菜園日記2013年6月

 2日(日)  6月に入りました。今年は早くも5月中に梅雨入りが発表されましたが,すぐに梅雨の中休みとなったようです。
 早朝から畑へと向かいます。
 トマトは元気に伸びていました。脇芽を取り,上部を支柱に結びます。
 トウガラシもまずまずの感じです。
 ナスは早くも小さな実をつけていましたが,採ってしまいます。
 ゴーヤは少しずつ大きくなっています。
 キュウリも小さな実を2つほどつけていました。採って,ツルの上部を支柱に結びます。
 ニンニクは,その芽を何本か収穫となりました。全体的にちょっと弱々しくなっています。
 タマネギは,ほとんどが葉を倒伏させていました。そろそろ収穫です・・・
 ミニカボチャはどんどん伸びています。本支柱を立てます。
 後は,草抜き,栄養剤等々・・・
 9日(日)  梅雨の中休みの続く日曜日,お昼から先ずアヤハに寄り,腐葉土,畑用の土,油かすを購入して,畑へと向かいます。
 トマトは元気な様子です。脇芽などを処理して,また上部を支柱に留めます。
 トウガラシも,小さな実をつけ始めました。
 ナスは,青々と葉を広げています。
 ゴーヤも伸びるスピードを上げてきたようです。長めの支柱を添えておきます。
 キュウリは早くも大きな実が1つ収穫できました。ここには本支柱を立てておきます。
 ニンニクを全て収穫いたします。今年のニンニクは少し小ぶりのものばかりとなってしまいました。跡地に,石灰,腐葉土,油かすなどを入れて荒起こししておきます。
 タマネギも全てを収穫いたします。なかなかの大きさのもの,80個ほどとなりました。跡地をニンニクの所と同様にしておきます。
 ミニカボチャは大きく伸びてきました。重さで支柱が少し傾いてしましたので,少し補強しておきます。
 後は,液肥,ビタミン剤等々・・・
 16日(日)  梅雨の中休み?が続きます。沖縄は,既に梅雨明けが宣言されたようです。
 午後から,まずアヤハに行き,枝豆とササゲの種を購入して,畑へと走ります。
 トマトの支柱が折れていました。新しく支柱を立て,補強しておきます。
 トウガラシは小さな実をつけています。数個を収穫いたします。
 ナスとゴーヤに本支柱を立てました。
 ナスも幾つかの実をつけていましたが,すべてを収穫いたします。
 ゴーヤもどんどんとツルを伸ばしています。
 キュウリも数本が採れました。
 ニンニクの跡地を耕して畝を作り,4ケ所にササゲの種を蒔きます。
 タマネギの跡地を耕して畝を作り,12ケ所に枝豆の種を蒔きます。
 ミニカボチャもどんどんと大きくなっています。カボチャの形をした実が2つありました・・・
 後は,水遣り,草抜き等々・・・
 23日(日)  雨の時折パラっと降る,涼しい日曜日となりました。
 夕方から畑へと走ります。
 トマトは,たくさんの実をつけていましたが,色づいてきたのは,ほんの少しという段階です。
 トウガラシは,全部で10数個の収穫となりました。
 ナスも数個採れました。
 ゴーヤは,だんだんと背を高くしています。
 キュウリも数本の収穫です。
 ササゲは全ケ所から発芽していました。ベタがけシートをしておきます。
 枝豆も1ケ所以外,きれいに発芽していました。1ケ所に種を追加して蒔き,ここにもベタがけシートをしておきます。
 カボチャは,3個の実が確認できました。収穫にはまだ少しかかるようです。
 後は,液肥,草抜き等々・・・
 30日(日)  6月最期の日曜日となりました。
 梅雨の中休みです。朝から畑へと走りました。
 トマトは,ミニトマトがそろそろ熟してきましたので,10個ほど収穫いたします。
 トウガラシは,1個だけとなりました。
 ナスは,大きなもの2つが採れました。
 ゴーヤは,そろそろ小さな実がみかけられます。
 キュウリは,大小10本近く採れました。
 ササゲに本支柱を立てます。各箇所から2本ずつを間引きます。
 枝豆は,順調な様子です。ベタがけシートはかけたままにしておきます。
 ミニカボチャは,5つほどの実がついていました。前に作った時と比べて,今年はたくさん採れそうです。
 後は,化成肥料,ビタミン剤等々・・・

