菜園日記2012年11月

 4日(日)  11月に入って急に寒さが増してきたように感じます。
 初めに高山園芸店に寄り,タマネギの苗と野菜用の土を買って,畑へと向かいます。
 コマツナは密集して,大きくなっています。たくさん間引きます。
 ネギも少しずつ大きくなってきました。ただ,1ケ所は立ち枯れしてしまったようです。
 ニンジンも大きくなってきました。ここも何本も間引きいたします。
 ブロッコリーは大きく葉を広げています。2つとも小さな頂花蕾をつけていました。
 ダイコンも葉を大きくしてきました。何本も間引きます。
 ニンニクはほぼ全ての箇所から発芽を確認できました。
 ナスの跡地に土を入れ,耕して畝を作ります。そこへタマネギの苗を植えました。
 サラダ菜,春菊,水菜も順調な様子です。
 後は,液肥,草抜き等・・・



今年はキレイな頂花蕾ができたブロッコリー
(11/25)

 11日(日)  朝からかなりの雨となりました。
 この雨が去りますと,グっと気温が下がるとのことです。
 畑はお休みとなりました。
 18日(日)
 
 いい天気になりました。
 2週間ぶりの畑!と朝から向かいますと,昨日の大雨で畝間が完全に水に浸かっており,とても作業のできる状態ではありませんでした・・・
 残念ながら,今日もお休みです。

 

地上に伸びてきたダイコン
(11/25)

 


葉を広げてきた水菜
(11/25)

 25日(日)  11月の最終日曜日,久しぶりの畑となりました。
 朝から車を走らせます。
 コマツナは,葉を大きくして密集しています。また数十枚収穫いたします。
 ネギは順調に大きくなっていました。
 ニンジンも根を太らせてきました。10本ほど間引きつつの収穫です。
 ブロッコリーは2つとも頂花蕾を大きくしてきました。本日は,スティック・セニョールの頂花蕾を収穫いたします。
 ダイコンも根を大きくしています。10本近く間引きつつ採ります。
 ニンニクも元気な様子です。
 タマネギもしっかりとついています。
 サラダ菜,春菊,水菜もそろそろ収穫できそうな大きさとなってきました。
 後は,草抜き,化成肥料等々・・・
 


揃って元気なタマネギ
(11/25)

 私は生まれてこの方,本格的にスポーツをしたこともありませんし,とりわけ何かの武道等に特に詳しいということもありませんので,この文章は極めて不遜なものになるだろうと自覚しています。まあ,いつものことではありますがお許しください。
 女性の柔道選手で,何回も世界でトップになり,その後政治家になられた方がおられます。
 非常に人気の高い方で,国民的英雄と言ってもよい存在であると思いますが,ひねくれ者の私は彼女の立ち居振る舞いに「武道」を感じることはできませんでした。
 例えばですが,試合で相手を投げた瞬間,彼女が何を見ているかと言いますと,自分に投げられた相手の状態などではなく,審判の判定です。相手を投げ捨てた瞬間,彼女の最大の関心事は,審判がそれを一本と見たのか,技ありとしたのか,それともそれらを認めなかったのか・・・であります。
 この時の立ち居振る舞いは正に「投げ捨てる」という表現がピッタリのように感じております。
 勝負の世界なのであるからそんなことは当たり前ではないかと思う人も少なからずおられると思います。
 が,しかし私には彼女の場合に限らず,また柔道に限らずなのですが,あまり武道らしくない,カッコ悪い姿のように思えて仕方ありません。
(私は柔道やオリンピックなどを熱心に見る人間ではありませんから,ここで彼女のことを代表例としてあげていることは間違っていることなのかもしれません。彼女が非常に人気の高い選手であったということで,その試合の様子のマスコミ,とりわけテレビ画面等への露出度が高く,結果としてその立ち居振る舞いを見る機会が多かったということであるとご了解ください。)
 以前,柔道がオリンピックなどで採用されている「採点方式」で勝ち負けを決めるようになった時,それは柔道の本来のあり方から外れているのではないかという議論もあったように覚えておりますが,今となっては勝ち敗けのあり方を超えて,選手の「立ち居振る舞い」が一番本来的な姿から「外れて」きたのではないかと思えます。
 一方,剣道の世界では今も技を決めた際に「ガッツポーズ」などをしますと,それを理由に負けになることもあるということです。
 私的には,最後に残った武道・・・という感じがいたします。
 剣道が,世界的なスポーツにならない理由の一つが良く分かる気がいたします。
(これについて少し調べてみましたが,剣道では一本を取った後でガッツポーズをした場合,全日本剣道連盟の試合審判細則第24条で不適切な行為と規定している「打突後,必要以上の余勢や有効を誇示」と判断されて,同規則第27条により一本が取り消されることもあるとのことでした。「打突後,必要以上の余勢や有効を誇示」と言われると分かりにくい面もあるのですが,私流に解釈すれば「武道をする者は,対峙する相手にちゃんと敬意を払え」ということではないかと思います。)
 さて,この間テレビを見ていましたら,相撲界の有名な兄弟横綱のお兄さんの方が出演していました。
 私は,相撲ファンでもありませんが,その兄弟の確執のことも少しは聞いていたりして,まあそれなりの印象を持ってはいました。
 しかしながら,相撲取りの尋常ならぬ精神的強靭さには感心したことがあります。
 それもまたこの兄弟に関することでしたが,ある時土俵で足をねじり,指の骨が外に出てしまうような大怪我をしたそうです。当然治療はしましたが,包帯を巻いた姿で土俵にあがるべきではないという考えから,そんな怪我の状態でも包帯を外して取組みに臨んだということです。
 我々レベルでは,話を聴くだけで卒倒するような状況です。
 彼らはまた頭から真っ逆さまに投げを打たれた時も,決して手で頭を庇ったりショックを和らげようとはしません。手を出さないで頭から落ちるほうが,ほんのわずかの時間土俵と接するのが遅くなりますから,その刹那に勝負をかけていると聞いた記憶があります。(腕を出す方が結果的に怪我が多いからという理由も聞いてはおります。)
 これもまた聞くだけで頭が割れるような痛みを感じる話です。 
 我々の常識をはるかに超える精神力ではあります。
 で,そのお兄さんは番組の中で,
「最近の相撲はいかがですか?」
と聞かれ,即座に
「面白くないです。」
と答えていました。
 続けて,その理由を言うには,
「ファンの方は,勝ち負けを見に来ているのではないのです。相撲取りの人生を,生き様を見ているのです。」と。
 私は,正直言いまして今までこのお兄さんのことをちょっとバカにしていた面もありましたが,この発言を聴いて,見方が180度変わってしまいました。
 それぞれの力士や選手にすれば,何気ない,ちょっとした立ち居振る舞いかもしれませんが,そこにはさまざまな人生のサイン,それこそ生き様が表出されています。
 ですから,あまりスポーツや武道のことを知らない私でも,テレビ画面の前で選手の生き様が少し分かるような気がいたします。

11月末の畑の様子



ネギ

 

ブロッコリー

ニンニク

水菜
春菊
サラダ菜


ニンジン



コマツナ




ダイコン

タマネギ


2012年12月へ 菜園日記topへ