菜園日記2011年11月

 3日(木)  日曜日の畑行きが2回抜けてしまいましたので,ほぼ3週間ぶりの畑となりました。
 サニーレタスは,大分葉を広げてきていました。何枚かを採ります。
 芽キャベツも順調な様子です。
 カリフラワーとブロッコリーも少しずつ大きくなってきています。
 ナスの跡地をまた耕して畝を作り,タマネギの苗を植えました。何日か前に買って置いておいた苗なので,ちょっと心配なところはあります。13×4の52ケ所となりました。
 コマツナは,どんどんと発芽して,またまた密集しています。間引きつつ収穫いたします。
 ニンニクも,順調な様子です。
 ダイコンも葉を広げてきました。また1本ずつ,間引きしつつ収穫です。
 ネギは,かなり背を伸ばしています。この暖かさのためと思いますが,逆にちょっと心配ではあります。
 ニンジンは,やっと(!?)ほとんどの場所から発芽してきました。しかし,時期が時期ですから,これからどうなるのか楽しみでもあります。
 後は,化成肥料,草抜き等々・・・
6日(日)   雨の日曜日となりました。
 3日に行ったこともあり,畑はお休みです。



葉の広がり方が楽しい芽キャベツ
(11/13)

 
 13日(日)  段々と涼しさを増す11月の日曜日です。
 朝から畑へと向かいます。
 リーフレタスは元気です。数枚を収穫いたします。
 芽キャベツも順調に大きくなってきました。
 カリフラワーとブロッコリーも順調な様子です。
 タマネギは、やはり芳しくありません。立ち腐れしたものも数本あります・・・
 コマツナを間引きながら収穫いたします。
 ニンニクも元気に大きくなっています。
 ダイコンは、また間引きして、各箇所2本立ちとします。
 ネギはかなり大きくなっています。ちょっと大きくなり過ぎという感じもいたします。
 ニンジンはかなり疎らですが,全体的にも大きくなってきました。少し間引きます。
 あとは,草ぬき等々・・・



太く大きく育つ今年のネギ
(11/13)

 
 20日(日)  そろそろ冬のような風の吹く11月の下旬となりました。
 朝から畑へと向かいます。
 リーフレタスはまた葉を広げていましたので,数枚を採ります。
 芽キャベツや,カリフラワー,ブロッコリーは,元気に大きくなっています。
 タマネギはやはり調子が良くありません・・・
 コマツナもまた密集して育ってきました。数十枚,収穫いたします。
 ニンニクも元気に少しずつ大きくなっています。
 ダイコンはまた間引きして,全箇所を1本立ちといたしました。
 ネギは,太く大きくなっています。寒さの中で甘みを増すのが楽しみです。
 ニンジンは,非常に不揃いですが,大きくなってきました。何本か間引きしつつ収穫です。
 あとは,化成肥料,草抜き等々・・・ 



毎年のコマツナ。密集中!
(11/13)

 
 27日(日)  昨日の土曜日と打って変わって暖かな日曜日となりました。
 京都の街は,観光客,他府県ナンバーの車で溢れています。昼から畑へ。
 リーフレタスは,まだ葉を収穫できるほどは大きくなっていませんでした。
 芽キャベツは,かなり株を大きくしてきました。
 カリフラワー,ブロッコリーも少しずつ大きくなっています。
 タマネギはまだまだ芳しくありません・・・
 コマツナを10本ほど収穫いたします。
 ニンニクも順調な様子です。
 ダイコンも少しずつ大きくなっています。
 ネギはかなり大きくなりました。寒さが美味しさを加えるのが楽しみです。
 ニンジンもまばらながら大きくなっています。また少し間引きます。
 あとは,草ぬき等々・・ 



やっと大きくなってきたニンジン
(11/13) 

