菜園日記2011年3月

6日(日)  2月の末から,また寒波がやってきましたが,3月初めの日曜日は暖かな曇り空となりました。
 昼から畑へと走ります。
 タマネギは,この不順な気候の中,順調な様子です。
 サニーレタスとチシャナは少しずつ大きくなってきています。
 ニンジンを大小4本ほど抜きます。残りわずかとなりました。
 ネギも3ケ所を抜きます。こここも残りわずかとなりました。
 コマツナを10数本抜きます。
 ブロッコリーはほとんど側花蕾が大きくなっていません。スティック・セニョールの側花蕾を幾つか収穫いたします。
 ニンニクも元気に頑張っています。
 ダイコンとエンドウの跡地をまた耕して畝を作り,ジャガイモの種芋を植え付けます。6ケ所となりました。今年はシェリーという種類です。
後は,草抜き等々・・・



寒い中も元気に青々としたタマネギ
(3/13)

13日(日)  いよいよ春!という感じのする暖かな日曜日となりました。
 朝から畑へとまいります。
 タマネギは元気に大きくなっています。葉もだいぶ太くなってきました。
 サニーレタスとサンチュは元気な様子ですが,なかなか大きくなってはきません・・・
 最後のニンジンを抜きます,大小3本ありました。
 ネギも最後といたします。3ケ所を抜いて収穫いたします。
 今年は,ニンジンはまぁまぁの出来となりました。太いものもたくさん採れました。
 ネギは,寒暖の差に負けたのか,あまりいい出来とはなりませんでした。
 ニンジンとネギの跡地を荒起こししておきます。
 コマツナとブロッコリーは,やはり芳しくありません。そろそろ終わりにしなくては・・・とも思います。
 ニンニクは,ここにきて元気になってきました。
 先週植えたジャガイモは,まだ発芽は確認できません。
 後は,水遣り,草抜き等々・・・



寒さにジッと,大きくならないサニーレタスなど・・・
(3/13)

20日(日)  午前中は仕事でしたので,お昼から畑へと走りました。
 今にも雨が降りそうな暗い空です。
 タマネギは,かなり太く大きくなってきました。
 チシャとサニーレタスも少しずつ大きくなっています。
 ニンジンとネギの跡地に,牛糞堆肥,石灰,油かすを入れて,耕しておきます。
 コマツナは,大きくなっていますが,なかなか固いものとなっています。
 ブロッコリーは側花蕾がけっこうできていました。10個ほどの収穫です。
 ニンニクは,元気な様子ではありますが,あまり大きくはなってきません。
 ジャガイモは,小さく1つだけ発芽を確認できました。全体的には,まだまだの様子です・・・
 雨が近づいてきましたので,早々に退散いたします。



これも寒さの中,ジッと大きくなるニンニク
(3/13)

27日(日)  3月最後の日曜日ですが,とても寒い日となりました。
 また午前中仕事でしたので,昼から畑へと向います。
 タマネギは順調に大きくなっています。先に植えた部分と後に植えた部分とで,明らかに生育の度合いが異なっています。
 サニーレタスとチシャはかなり大きくなってきました。
 ニンジンとネギの跡地をまた耕し,草や根などを取り去ります。
 コマツナは本日で終わりとします。全部抜いて収穫です。
 ブロッコリーは,側花蕾をたくさんつけていました。20本ほど収穫いたします。
 ニンニクも少しずつ大きくなってきました。
 ジャガイモはまだまだ発芽を確認できません・・・
 後は,水遣り等々・・・



今年のブロッコリーは,ちょっと不出来なものとなりました。
(3/13)


