菜園日記2014年9月

 7日(日)  9月に入りました。昨日の豪雨とは打って変わっての晴天の日曜日です。
 昼から畑へと走ります。
 ナスは小さな実が3つほどできていましたが,全体にかなり疲れていましたので,本日で終わりといたします。
 枯れてきたトマトも撤去し,ナスとトマトの跡地に,石灰,腐葉土等を入れて荒起こししておきます。
 先週種を蒔いたダイコンとニンジンは順調に発芽していました。
 オクラはここにきてグンと大きくなってきました。株が傾いていましたので,支柱を沿えます。いい大きさの実を数個収穫です。
 シシトウはまだまだ元気です。本日も大きな実を20個ほど採れました。
 キュウリの跡地はそのままにしておきます。
 サツマイモは相変わらず元気です。
 ゴーヤは小さな実が数個採れました。
 後は,液肥,ビタミン剤等々・・・
 14日(日)  所用のため今週は畑に行けませんでした。
 21日(日)  2週間ぶりの畑となりました。
 朝から,先ず高山園芸店に行き,ブロッコリー,スティック・セニョール,カリフラワーの苗を1つずつ,それからネギ苗,また腐葉土,畑の土,石灰,化成肥料を購入して,畑へと走ります。
 ナスとトマトの跡地を耕して,畝を作り,南側から,ブロッコリー,スティック・セニョール,カリフラワー,そして,ネギ苗を植えました。
 ダイコンは元気に大きくなっています。各箇所から1本ずつ間引きます。
 ニンジンもキレイに発芽しています。
 オクラはかなり大きくなってきましたが,ここで終わりとします。オクラは例年なかなか上手くはできません・・・
 本日は,大小数個の収穫ではありました。
 シシトウもまだまだ実をつけており,本日も30個ほど採れましたが,次のこともありますので,今日で終わりといたします。
 オクラ,シシトウ,キュウリの跡地に,石灰,腐葉土,化成肥料を入れて,荒起こししておきます。
 サツマイモは元気にツルを伸ばしています。
 ゴーヤはここにきて,実をたくさんつけています。本日は10個ほどの収穫となりました。
 後は,水遣り,ビタミン剤等々・・・
 28日(日)  本日は,朝から仕事が入り,畑はお休みとなりました。
 9月も終わっていきます。

  ちょっと前に,自宅から畑までの道を中心に,最近なくなったもの,増えたものについて書きましたが,街の中で言えば,文房具屋もまた確実に減っているものの一つだと思います。
 小学生の頃,文房具屋に並ぶ色とりどりの表紙のノート=学習帳や漫画やテレビのキャラクターの姿が入った下敷きなど,その陳列台は一種宝箱のような存在でもありました。
 年を取るにつれて,ちょっと高額な,あるいは変わった使用方法の文房具等にも,多くの人は心を引かれることとなったと思います。それは人によって,カラス口であったり,曲線定規であったり,外国製の万年筆やペーパーナイフであったりするのでしょう。

 今回は文房具の代表とも言える筆記具について,少し思い出してみました。
 誰でもそうだと思いますが,初めて使った筆記具は鉛筆でした。

 ・・・厳密に言えば,鉛筆を使う前に,幼稚園ではクレヨンを使って絵を描いていたでしょうし,「ロウ石」でコンクリートやアスファルトの地面に遊びのための図形を書いていたとは思います。
 一定年齢以上の方であれば,このロウ石のことはみんな知っておられると思いますが,今の時代に街中の地面にあんな書き物をしたら,場合によっては警察に通報する人も出てくるかもしれません。
 まぁ昔はそんなことも含めて,街中に遊び場が存在していた,存在することができたということなのでしょう。現在ロウ石は一部の工事現場などを除いて,我々の周囲には見ないものとなってしまいましたが,海外では,まだ紙や鉛筆などが高価な国等で,石版とセットで活用されているようです。

 さてさて,当時は電動の鉛筆削りなど当然存在せず,手動でグルグルとハンドルを回すようなものもそれほどポピュラーではなく,みんな小刀で鉛筆を削り,あるいは刃のついている小さな箱型の鉛筆削り器に鉛筆を差し込んで,ぐるぐると回して芯を尖らせていたものです。
 その頃は,太い鉛筆の芯もけっこうボキボキと折れたりしていましたが,それは当時の技術力がまだまだ低かったせいなのか,小さい子どもの器用さに欠ける筆圧のためなのかは定かではありません。
 そして,私が小学生高学年の頃,当時の値段で1本100円もするような高級鉛筆が出現いたします。
 ちょうど東京オリンピックが開催される前後で,世は高度成長まっしぐら・・・という時代でした。
 しかし,今から50年前の子どもが,1本100円もする鉛筆を使っていたのですから,考えたら恐ろしいことであります。
 その高級鉛筆には,ユニとモノという二大製品がありましたが,少数派を任じる私は,モノ派でした。
(ユニは三菱鉛筆,モノはトンボ鉛筆の製品です。高級鉛筆は,もう少し以前から存在していたと思われますが,学童生徒の世界に一般的になってきたのはこの頃であると思います。)