 テレビ番組の一つで,有名人にいろいろなジャンルの一流品とそうでないものとの差を見極めさせて,その有名人が一流と呼ぶにふさわしいかどうかを判定する(?!)というものがあります。
 グルメで名高い芸能人が,最高級但馬牛とスーパーで安価に売られている輸入牛肉との区別がつかなかったり,ワインを語らせたら自慢話が延々と続くスターが,本場の50年ものと,安売りショップで1本1000円で売られている廉価なワインとを取り間違えたりします。
 この番組の意図は,一流と言われている人々の化けの皮を剥がして笑い飛ばすことにあるのかもしれませんが,しかし本質的なことは「最高級」とか「本場もの」と言われているものが一体,実際にはなんなのだろーということにあるのではないかと私は思ったりしています。
 ちょうど最近のニュースで次のようなものがありました。

 パリ大学を中心とする研究チームが,何億円もする有名なバイオリンの名器「ストラディバリウス」や「グァルネリ」は,現代のバイオリンと大差ないとする実験結果を発表したということです。
 研究チームは,音楽の国際コンテストに集まった21人のバイオリニストに協力してもらい,楽器が見えないようにして,18世紀製作のストラディバリウスや,現代の最高級バイオリンなどを演奏してもらいました。
 そして,どれが一番いい音か尋ねたところ,現代の安いバイオリンの方が評価が高く、ストラディバリウスなどは逆に評価が低いという結果となりました。
 従来,木材,塗料,製造法などの分析でも,ストラディバリウスなどが優れている特段の理由は解明されていませんでした。研究チームは名器の歴史や値段が聞き手の心理に影響している可能性を指摘しているということです。

 さてさて,多くの専門家達は,これまでずっと,材質や製造方法等々で優れている理由が見つからないとしても,名器はそのような分析では計り知れない,あるいは現代の技術では見つけることのできない名器たる音を出す。それが素晴らしいのだ,分かる者には分かるのだとかなんとか言っていたわけです。
 で,それはそれで専門家集団の共通した認識として成立していますと,素人は専門家の見識にひれ伏して,やっぱりアレは違う,何億円もする価値のある音だ!と追随してしまうわけであります。
(ちなみに,確か上に書きましたテレビ番組でも,以前に,ストラディバリウスと現代の安価なバイオリンの音を聞かせて,その両者の区別のつかなかった人間に対し,良し悪しの分からぬ「三流」という評決を下していたことがありました。良いものが良いのか,良いものを良いといったら結果的・世間的には間違っているのか,はたまた区別のつかない人間だから良くないものを良いと言ったらそれが正解なのか・・・等々等々・・・この辺のパラドックスこそが,この「テレビ番組」の最大の面白味なのかもしれません・・・)
 目隠しをして「音」そのものだけを判断材料として,アレは言うほどでもないなんていうことが結論づけられますと,専門家や権威ぶった者たちの言は何だったのだ!ということ以上に,いいものとは何なんだ,いい音とは一体何なんだ!という疑問が,またまた浮上してまいります。
 しかしまた,これは最高級の但馬牛だと説明を受けて,高価な鉄板焼ステーキ店で食べますと,やはり最高の美味しさを感じるのかもしれませんし,これはなんとかという楽器と紹介されて,豪華なコンサート会場でその演奏を聞きますと,やはり最高の美しい音を感じるのが人間なのかもしれません。
 またまた別の観点からテレビ番組を擁護すれば,美味いから一流の評価をされているのだ!それが分からぬ者は(例え専門家であっても)一流ではない!美しい音だからこそ名器と言われ伝えられているのだ!それが分からぬ者は(これまた例え専門家であっても)一流でもなんでもない!と言うこともできます。
 一体,誰がどのようにして,何をどう判断するのか分からなくなってまいりますが,私はまぁ昔から,その人が美味しく思ったら,それでいいのではないかと思う人間ではあります。
 これは,どこどこの一流の材料云々で,とても美味いから食べてごらん,なんて言われると,それだけで不味く感じてしまう私です。 

11月末の畑の様子



ブロッコリー


カリフラワー
 

コマツナ

ダイコン

ニンジン

タマネギ



芽キャベツ



リーフレタス


ニンニク

ネギ


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