菜園日記2011年10月

2日(日)  涼しい10月が始まりました。
 初めに高山園芸店に行き,ニンニク,ダイコンの種,腐葉土,石灰,油かすを購入して,畑へと走ります。
 先週植えた,リーフレタスと芽キャベツは,元気な様子です。
 ゴーヤは小さな実をつけていますが,もう大きくなってはこないという感じです。
 ナスは4つほど採れましたが,花も咲いておらず,今年はここで終わりとします。キュウリと一緒に,全てを撤去いたします。跡地に,石灰,腐葉土,油かす,化成肥料を入れて,荒起こししておきます。
 トマトとピーマンの跡地を耕して,畝を作ります。南側にニンニクを植えました。全15ケ所です。
 北側には,コーヒーの入れ物で丸く印をつけて,それぞれに5つずつダイコンの種を蒔きます。全13ケ所となりました。ベタがけシートをしておきます。
 ネギは,順調な様子です。
 ニンジンは,ほとんど発芽してきません。再度種を蒔くこととしました。この間の台風の大雨で流れてしまったのでしょうか?
後は,草抜き,水遣り等々・・・



何かと重宝するリーフレタス
(10/10)

 
 10日(月)  ちょっと暑い体育の日となりました。お昼から先ず高山園芸店に行き,コマツナの種と,腐葉土を購入して,畑へと走ります。
 リーフレタスと芽キャベツは順調な様子です。
 ゴーヤを終わりとします。最後に小さな実が一つ採れました。 今年のゴーヤは,それほど次々に実が生ったという感じではありませんでした。ゴーヤの跡地に,石灰,腐葉土,油かす,化成肥料を入れて,荒起こししておきます。
 ナスとキュウリの跡地の北側1/3ほどを耕して畝を作り,コマツナの種を蒔きました。南側はそのままにしておきます。
 ニンニクは,数ケ所で早くも芽をだしています。
 ダイコンは,13ケ所全てから,きれいに発芽していました。
 ネギも順調な様子です。
 ニンジンは,既に発芽していたものは少しずつ大きくなってきましたが,後から蒔いた種は発芽してきません・・・
 後は,草抜き,水遣り等々・・・



久しぶりの芽キャベツ
(10/10)

 
 16日(日)  雨もあがり,暖かな日曜日となりました。
 昼から,六基グリーンへ行き,カリフラワーの苗を1つ,ブロッコリーを2つ買って,畑へと回ります。
 リーフレタスと芽キャベツは,順調な様子です。
 その北側のゴーヤの跡地を耕して畝を作り,南からカリフラワー,ブロッコリーを2つ植えます。カリフラワーは初めてのチャレンジとなります。
 ナスとキュウリの跡地の南側は,そのままにしておきます。
 コマツナはよく発芽していました。畝にまだ余裕がありましたので,空いているスペースにコマツナの種をまた少し蒔いておきます。
 ニンニクもキレイに発芽しています。
 ダイコンは大きくなってきましたので,ベタがけシートを外して,各1本ずつ間引きして,収穫いたします。
 ネギも順調な様子です。
 ニンジンは,後から植えたところも少しずつ発芽してきましたが,大分遅い時期の発芽ですので,この先は分りません・・・
後は,草抜き等々



寒さで甘さを増すのが楽しみなネギ
(10/10)

 
 23日(日)  本日は,一日仕事となりました。
 畑はお休みです・・・
 30日(日)  10月最後の日曜日です。
 本日は,午前中は仕事,午後からは所用が入り,また畑へは行けませんでした。



ベタがけシートから見えるダイコン
(10/10)

 
 ちょっとした機会がありまして,ある講演会で「『いいこと』はいいのか!?」という内容の話を聞きました。まぁこのように書きますと何のことか分からないのですが,本来は仏教的なお話の中で,中道ということに関しての説明であったと記憶しています。
 恥ずかしながら曖昧な記憶なのですが,仏教では「良いこと過ぎることも好ましいものとはしない」というような文脈での話だったと思います。
 仏教的な論理展開等々に疎くて申し訳ありませんが,しかし,そこで例示されていたことは,なかなか面白い話ではありました。

