菜園日記2017年12月

 3日(日)   12月に入りました。
 今日は,所用のため,畑はお休みです。
 10日(日)  今年の12月は,非常に寒い日が続いています。
 昼から畑へ。
 ネギは順調です。寒さで甘みも増したでしょうから,2か所を抜きます。
 ブロッコリーやカリフラワーは頂花蕾を大きくしてきました。
 ニンジンも順調な様子です。とても形のいい1本を抜きます。
 ニンニクも元気に冬を育っています。
 ダイコンは元気なのでしょうけど,なかなか太ってきません。この寒さが原因なのかもしれません。
 葉物野菜は,それぞれ青々と葉を広げています。ミブナ,レタス,ミズナ,シュンギクと少しずつ採ります。
 タマネギも寒さに耐えています。
 コマツナは,なかなか大きくなってきません。
 後は,草抜き等々・・・
 17日(日)  昨日の土曜日は久々に暖かな休日となりましたが,本日はまた寒い日曜日です。
 所用のため,畑には行けませんでした。
 24日(日)  穏やかな日曜日となりました。
 全国高校駅伝が開催されますので,その合間をぬって,昼前に畑へ。
 ネギは順調に大きくなっています。
 ブロッコリーとカリフラワーは,頂花蕾を大きくしてきました。カリフラワーは,来週ぐらいには収穫できそうです。
 ニンジンも順調です。今日は形のいいもの1つ。
 ニンニクも元気な様子です。
 ダイコンはこの寒さのためか,なかなか太ってきません。
 葉物野菜は大きく葉を広げています。それぞれ少しずつ収穫いたします。
 タマネギも,寒さを耐えています。
 コマツナはまたこの寒さのためか,全く大きくなりません。
 後は,草抜き等々・・・
 30日(日)  12月もあと2日となりました。
 暖かな土曜日です。昼前から畑へ。
 ネギを2ケ所抜きます。
 カリフラワーは,頂花蕾を大きくしています。年明けに収穫の予定とします。ブロッコリーもだんだんと大きくなってきました。
 ニンジンは順調です。1本を抜きます。
 ニンニクも寒さを耐えています。
 ダイコンは,太くなってきません。
 葉物野菜は,元気に青々としています。
 タマネギも寒さを耐えています。
 コマツナも寒さのためか,生長が止まってしまっているようです。
 今年最後の畑となりました。

  ここにも何回か書いたこともありますが,小豆島は,ちょうど私が就職した時,どーしようもない子供が,やっとなんとか社会人となったということで安心したであろう父親が,ゴルフを始め,船舶免許を取り,そして小豆島の海辺に小さな小屋を建て,以来私も通うようになりました。
 当時既に55歳になっていた父親が,これだけのことを同時に始めたのですから,いかに私が心配の種になっていたのかが分かります。
 つくづく親不孝な人間ではありました。

 親孝行したいときには親はなし
 至言ですね。

 さて,その時私は,バイク乗りでもありましたので,小豆島を起点に,西日本一周のツーリングをしたり,四国の知人を高松から高知まで順に尋ねたり・・・と,行動範囲の広がる契機ともなりました。
 (当時の四国は,瀬戸大橋もなく,高速道路もなく,なかなか訪れる機会のない場所ではありました。)

 まあしかし,私は一介のサラリーマンですから,それなりに所得のある自由業の父のように,何度も何日間も連続して滞在したりすることもままならず,基本的には,夏季の1週間ほどの休暇の他は,頻繁に訪れることはできません。
 その後父が病気になり,亡くなってからは,本当にたまに,その小屋の風通しのために窓を開けに行くのが目的といった感じの,低い頻度のものとなってしまいました。

 しかも,父が建てた小屋は,2004年(平成16年)の台風16号の際の高潮により,壊滅的な被害を受けます。
 もともと海岸のすぐ近くの立地でしたが,この台風は,小豆島全域に甚大な被害を与えたものでもありました。

「四国災害アーカイブス」というサイトによりますと,

「平成16年(2004)8月30日、台風16号の影響で小豆地区は未明から暴風圏に入り、大潮の満潮時と重なって、土庄東港では最高潮位2.51m(警戒潮位2.17m)が観測された。このため、低地では広範囲の海水浸入により甚大な被害を受けた。浸水面積2.57平方km、床上浸水698戸、床下浸水615戸など。

(http://www.shikoku-saigai.com/archives/23567?preurl&query_pref
=%E9%A6%99%E5%B7%9D%E7%9C%8C&query_city&query_dis_kind
=%E9%AB%98%E6%BD%AE&query_paged=12&query_mysort=ASC)

