菜園日記2013年2月

 3日(日)  2月に入りました。
 とても暖かな日曜日です。昼前から畑へと向かいました。
 コマツナはそろそろ終わり・・・という感じもありますが,また10数枚を採ります。
 ネギは相変わらず,細く小さなままです。2ケ所を抜きます。
 ニンジンもいい感じとなっています。3本を抜きました。
 ブロッコリーは,側花蕾を大きくしてきました。これも10個ほど収穫です。
 ダイコンも大きくなっていました。一番大きな1本を抜きます。
 ニンニクも元気な様子です。
 タマネギも順調に見えます。
 春菊は,あまり大きくなっていません。
 水菜はまた瑞々しい葉を広げています。半分ほどを採りました。
 後は,草抜き等々・・・
 本日の京都市内は,暖かな日曜日に節分会に行く人々でいっぱいでした・・・
 10日(日)  今日は仕事が入り,畑へは行けませんでした・・・
 17日(日)  寒い日曜日となりました。
 午前中は,全国車イス駅伝の沿道警備をしていましたので,昼過ぎから畑へと向かいます。
 コマツナはそろそろトウが立ち始めてきましたが,20数枚の収穫です。
 ネギは,まだやはりなかなか大きくなりません・・・
 ニンジンを2本抜きます。あまり大きくはなっていませんでした・・・
 ブロッコリーの側花蕾を10個ほど採ります。
 大根を1本抜きます。いい大きさです。
 ニンニクは元気な様子です。
 タマネギも調子良さそうです。
 春菊も葉を広げてきました。
 水菜はまた株を大きくしています。1/3ほど採ります。
 後は,草抜き等々・・・
 24日(日)  冷たい空気の2月最後の日曜日となりました。
 所用のため,畑は中止となりました。

  私の極めて個人的な感覚なのかもしれませんが,歳をとって,寒さをあまり感じなくなり,逆に暑さに弱くなったような気がしております。
 例えばこの冬のことですが,よく「例年にない,長く寒い冬が・・・」と言われたりするのですが,私としては今年の冬はそれほど寒くはなかったなぁ・・・という感じです。
 その理由として,毎週行っているゴルフ場での体感もあるのですが,どちらかというと今冬は暖かなゴルフ日和が多かったなぁという感想を持っています。
 ゴルフ場での寒さということでは,以前にいろいろな経験をいたしました。
 一つは10年ほど前の,滋賀は信楽のとあるゴルフ場でした。 
 普通,前の組がティーショットを打ってスタートしていきますと,次の組の者は,ティインググランドで素振りをしたりして,前の組が一定の距離に離れるのを待っているのですが,その時はティインググランドに立っているだけで,全身がしびれるような冷たさがあり,近くの小屋にギリギリの時間まで入って寒さを凌いでおりました。気温という意味では,私のゴルフ史上最低温度を記録した日だったかもしれません。このような「しびれるような寒さ」はゴルフ場だけではなく,最近はあまり体験できなくなった気がいたします。
 今一つは,東京近郊のある河川敷のゴルフ場での経験です。
 ゴルフの場合,2打目,3打目の地点でも前の組の様子を見て,ショットを少し待っている時間がありますが,まぁだいたいは自分のボールを観察して,次のショットを何番のクラブでどのように狙っていこうかなんて考えたりします。しかし,この時には,まぁちょっと雨も降っていたのですが,風がとにかく冷たく,前の組の進行を待っている間,メンバー全員が地面に座りこんで風上に傘を置き,傘の陰に隠れて震えていたのでありました。その方が傘に隠れる面積が多くなって,寒風を少しでも避けられるからとしてしたのですが,そこまでして風を防いだ経験はこの時だけです。ここまで「冷たい風」も最近はなかなか遭遇できません。
 天候自体が何らかの変化の中にあるのでしょうか?
 下着を初めとする冬用衣類の発達ということもあるのでしょう。
 それともやはり,歳で寒さに鈍感になっているのでしょうか?!
 逆に暑さには弱くなりました。
 これまたゴルフがらみなのですが,真夏のゴルフ場を歩いていて年に2〜3回は,自分の体温調節機能等々がちょっと異変をきたしていることに気づき,「もうここで止めとかなくては,最悪の事態になってしまうかもしれない」と思うことがあります。幸い今までは,それ以上の現実的危険に遭遇せずに最後までプレイできていますが,そろそろ年齢的にも途中で退散する勇気が必要かなと感じています。
 また私は,久しく真夏でもスーツにネクタイという姿でずっと通してきたのですが,2年前から,半袖カッターシャツにノーネクタイといういわゆる省エネスタイルに変えることといたしました。
 まぁ東日本大震災と原発事故による節電への取り組みを,立場上スタイルから示す必要もあったのですが,それと同時に,ある昼下がりにスーツにネクタイ姿で街を歩いていた時に,太陽からの直射日光の熱さとアスファルトの照り返しを,かなり「危機的に」感じたということもありました・・・
 今年の夏も,その省エネルックで出勤しておりましたが,確かに楽なスタイルではあります。困るのは,今までスーツのポケットのあちこちに満杯に詰め込んでいた財布や定期入れ,キイホルダーに携帯電話等々の収納場所です。特に財布なんかは,常日頃からハンドバッグに貴重品を入れている女性と違って,身から離れるとかなりの不安感が発生したりいたします。
 しかし,夏に弱くなったことは,ちょっとした寂しさもあります。
 よく青年の成長をテーマとするような小説なんかで,一夏の若者の姿を描いたものがありますが,若者は現実世界でも,多くは確かに「夏」に,仲間や家族,そして自分自身との関係性を発展させて「少し!」変わっていきます。
(このような小説のことを我々の年代は,教養小説と覚えましたが,まぁなんで「教養」なのだ?とは誰もが感じていた疑問でありまして,大学に入ってドイツ語を選択いたしますと,それはBildungsromanという単語の訳から来た言葉であると習ったりするわけですが,それでもなかなか納得しにくい用語ではあります。最近は,教養小説のことを成長小説と直接的に呼ぶこともめずらしくはないように思えます。)
 さて,そのような「変化」を本人が自覚しているかどうかは別として,若者にとって何かを得るあるいは何かを捨てる・・・そんな成長過程にふさわしいのは,やはり熱い太陽が真上からジリジリと見守っている夏という季節ではないかと思えます。
 夏が苦手になるということは,そういう経験からもはや縁がなくなってしまっているということを象徴しているような気がいたします。
 まぁ実際に,そういう年齢になっているということなのでしょうけど,そのことを太陽から「宣言」されているような残念さがともないます。
 
 暑さ寒さも幾つまで・・・

2月末の畑の様子



ネギ

 

ブロッコリー

ニンニク

水菜
春菊


ニンジン



コマツナ




ダイコン

タマネギ


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