し,死者数が200人を超える甚大な災害となりました。
 また,全国で上水道や通信といったライフラインに被害が及んだ他,交通障害が広域的に発生しました。平成に入ってからの豪雨災害としては初めて死者数が100人を超え,また,昭和に遡っても1982年に300人近い死者・行方不明者を出した長崎大水害以降,最悪の被害となりました。

 その後,日本列島は高気圧に覆われて日差しが強まり,広い範囲で酷暑が続きました。
 新聞によると7月22日,熱中症(疑い含む)のため,埼玉県などで3人が死亡,1都7県で19人が重体,搬送者は全国で2329人とのことです。
 気象庁によりますと,国内の全観測地点の2割を超える237地点で最高気温が35度以上の猛暑日を記録。猛暑日の地点数は今年最多となりました。
 7月22日の最高気温は,岐阜県郡上市39・8度,愛知県豊田市,名古屋市で39・5度などを記録。京都府舞鶴市(38・8度)など5地点で観測史上最高の気温を更新し,東京都心も今年最高となる35・6度まで上昇したということです。
 西日本豪雨の被災地も,各地で厳しい暑さとなりました。ボランティアの作業なども非常に厳しいものとなっています。
(その後もこれらの記録は毎日のように更新されていきました。)

 第100回という記念すべき全国高校野球選手権記念大会の近畿地方大会は20日,京都大会の2試合が行われましたが,この日は暑さ対策のため,応援席での吹奏楽の応援が中止されました。京都市内の最高気温は,19日まで6日連続で38度を超え,京都府高校野球連盟が20日に試合をする4校に要請したとのことです。

 京都の八坂神社は7月21日,花街関係者や子どもみこしが行列をつくり,祇園祭の後半を彩る24日の花傘巡行を中止すると発表しました。担当者は
「記録的な猛暑が続いていることから,安全に配慮した」
と説明しています。
 7月24日は,後祭の山鉾巡航の日ですが,その見物客は,暑さのためか昨年より半減しているようです。
 この宵山には私も鉾町を歩きにいきましたが,いつもの賑やかさはありませんでした。

 東京消防庁は,7月22日の救急出動が3125件(速報値)で,1日の件数としては救急業務を開始した昭和11年以降で最多になったと,23日に明らかにしました,これまでは21日=前日の3091件(同)で,今季4度目の記録更新となりました。熱中症の疑いによる搬送が相次いだためとみられます。

 また,気象庁によりますと,7月23日午後2時16分,埼玉県熊谷市で,国内の観測史上最高となる気温41.1度を観測いたしました。これまでの最高は2013年8月12日に高知県四万十市で記録した41・0度でした。

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 この7月中旬に行ったゴルフ場のことです。
 ゴルフを終え,風呂に入ってからのことですから,もう夕方5時頃の話です。
 帰宅しようと,車にゴルフバッグなどを積み込み,エンジンをかけますと,車が「ETCカードを認識できません。エラーナンバー○○を確認してください。」などと話すのであります。
 私は「えー?!,カードはちゃんとセットしてあるし,確か有効期限もまだまだ先のはずだし・・・」と???であります。
 で,ずっと以前のことですが,初めてETC装置をつけてもらった時,ディーラーから
「カードを入れる装置を,フロントガラスの上部に設置しますが,ここは非常に熱くなるところですので,暑い日にはカード機能が壊れてしまうこともあります。カードは,駐車する際には,外すようにしてください。」
と言われたことを思い出しました。
 もちろん?そんな教えを守ることもなく,ずっと入れっぱなしでしたし,今まで10数年間,こんなエラーが生じたことは1度もありませんでした。
 それも,京都市外北部の標高の高いゴルフ場の駐車場であります。
 京都の気温が最高記録を更新し続けている今年ではあります。

 そのゴルフから数日後,ゴルフショップに頼んでいた新しいゴルフクラブが届いたとのことで,夕方から受取りにいきます。
 いつもでしたら,通勤のラッシュで道路も混んでいる時間ですが,なんか休日の朝のように空いていました。みんなとにかく,外に出ようといたしません。私も本当は出たくもありません。
 で,ゴルフクラブを受け取ったら,私の常としてまず例外なくそのままゴルフの練習場へと突進するのでありますが,この暑さでは練習場に行く気もおこりません。
 練習もせず,そのまま2日後に本番デビューを迎えました。
 クラブのデビューは無事終わりましたが,このラウンドの途中で,同組のメンバーが熱中症になり,数ホールを残してリタイアいたしました。
 山の中の芝生の上も,異常な暑さではあります。

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 気象庁は,7月23日,臨時記者会見を開き,「命の危険がある暑さ。一つの災害と認識している。」と発表いたしました。


 いろいろなことが連続して・・・と思っていましたら,日本列島を東から西へと,これまで例のないベクトルで大雨と高潮をもたらす台風が各地に被害をもたらしています。
 7月の最後の最後も,このようなあり様ではあります。 

 2018年の夏はまだまだ終わりません。
 困った夏となりそうです。
7月末の畑の様子



(なし)



 

(なし)



キュウリ




ゴーヤ

シシトウ


ナス

トマト

ツルムラサキ

チシャ

セロリ

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