 嘘をつかれた・・・と悔しがるような嘘ではなく,騙された!と怒りを覚えるような騙され方でもなく,例えば子供のころに年上の人から,いわばいいようにあしらわれるというようなことがあります。
 それは大人になってからもあることなのでしょうけど,典型的には子どもの頃に誰もが経験することだと思います。
 私は小さい時のことをあまり覚えてはいない人間なのですが,このことに関しては,2つのことを今でもけっこうはっきりと覚えています。
 一つは,まだ東京で幼稚園に通っていた頃の話なのですが,その日は記憶ではちょっと風邪気味でありました。どういうシチュエーションだったのか家の前の道路で,いつもあまり遊んでいたという記憶のない年上の(小学生の?)女の子2〜3人となにかの加減で,あの電信柱まで駆けっこをしようということになり,皆で走ったのですが,一番小さな私が一番早く,ちょっと後ろから追いかけてきたお姉さん達に「早い!早い!」と煽てられて喜んでおりました。
 その時には,実際本当に自分が一番早いと思っていたのでしょう!そう思っていたという記憶もあります。
 ・・・話はちょっと横道にずれますが,こーいう勘違いは子どもの時だけにしておくのが幸せだと思います。
 以前にムツゴローさんの動物王国というようなタイトルのテレビ番組が人気を博していた頃,王国のいろいろなエピソードの一つとして,ムツゴローさんが(自分より年下の)親族や王国の若いメンバー達と馬で競争するシーンがりました。本人は
 「馬のレースでは,まだまだ私が一番!」と
自信を持っており,実際ムツゴローさんがトップでゴールするのですが,テレビカメラというものは残酷なもので,そのレースシーンは,私が幼稚園の時に,お姉さん方が「早い!早い!」と褒めながらゆっくり追いかけてくるン十年前の姿そのものでした。
 歳を取ってからのそーいう姿は,あまりカッコイイものではありません。
 幼稚園児は,その後の成長とともに自分の姿に気づくことがほとんどでしょうけど,歳取った自慢屋さんは,そのまま気づかずに終わるのかもしれません・・・
 また,レースというような分かりやすい状況ではない日々の局面においても,同様な光景はたくさんあると思います。周りから褒め称えられて,自分の実力を把握することなく調子に乗ることは,あるいは自らの老化をそれなりに自覚できないようなことは,恥ずかしくも反省しなくてはいけないことだと考えております。
 まぁこの「老化の自覚」という問題は,しかし,現実的にはいろいろと困難なものであろうとは思います。
 さて,もう一つ覚えていますのは,上記とはちょっと意味合いが違いますが,愛知県は岡崎市に住んでいた小学生低学年の頃の記憶です。
 それまでの私は補助輪付の自転車に乗っていたのですが,そろそろ補助輪を外して・・・ということで,これまた家の前の道で,補助輪のない自転車を練習することとなりました。
 親戚のお兄ちゃんが,後ろの荷台部分を持ってくれて,自転車を支えながら追いかけてきてくれるというものでした。
 私は,お兄ちゃんに「絶対手を離さないでよ」と何度もお願いし,お兄ちゃんも「絶対手を話さない!」と約束してくれていたのですが,もちろんこれまたお約束の展開で,お兄ちゃんは頃合いを見て手を離し,私は補助輪なしの自転車を一人で運転できた・・・という結果になるわけですが,このような場合には「なんで騙したのだ!」という怒りは,自転車を運転できたという喜びに完敗してしまいます。
 まぁその時に転倒して怪我でもしていれば,怒りの方が強くなっていたかもしれません。
(なんか2例とも,家の前の道路で走ったりしていますが,もちろん当時は舗装もしていない道路で,車などはめったに通らない,そんな時代でした。)
 さてさて,このような騙し方?というものは,それなりに意味がありますし,まぁ騙しても騙されても構わない・・・という気もいたしますが,それとは別に,最近なんか「騙すこと」があまりにも問われないのではないかというものが一つ気になって仕方ありません。
 その一つ・・・の前に,もう一つ類似の用法?であろうものを思い出します。 
 自分の趣味を育てあげていくなかで,さまざまな経験を「騙されながら」と表現することがあります。
 例えば,家電量販店が立ち並ぶ電気屋街は,以前は「○○無線」といった名前の部品屋が立ち並ぶ場所でありましたが,その当時自分でラジオなどを組み立てることにかなりの精力を傾けていた少年たちは,休みになると多くもない小遣いを握りしめて,本で読んだり同好の士に教えてもらったりして目星をつけている部品を,歩いて歩いて探していたのであります。
 そして少なからぬ回数,自分の知識のなさと店の営利精神の狭間で,結局は何の役にも立たない部品を買い込み,何回も何回も幾つもの部品代を無駄?にしながら,知識とラジオの完成度を獲得していきます。
 このような場合,当時のラジオ少年が騙されて騙されて機器に強くなった・・・という言葉や表現には,それなりの価値があると思います。
 まぁそれ以前の問題として,ちょっとした環境の違いで動作しない部品を,動作するものと判断して買い求めるのは,基本的には本人の自己責任ではあります。そういったことも含めての「騙されて騙されて」という経験談なのでしょう。
 で,さて,本題ですが,最近の骨董ブームとかで,よくテレビに出てくる人が「馴染みの骨董屋でこれは誰々作の本物」と言われて,大金をはたいて購入したものが,判定の結果,ン千円にもならぬ真っ赤な偽物と判明することが多々ありますが,こーいうような場合でもその骨董屋が罪に問われるような話はあまり聞いたことがありません。
 これまた騙されて騙されて勉強を重ねるための,良き試練でしかないのでしょうか?!

6月末の畑の様子



トウガラシ

 

ゴーヤ

ササゲ

ミニカボチャ


ナス



トマト




キュウリ

エダマメ


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