 出雲に行きました。
 出雲は,以前から一度行きたいと考えていた所の一つなのですが,京都からはちょっと遠く,なかなか実現しませんでした。(まぁ距離的には,九州や北海道よりも近いのでしょうけど,実際の移動時間や乗換えの手間を考えると,躊躇ってしまう場所ではありました。)
 私が,出雲に一定のイメージを有した端緒は,恐らく小さい頃に見た天照大神やスサノオノミコト等が登場するアニメが印象深く残っていたことによるものだと思います。当時の劇場用長編アニメですから,東映のものであろうとは推測はしていました。
 調べてみますと,1963年東映動画製作『わんぱく王子の大蛇(おろち)退治』というものでした。
 この製作年からしても,小学校の時に,当時よくあった「芸術鑑賞」というような授業の一環で,皆で映画館に出かけていって見たものと思われます。で,また,もっと神話的な壮大なタイトルかと思っておりましたが,思い切り子ども用のタイトルでありました・・・
 さて,イザナミと黄泉の国の話,アマテラスが岩戸に隠れる事件等々,おなじみのストーリーもいろいろと語られていますが,映画のクライマックスは,スサノオとヤマタノオロチとの対決です。
 そして,スサノオの勝利の後,ヤマタノオロチは,その亡骸を緑の山々や水の流れへと変えていきます。
 このシーンを見て,私は幼いなりに,スサノオとヤマタノオロチの戦いの意味が少し分かったような気になったことを,なんとなく覚えています。
 この出雲旅行で,八重垣神社にも行きました。今は小社として佇んでおり,観光スポットとしては,長らく振るっていないという感じでしたが,最近は奥の院の「鏡の池」が今流行の「パワースポット」として人気がでてきたということでありました。
 しかし,私にとっては,アニメの一場面を彷彿させる空間であり,また「八雲立つ出雲八重垣妻込みに八重垣造る其の八重垣を」という歌を,丸暗記し,その独特のリズムに面白味を感じていた,古典を学び始めた中学の頃の想い出も重なる光景でもありました。
 出雲に関する今一つの思い入れは,出雲大社に関わる伝説の存在でありました。言い伝えでは,本殿の高さは,中古には16丈(48m),上古には32丈(96m)あったということですが,「それは非現実的だ!」「昔の伝説に過ぎない!」と「当然の」疑問が以前から呈されてもおりました。
 しかし,発掘調査の成果や,古文書,残された絵図等々の精査により,また建設ゼネコン・大林組の研究成果が上梓されていますが,中世に高さ48m、15階建てのビルに匹敵する木造建築物は可能という計算も成立しているようですし,現在の到達点として,16丈の出雲大社が実在していた可能性が高いといわれています。(96mは木造建築としては,ちょっと不可能だろうと言われていますが,しかし,これに対しても,山を利用すれば・・・というような考え方もあるようです。)
 さて,問題は,というより我々にとってのロマンは,神話や伝承の中に現されており,その後一種の「壮大な空想的光景」として看做されていた事象が少なからず,事実として存在していた,あるいは,歴史的事実であった可能性が高いと「再発見」されることです。
 世界的に見れば,「ホメーロスの作り話」とされていたトロイアの発見がいい例でありましょう。(ハインリッヒ・シュリーマンは,ギリシャ神話に登場する伝説の都市トロイアが実在したことを発掘によって証明したことで有名ですが,まぁシュリーマンの自慢話の少なからぬ部分が自己の功名心からくるフィクションであるとしても,「トロイの木馬」が歴史的現実として我々の前に立ち現れた功績の偉大さは,否定できません。)
 歴史において,神話や民族伝承の類は,一旦は,自己を科学的と思い込む「常識人」によって,非科学的な「大昔のウソ・空想」と排斥されたりしますが,また逆にその後の科学や技術の進展によって,遺構が発見されたり,可能性が数学的に実証されたりしてまいります。その一種逆説的なプロセスは,なかなかの快感でもあります。
 いずれにしても,長く長く言い伝えられているような話に対しては,簡単に「荒唐無稽な非現実」と排せずに,歴史的な尊敬の念を持って,何らかの「元となる」事実や想いを見出そうとする努力があってしかるべきと思います。
 このような想いをもって訪れた出雲は,神々の存在を想起させるのに十分な場所でありました。
 関西では,奈良に参りますと,同じような感覚を抱きますが,出雲はより神話の世界に近いように思えてしまいます。
 また訪れたい場所の一つであります。

3月末の畑の様子


チシャ

サニーレタス

(なし)
ニンニク

ジャガイモ

(なし)






タマネギ



ブロッコリー


(なし)

ジャガイモ


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