菜園日記2016年5月

 1日(日)  5月に入りました。
 昼前ぐらいに先ず,アヤハに行きます。腐葉土と畑用の土,石灰,鶏糞を購入。
 キュウリの苗を3つ,エダマメの苗を6つ買います。
 畑へ。
 ニンニクとタマネギはかなり太く大きくなってきました。
 ニンニクはどう考えても,徒長し過ぎかな・・・という感じです・・・
 シシトウとナスは元気です。
 ブロッコリーとネギの跡地に石灰,腐葉土などを入れ,荒起こししておきます。
 ダイコンとベンリ菜の跡地を耕して畝を作り,南からキュウリを3つ,エダマメを6つ植えました。
 ナスとキュウリには,支柱を添えておきます。
 後は,草抜き等々・・・
 8日(日)  ゴールデンウィークも終わりとなります。
 朝から先ずアヤハに行き,野菜用の土とトマトの苗を3つ買い,畑へ。
 ニンニクはまたまた大きくなっていましたが,ニンニクの芽がでていました。芽を採ります。
 タマネギもいよいよと球を太らせてきました。
 シシトウ,ナスは元気な様子です。
 ブロッコリーとネギの跡地に野菜用土を入れて耕し,南半分に,トマトの苗を3つ植えます。支柱を添えて,留めておきます。
 キュウリは,1本が立ち枯れしていました。???
 エダマメは元気な様子です。
 後は,草抜き等々・・・
15日(日)   所用により,畑はお休みとなりました。
 22日(日)  朝からアヤハで,キュウリとゴーヤの苗を買って,畑へと向かいます。
 2週間ぶりの畑となりました。
 苗の時期に,また非常に暑い5月の2週間ですから,少々心配でありましたが,みんな元気でした。
 ニンニクはまだまだ青々として大きくなり続けています。
 ちょっと???です。
 タマネギは球を大きくしてきました。
 シシトウも元気です。ヒョロヒョロと大きくなった1本に支柱を添えておきます。
 ナスも元気な様子です。
 トマトも順調です。脇芽を取り,また上部を支柱に留めます。
 トマトの北側にゴーヤの苗を2つ植えました。1つは今年初めての白ゴーヤというものです。
 先日立ち枯れしていたキュウリの所に新しいキュウリを植えます。 他の2本は,元気です。上部を支柱に留めます。
 エダマメも大きくなってきました。
 後は,化成肥料,草抜き等々・・・
 29日(日)  5月も最後の日曜日となりました。
 暖かいというより暑い5月となりました。
 ニンニクは葉を枯らし始めました。
 タマネギは、ほとんどが葉を倒伏させています。
 シシトウは、小さな実をたくさんつけています。
 ナスも元気な様子です。
 トマトも背を伸ばしてきました。高い支柱を添えます。
 ゴーヤは少しずつ大きくなっています。支柱を添えます。
 キュウリはぐんぐんと伸びています。本支柱を立てました。
 エダマメも元気な様子です。
 後は、草抜き、ビタミン剤等・・・

 ネットで,なんとか知恵袋とか,教えてかんとか・・・とかいうサイトがあります。
 これらは,「質問回答コミュニティ」とか「Q&Aサイト」という名称で呼ばれたりしていますが,質問も回答もサイトに参加する者が自由に書き込むことができる場所となっています。
 旧来の専門家や権威あるプロというような回答者ではなく,参加者同士という同一地平での質問・回答という景色は,ある意味最もインターネットらしい光景でもあります。
 ここでは投稿者の質問に短時間で回答が得られるため,疑問や悩みをすばやく解決することができるということをキャッチフレーズにされています。
 しかし,ネット上でのコミュニティサイトの例にもれず,回答内容の大半は,どーしようもないクズ回答=基本的な間違いやカラカイ,あるいは質問者への意図的な攻撃,そしてよく見られる内容のない単なる書き込みのための書き込み等々ですが,中には非常に役に立つ,なかなか得られないような貴重な情報を提供してくれる方もいて,見る側が取捨選択を的確に行えば,なかなか有益なサイトでもあります。
 まあ,有益性を求めるよりも,匿名者の質問に対する匿名者の回答というインターネットのサイト特有の光景を楽しむ要素が強い場所ではないかと,私は思ったりしています。

 そこには,当然音楽や楽器に関するジャンルもありまして,私もたまに覗いたりしています。
 とりわけ,ン十年前のロックを取り巻いていた状況などに非常に明るい人がいて,貴重な知識を得ることもできます。
 さて,そんな中で,ギター等を始める人やその状況に関する質問・回答で,私が面白いなあと思うものが2つほどあります。
 1つは,ギターを始める時,ギターはいくらぐらいのものを買うべきかというものです。
 今1つは,ギターを入手したばかりの初心者はなにをどのように練習するべきかというものです。
 これらは,繰り返し発せられる質問でもありますが,また繰り返し同じような論議がされているものでもあります。