 例えば,パソコンです。どんどんと進化・発展して,限界の見えない恐るべきパワーアップを繰り返し,クリックすれば,アッという間に,目的の画面へと展開いたします。
 モニターの前で皆,以前のパソコンに比べれば,格段に早くなったなぁ・・・とその「いいこと」に感心いたします。パソコンを新調した時には,とりわけ最新のスピードに感動したりもいたします。
 しかしながら,少し経ちますと,その「いいこと」に慣れてしまい,クリックしても,なんらかの事情でなかなか次の局面に進まず,カーソルがクルクルと待機していたりしますと,もうほんのわずかな待ち時間でも,イライラとしてしまいます。
 まるで,大阪の交差点で,信号が青になって0.5秒も経過したのに前の車が発進しないと,遅い!と思い切りホーンを鳴らすような心理状態に,今や全国民がなってしまっているのであります。
 これは,「いいこと」を当然と思ってしまったところから始まるイライラ,不満足でしょう。
 最新のパソコンだけではなく,例えば我々の身の回りにある電化製品の全てについて繰り返されてきたことなのかもしれません。

 また,町内の有志が相談して自発的に,毎週日曜日の朝に,近隣の清掃活動をいたします。
 もうその町内は,公園から各家の前から道路に至るまで,チリ一つ落ちていないピカピカの地域となります。
 そんな「いいこと」が続きますと,しかし,いいことに参加している仲間に対して,新たなる欲求・不満が生じてくることとなります。
 朝日を浴びてピカピカに光る街角で,いいことをしているいい人は言うのです。
 なんであの人は,毎週遅刻してくるの!
 あの人は,今日は休んでいる!!ダメねぇ!!
 あんな人とは,もう一緒にはできないわ!!!
 「いいこと」をしている人も,ちょっとした経緯で,同じいいことをしている仲間に怒られ,あげくは否定されたりしてしまいます。
 一方,いいことをしていない人間は,この関わりでは怒られることはありませんから,不思議な怒られ方ではあります。

 さて,以下は,私の勝手な想定ではありますが,また例えば,団地の中で一人住まいの高齢者が増えたということで,ある人が一念発起いたします。月に一度,お昼のお弁当を持っていって,食べていただきながら,お話もうかがうという活動を始めました。
 もちろん,ボランティアです。
 もう費用も時間も費やしてのボランティア活動ですから,皆さんから本当に「いいこと」と感謝されます。
 賛同者も増えたりして,言いだしっぺの本人は,そんな活動グループのリーダーとして,一躍皆さんの尊敬を受けることともなります。
 しかし,さて,ここから帰結される「いいこと」の破綻は,皆さんのご想像のとおりかもしれません。
 ご自身が身体をこわしてのお休み,ちょっとした手違いでの配付忘れ,仲間との連絡不足による行動のズレ,そして最悪かもしれませんが食中毒などの発生等々等々・・・
 結果,このリーダーは,さんざんに非難されてしまいます。
「いいこと」をしていなければ,ありえなかったであろう非難です。

 「いいこと」に対して,いいことをしていただいている,あるいはありがたくも「いいこと」を享受しているという気持ちを継続させていくことは,非常に難しいことであるような気もいたします。
 そして,自分は「いいこと」をしているのだ!,他の人に比べても自分はより多く「いいこと」を実行している!という意識になってしまうことも,避けられないのが人間なのかなぁと思ったりもいたします。
 しかし,せっかくの「いいこと」の中で,穏やかな気持ちになっていればいいのに,何故皆,わざわざ悪いこと?を探して?指摘したり非難したりするのでしょうか??
 人間の行う「いいこと」には何か内在的に「いいこと」でないことが潜伏しているのでしょうか?

 困ったものです。
 しかし,何が困ったものなのでしょう!??

10月末の畑の様子



ブロッコリー


カリフラワー
 

コマツナ

ダイコン

ニンジン

(なし)



芽キャベツ



リーフレタス


ニンニク

ネギ


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