とあり,香川大学では,小豆島の被害調査団が結成されていたというような記事も拝見いたしました。

 私もすぐに見にいきましたが,床上浸水などというレベルではなく,屋内に入った海水で,冷蔵庫も浮いて倒れているような,全滅状態でした。
 海水ということで,畳なども使用は不可能な状況ですし,電気やガスの器具,そしてもちろん衣類,布団なども廃棄するしかないあり様です。
 海水が入ってきた高さは,部屋の壁にシミとして残っていましたが,私の背に近いものでした。

 そのままでは,とうてい別荘としての役割を果たせないものとなってしまいましたが,先に書きましたように,私は父親のように,別荘をゆっくりと有効活用できる身分ではない単なるサラリーマンですので,大金を投じての再建についてはなかなか逡巡いたしました。
 しかし,まあ,いろいろと考えた結果,想い出の多い場所でもあり,建て替えることといたしました。
 新しい小屋は,同規模の高潮に備え,土台を高くコンクリートで固めています。

 ちょうどその頃,別荘地を販売,管理していた会社が廃業するという話があり,別荘地が荒れ果てた光景にならないためにも,ここで自治会管理組合を組織しなければならないという動きがでてきました。
 別荘地のその販売会社の社長から,私に電話があり,
「あなたもこの別荘地では,一番の古手の一人となったのだから,自治会管理組合の役員になってくれ」と言われ,副会長ということで,引き受けることとなりました。

 まぁ何の能力もなく,事務処理を少しお手伝いしただけの,名目だけの「副会長」ではありましたが,他の役員の方々のご尽力によって,組織化も上手くいき,その後,自治会としての行事も年々盛んになってきました。

 このようなことがなければ,それこそ隣の人が何をしているのか関心も関係性もないリゾート地でありますが,今や私にとっては,京都の地元よりもこちらの方が「近所付き合い」の密な場所となっています。
 
 年に1回の自治会総会の日には,ある方の別荘の庭で,バーベキュー大会が開催されます。
 もちろん,予算・決算,事業報告・計画という大事な議案があるのですが,少なくとも私的には,メインはバーベキュー大会です。
 少し風の冷たくなる時期ではありますが,瀬戸内海のすぐ近くで波の音を聴きながらのバーベキューは,美味しい料理とお酒で話も盛り上がり,毎年楽しみにしています。
 皆さんいろいろな所からの参加ですので,私は,京都のお酒と漬物を持参してまいります。

 また,今は定住する方も数人おられますので,その方々のお力で,別荘地には,畑ができ,また多くのオリーブの木が植えられることとなりました。
 私などは,年に数回,短い期間しか訪れませんので,定住しておられる方に全てお世話していただいているものではありますが・・・。

 定住者が一定生じたおかげで,ゴミの処理など,行政サービスが受けられるようにもなりました。
 以前は,ゴミは,それぞれが地元まで持って帰るしかありませんでした。
 
 畑で毎年育てていただいているサツマイモは,非常に大きく味のしっかりしたものですが,自治会総会の日に合わせて収穫し,皆で分けます。

 そして,オリーブについても,その日に参加者で実を収穫し,それぞれで新漬けを作ったりいたします。

 小豆島といえば,オリーブが連想されますが,そこには歴史があり,「道の駅 小豆島オリーブ公園」のサイトによりますと,

「小豆島に初めてオリーブがやってきたのは明治41年。
当時の農商務省が三重、鹿児島、香川の三県で、アメリカから輸入した苗木を使って試作を行ったのが始まりです。
他の地域が木の成長に伸び悩み栽培を断念する中、小豆島の西村地区に植えたオリーブだけが順調に育ち、大正の初めには搾油が出来るほど実をつけるまでになりました。」

とのこと。

(http://www.olive-pk.jp/olive/index.html)


 そして,最近は地元のオリーブ園にお願いして,ここで収穫したオリーブの実から搾油していただき,何本かのオリーブオイル(食用)を作ってもらっています。

 混ぜ物のない100%自家製純正のオリーブオイルです。
 なかなかというか,かなり贅沢なものではあります。

 ラベルも綺麗に作っていただいています。
 掲載の写真では小さくて分かりにくいと思いますが,
 1つには,「無添加 天然100%オイル 満月オリーブオイル 月のしずく 森 昭夫スペシャル」
 今1つには,「小豆島富士オリーブ 森 昭夫スペシャル」
と書かれています。
 なかなかというか,私にとっては,かなり贅沢な毎年のイベントではあります。
12月末の畑の様子


ブロッコリー


カリフラワー
 

ニンニク

ミブナ

ミズナ

レタス

シュンギク


コマツナ

ニンジン


ネギ

ダイコン



タマネギ



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