 さて,音楽や当時流行のグループサウンズなどにほとんど興味がなかった私がギター,そしてロックに興味を持ったのは,中学3年生のあることがきっかけでした。
 当時,私は中高一貫校に通っていましたが,文化祭でのクラスの出し物としてお化け屋敷を作るため,暗くなった学校に残っておりました。
 作業の合間に,夜の校内をウロウロしていますと,ある教室で高校生のグループがバンド演奏をしていました。
 文化祭のステージの練習です。
 何の曲を演奏していたかは記憶にありません。というか,それ以前の問題として,私はそのような曲を初めて聴いたのです。しかし,妙に心を惹かれて,しばらくその場に座って聴き入っていました。
 ファズの効いたエレキバンドの演奏でした。
 (ファズとは?と問われると説明の難しいところもありますが,ここでは当時のエレキギター演奏に独特の「歪んだ」効果としておきます。)
 また,それが日本のグループサウンズの曲などでしたら,私はあまり興味を持たなかったと思います。
 しかし,そこで演奏されていたのは,当時流行りかけていたであろういわゆるニューロックの音でした。
 (ニューロックとは何かと問われると,これまた説明の困難な所がありますが,それまでの親しみやすい旋律と編曲,そしてシングル・レコードに収まる収録時間でまとめられたポップな曲・・・と言う感じのオールド・ロック(初期のビートルズやローリング・ストーンズ,またチャック・ベリーなどのロックンロールを想起していただければ,まあそういうイメージです。)に対して,ニュー・ロックと呼称された音楽は,音色や音量,歌唱法や演奏形態,曲の長さなどに,より自由な感覚と技法を導入したものと言えます。主に1960年代後半からの多種多様な試みが該当します。)

 こんな感じでニューロックの洗礼を受けた私は間もなく,何かの雑誌の通信販売の広告を見て,母親にギターをねだります。
 母親は,機嫌がとても良かったのでしょうか,ふたつ返事でいいよ!と言ってくれました。
 (私と母親とは,ずっと良好な関係ではありませんでしたが,この時の母親のにこやかな表情は,何故か今も覚えています。)
 しばらくして届いたのは,いわゆるクラシックギターと薄っぺらな教則本のセットでした。おそらく数千円のものだったと思います。
 とりあえずは,その教則本を見て,音階やコードを覚えます。
 最期に,簡単なレッスン曲がついていました。今でも覚えていますが,「サニー坊や」という曲でした。
 で,今,これを機に「サニー坊や」で検索してみますと,当時それなりに流行った曲であったことが判明いたしました。
 真芽正恵,「サニー坊や」,1969年12月
 (1970年の真芽正恵のデビュー曲という説?もあり,この辺がはっきりしません。)
 これについてネットに書き込みをしている方の文章を見ていますと,当時けっこうラジオとかで流れていたとあります。私は,しかし,当時熱心な深夜ラジオ人間でしたが,そこでサニー坊やを聴いた記憶はないのです。
 ですから,私は当時,この教則本用に作られた曲と考えていました。
 ネットで,当時のレコードについていた歌詞カードも見ることができましたが,それは私の教則本の記憶どおりのものでした。
 この曲であったことは間違いありません。
 ・・・ただ,1969年12月といえば,私がそのギターを買ってもらったその時そのものでありますので,なんでその教則本にそのような流行っていた新曲が掲載されていたのかは大いなる疑問であります。

 しかし,まあ,私が初めて入手したギターは,その通信販売の安いガットギターではありました。

 冒頭に書きました「質問回答コミュニティ」とか「Q&Aサイト」においては, ギターは初心者用という名で売られている安物を買ってはダメだ。特に通信販売などはもっての他だ。 先ずは,ちゃんとした教則本を買って,曲ではなく基礎練習を,とにかく繰り返し繰り返し行わなければならない!

・・・と主張する人がたくさんいます。
 その主張には正しい部分もありますし,その逆の意見もあります。
 私はどちらかの全面的な味方をするつもりもありません。

 ただ,見えてくることは,なんやかんやといいながら,現在は高級ギターの簡単に買える豊かな時代なんだなあということです。

 私は,高校時代にも何本かのギターを持ちましたが,大学に入ったのを機に,また新たにエレキギターを買いました。大学生活最初のそれは,3万円するかしないかの国産のものでした。
 ギブソン社のレスポールというタイプのエレキギターをコピーした,日本のモーリスという会社の製品でありました。
 当時は,日本のエレキギターはほとんど全てが本家アメリカのギブソンやフェンダーというメーカーのコピー商品を(勝手に!)作っていました。(それはしかし,なんと今でもあまり事情は変わりません。)

 当時,大学の軽音楽部で本物のギブソンやフェンダーを持っている者もいましたが,彼らは例外的存在だったと思います。
 ギブソンレスポールなんて,当時数十万円したのではないでしょうか。
 40年以上前の数十万円です。
 今は,各家庭の所得も増えたでしょうし,円の価値も上がりました。そして,楽器の流通量も増えているでしょうから,20〜30万円も払えば,本物を買うことができます。
 しかし,いくら安くなったとはいえ,ギターを始めたい中学生,高校生にとっては,20万円は大変な金額です。親にねだるにもちょっとハードルが高いレベルではないでしょうか。
 まあ,楽器の場合,非常に安いものは,基本的な音程すら安定していないものもありますから,安物は楽器ではない!と主張する人の考えも分かりますが,一定レベルのものであれば,「身の程」に合った買い物をするべし!という考え方も否定できません。

 いずれにしても,現実として,それなりに歳を取ったオッサンは,昔ショーケースの中で光り輝いているのを覗くだけであった憧れのギターも,今や「簡単」に購入できます。
 それは,楽器としての完成度の高いものの購入ではありますが,それ以上に昔日の「夢」を買う値段でもあります。

 ですから,若い連中が,同じものを簡単に手に入れて,安物は楽器とはいわねえよ!なんて言っていると,なんかなあという感じではあります。
5月末の畑の様子


タマネギ

 

ナス


ゴーヤ

エダマメ


シシトウ

ピーマン


ニンニク


トマト




キュウリ




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