 同じころ,鉛筆のホルダーなるものが出現いたします。
 これは,通常の鉛筆の芯よりも太い芯を,機器に入れて少しずつ出して使用する,シャープペンシルの極太版という感じのもので,短い期間でしたがちょっと流行りました。
 このホルダーは,既に消滅していたものと思っていましたが,調べてみますと現役で活躍しています。
 特に,ユニ・ホルダーは製図,イラスト関係者などに根強いファンがあるようです。
 モノについては,鉛筆ホルダーを確認することはできませんでした。ただ,現在モノは全般的に消しゴム分野に力を入れているようで,消しゴムホルダーという,鉛筆ホルダーと基本的に同じ構造のものを数種類販売しているようです。
 ・・・今,日本で一番ポピュラーな消しゴムはMONOのプラスティック消しゴムでしょう。多くの人の机や筆箱には,MONOと書かれたそれが入っているはずです。まぁ,プラスティックなのだから,消しゴムと呼ぶのは間違いで,「プラスティック字消し」と呼ぶのが正しい!という話もあります。

 中学に入ると,当時の学生はシャープペンシル派とボールペン派の二大勢力に分かれていたような記憶があります。

 シャープペンはその機械的な面白さに,多くの中学生が大きな興味を有して,授業中に盛んに分解調査?などが実施されていました。
 家電メーカーのシャープは,金属加工業として出発していましたが,その創生期に本業の傍ら,「早川式繰出鉛筆」を作成して特許を取得し,この製品名から後にシャープの社名がつけられたことは,よくクイズのネタなどにもされている有名な逸話ではあります。
 私は,シャープペンのあの細い字にあまり親近感を感じられず,どちらかというと,ボールペン&鉛筆派であったと記憶しています。
 また当時のシャーペンの芯は,今と比べるとそれなりに粗悪でしたので,私のように筆圧の高い人間が使うと,直ぐボキボキと折れていたことも思い出します。

 また当時の私は,漫画を描いたりもしていましたので,インクに付けペンというスタイルもありまして,インク瓶を持って登校したこともありました。
 当時の漫画少年の中ては,ペン先も3派に分かれていたと思います。
 主な3つは,カブラペン,Gペン,丸ペンでしたが,私はもっぱらカブラペン派でした。理由は,他でもなく手塚治虫が使っていたということであります。
 インク瓶を机の上に置いて,つけペンで板書を写していた時,級友から「インクがこぼれたらどーするのだ!」と注意を受けたりしたことなどもなんとなく覚えていたりいたします。

 また,当時は,中学生になると皆が万年筆を所有するというのも一つのスタイルというかステータス・シンボルみたいになっていまして,私も父親から貰い受けた古いパーカーなんかを自慢げにポケットに差していた記憶もあります。

 高校,大学時代はあまり勉強もせず,従って筆記具にこだわることもありませんでしたので,あまりその面の記憶はありません。
 高校の時などは,筆記具どころか登校時にちゃんと教科書などの入ったカバンの類を持っていっていたのか,自信は全くありません。
 まぁ構内で友人の顔を見ると,コーヒー飲みに行こう!ロック喫茶に行こう!なんて毎日でしたから,いずれにせよ文房具が活躍する時間はほとんどありませんでした。
 大学時代は,基本的に,ブラブラ,ごろごろしていただけでしたので,これまた机の前に座って,法律や歴史等々に思いを馳せて筆記具を活躍させていたという記憶もありません。
 定期の試験になると,友人の家に集まったりしましたが,これは集まって勉強するためではなく,1人では朝起きられないので,徹夜でマージャンをしてそのまま試験に出席しようという企てでありました。
 しかし,ご想像のとおり,早朝にマージャンを終了した我々はそのまま昼過ぎ〜夕方まで夢の中に突入してしまうこととなります。

 大学院で修士論文を書く際,事前には,高級万年筆を使って原稿用紙を埋めるぞ・・・と意欲満々でありました。あのモンブランの極太万年筆を入手して,密かに備えておりました。
 しかしながら,実際に書き始める時には,極細サインペンに変更いたしました。
 筆圧の強い私にとって,取扱いが楽であり,また書きやすく,原稿用紙への真っ黒なインクの乗り具合も,とてもいい感じのものでした。
 それからしばらくは,極細サインペンがお気に入りとなりますが,就職してしばらく経って,システム手帳を使うようになりますと,サインペンによる「にじみ」が気になったりして,またボールペンを使うようになります。
 しかし,ボールペンのインクも,その油分のせいなのか,時間経過により,また違うにじみが生じたりして,一定の不満が消えませんでした。
 そしてまた,ボールペンは,どうしても線がかすれたりして,均一なキレイな字が残りません。
 サインペンのようにかすれない線が描けて,ボールペンのように細い線が描ける・・・というものを探し求めていましたが,今は水生ボールペンがお気に入りで,たいていの場面で,いろいろな太さを使い分けて使用しています。

 今は文房具屋もコンビニ化してしまい,売れ線の安価なものしか置いていませんが,そのような中で,太さや色の違う水性ボールペンを探すのが,現在の文房具屋の楽しみ方の一つではあります。

(追加)
・・・と書いておりましたら,今朝,通勤途上の路地で,ロウ石で描かれた陣取りゲームか双六のような大きな図を発見いたしました。この街にはまだまだ子どもの遊びをゆったりと見守る雰囲気が残っているようです。

9月末の畑の様子



ネギ

 

ニンジン


(なし)


ゴーヤ


ダイコン


カリフラワー

ブロッコリー


(なし)


サツマイモ


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