菜園日記2012年2月

 5日(日)  本日は一日仕事のため,畑には行けませんでした。
 12日(日)  寒い日曜日となりました。
 昼から畑へと走ります。
 リーフレタスは,大きくなっていません。
 芽キャベツは,また10個ほど収穫できました。まだまだ結球をつけています。
 カリフラワーとブロッコリーは,相変わらずです。
 タマネギもそこそこ頑張って?います。
 コマツナも生長は止まったようです。
 ニンニクも頑張って,冬を越しています。
 ダイコンを2本,収穫いたします。少しずつ大きくなっています。
 ネギも2ケ所抜きました。今年のネギは太くて,甘く美味しいです。残り数か所となりました。
 ニンジンもあいかわらずです・・・
 後は,草抜き等々・・・



今年のネギは,太いものができました。
(2/12)

 
 19日(日)  昨日は久しぶりの大雪となりました。
 今日は,また一日仕事が入り,畑へは行けませんでした。
 26日(日)  本日も所用のため,畑には行けませんでした。
 2週連続のお休みとなってしまいました・・・



今年の芽キャベツは豊作となりました。
(2/12)

 このエピソードは,ちょっと前にも書いたことがあるのですが,再度視線を変えて書きたく思います。 
 で,さて,少し前のことになりますが,ある選挙である候補者の演説会に行ったことがありました。その時に,応援弁士としてある国会議員が来ていました。
 今となっては大長老的な議員ですが,私は国会議員達と直接関わるような業務についていたこともあり,その議員にはあまりいい印象を持ってはいませんでした。まぁ,いわゆるエリート族議員の臭いを大いに振りまいて,ドシッと(偉そうに)構えている「先生」の典型のような人物でありました。
 しかし,その時の演説を聞いて,私はその人に対する評価を少し修正することとなります。
 彼は,保守政党の大物であり,地盤は京都の中心部,今や苦境にあえぐと言わざるをえない伝統産業=中小零細企業のひしめく地域です。
 この地域を地盤とする議員は,国会議員から市会議員まで,保守革新を問わず,全てが西陣織に代表される和装産業などの伝統産業に最大限の気遣いを行います。
 公約の一つには,必ず伝統産業の復活を掲げ,何か地元の行事が催される際には,高価な和服を着て駆けつけます。
 極端な不況の和装産業であろうと,彼らにとっては絶対に切り捨てることのできない大量の「票」であります。裏返せば,そのような状況にあっても,その街の多くの人々は,その産業関係の仕事に今も就いて生活を続けているのです。続けざるを得ない・・・という表現が正しいのかもしれません。
 が,この時,その大物保守国会議員は,次のように言い放ちました。
「織物屋が10軒あるとしたら,その10軒が往時のように良い景気に戻ることはもはや不可能でしょう。織物を続けて生活できるのは,その内の1軒,あと2〜3軒は,伝統産業としてなんらかの保護や補助があれば可能かもしれない。残ったものに対しては,今までの経験が生かせるような形で「転職」を推進しなくてはいけません」
 これを聞きました時には,この人はなかなか口先だけの人ではないなぁと思いました。
 伝統産業を守ろう!とスローガンを掲げて,陳情を聞き,走り回ったところで,例えば西陣織産業が,昔日の光を取り戻すことができるかと言えば,恐らく誰が考えても,不可能なことでしょう。
 和服をいくら振興しようとしても,江戸時代には戻れません。
 守るものは守る。語り継ぐものは語り継ぐ。
 街全体が伝統にしがみついていても,新しい展開は生まれてはこないでしょう。
 しかし,そのことはなかなか正面からは語られません。
 たまにちょっと斜めの切り口からの展開が,大きく取り上げられたりしますが,少し生意気な言を続ければ,和装の技術で洋装の分野などに進出したところで,あるいはちょっと洒落たデザインの展開をしたところで,それは極めて部分的な「衣替え」みたいなものです。
 街全体が,その有するポテンシャルを生かして,新たな局面に踏み出すことができるのかが,本来的に問われるべきことだと思います。
 それとも,またまたちょっと飛躍した例え話になるかもしれませんが,世界の古代文明の発祥・展開した地を想起していただければ,否応なく共通項が見つけられるように,それらは極めて高度な文明に達しながら,次々と破滅して,その地域自体ではほとんど継承ができていません。その文明は,距離の離れた場所で引き継がれ,新たな地域の高い生産力や大いなる戦闘能力によって,新たな展開を果たしてきたという姿があるといえます。
 これは,即ち,残念ながら,一定の地域での文化・産業の成立・発展には,時空間的に「終了」サインが生じてしまうことは避けられないと言わざるを得ないものなのでしょうか?
 いずれにせよ,歴史の長い,深い地域にあっては,大きな決断が求められる時代ではないのかと思ったりいたします。 

2月末の畑の様子



ブロッコリー


カリフラワー
 

コマツナ

ダイコン

ニンジン

タマネギ



芽キャベツ



リーフレタス


ニンニク

ネギ


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