菜園日記2010年7月

4日(日)  梅雨の真っ盛りですが,昼からは晴れ間の差す日曜日となりました。
 午後,初めに六基グリーンへと向かい,モロヘイヤの苗を2つ買って,畑へと回ります。
 ここしばらくの雨と高温で,畑は草だらけでした・・・
 ナスは,実を大きくしていました。3種の実を合計で10個ほど収穫です。下葉を取って,風通しを良くし,伸びた枝を剪定,またビニ紐で上から吊るします。
 ピーナッツは元気に大きくなっています。小さな花をつけていました。
 タマネギの跡地はそのままにしておきます。
 青トウガラシはまた10個ほどの収穫です。
 エンドウ豆の跡地を耕して畝を作り,モロヘイヤを2つ植えました。
 ゴーヤも実を少しずつ大きくしています。方々に伸びたツルを少し剪定しておきます。
 キュウリは,形のいいもの2つを収穫です。相変わらず北側の1本はあまり元気ではありません。
 トマトは,実を大きくしていました。ただちょっと形はイビツになっています・・・
 ニンニクの跡地はそのままにしておきます。
 後は,大量の草抜き,そして液肥等々・・



どんどんと大きくなる大玉トマト
(7/10)

10日(土)  午後から仕事が入りましたので,早朝から畑へと向います。
 ナスは,たくさんの実をつけていました。それぞれの種類,合わせて10個ほどの収穫です。特に賀茂ナスは,今までで一番大きく丸々としています。
 ピーナッツも順調に大きくなっており,黄色い小さな花を咲かせていました。
 タマネギの跡地は,今日もそのままです。
 青トウガラシは,たくさんの実をつけています。大小合わせて20個ほどの収穫となりました。テンプラにするととても美味しい青トウガラシです。
 先週植えたモロヘイヤも少しずつ大きくなっています。
 ゴーヤは,実を大きくし始めました。それなりのもの1つを採ります。そこら中に伸びていたツルを剪定いたします。
 キュウリは,心配していた北側のものもちゃんと実を大きくしていました。全部で10本ほどの収穫です。なかなか形のいいものばかりです。
 トマトも実を大きくしてきましたが,まだ色づいてはきません。
 ニンニクの跡地も今日はそのままにしておきます。
 後は,化成肥料等々・・・



今年初めてのピーナッツ,だんだん大きくなってきました。
(7/10)

18日(日)  京都も,昨日の祇園祭の山鉾巡航と共に梅雨が明けました。
 暑さを避けて,夕方から畑に参ります。
 夏の日差しでたくさんの実をつけているかと思っていましたが,梅雨最終期の例年にない大雨の連続で,多くの株が根グサレしてしまったようです。
 ナスは,2つ実を採ることができましたが,葉や茎が枯れてしまっています。それらを多く撤去いたしました。まだ新芽もでていますので,敷藁を追加して,様子を見ることといたします。
 ピーナッツは,元気な様子で株を大きくしています。
 そろそろニンジンの種を蒔く時期が近づいてきましたので,タマネギの跡地を耕しておきました。
 青トウガラシは,完全に立ち枯れしています。実は,20個ほど採れましたが,多くが,ブヨブヨになってしまっています。
 モロヘイヤは元気な様子です。
 ゴーヤは,やはり高温多湿に強い野菜なのでしょうか。青々としています。実を2つ収穫です。
 キュウリは,ちょっと弱っていました。実は2つ収穫できましたが,花もほとんどつけていません。
 トマトは,完全に立ち枯れ状態です。ただ,実を赤くしていたものが,3〜4個ありました。青いものも家で熟すであろうとそれなりの大きさのもの,10数個を採ります。大玉トマトの初収穫です。
 ニンニクの跡地はそのまま・・・
 後は,草抜き,ビタミン剤等々・・・



夏に強い?モロヘイヤ
(7/10)

25日(日)  7月最後の日曜日となりました。
 夕方から先ず高山園芸店に行き,ニンジンの種,オクラの苗を2つ,腐葉土,石灰,油かすを購入して,畑へと走ります。
 ナスは,新しい芽も伸ばしてきていました。実を3つ収穫し,枯れた葉などを取り去ります。
 ピーナッツは,この暑さにも元気です。
 タマネギの跡地を耕して畝を作り,支柱で二条の溝をつけ,ニンジンの種を蒔きます。
 青トウガラシは,完全に立ち枯れしていましたので,終わりといたします。今年の青トウガラシは,短い期間でしたが,またたくさん採れました。テンプラにすると最高の味でありました。跡地に,石灰,油かす,腐葉土を入れて,荒起こししておきます。
 モロヘイヤも元気に夏を過ごしています。
 ゴーヤも元気な様子ですが,実は大きくなっていません。
 キュウリは,もう枯れ枯れ状態です。2つの小さな実も水分を失ってしました・・・
 トマトは,青いままの実を数個収穫して,終わりとします。今年は大玉に初めての挑戦でしたが,それなりに美味しい実を収穫できました。跡地を,青トウガラシのところと同様にして,荒起こししておきます。
 ニンニクの跡地を耕して畝を作り,下に化成肥料を引いて,オクラの苗を2つ植えました。
 後は,水遣り,液肥等々・・・



今年は短い期間となってしまったキュウリ
(7/10)

 高校の時に,Fという現代国語の教師がいました。その先生は,いわゆる映画愛好家で,街の映画館を1日借り切って,お客さんを集め,自分のお気に入りのフイルムを上映する・・・というようなイベントを定期的に実施したりしていました。私はそのイベントぐらいしか知りませんが,他にも映画好き人間として,多様な活動をしていただろうことは,容易に想像できます。
 確か一年生の時,私と友人の2人はF先生に招かれて,そのイベント上映会の行われる京都は新京極にある映画館へと向かいました。確か「大空港」というタイトルの映画でした。当日は二人で,上映会の何か「手伝い」もしていたような記憶もあります。
 その後,学校でF先生と話している中で,「次回の上映会にもぜひ来てくれ!」と,私と友人は1枚ずつチケットをもらいました。1枚が150円か200円くらいのチケットであったと思います。

 私は,当時,現代国語の成績が異常に?良かったというようなこともあって,この先生にはよく声をかけて貰っていたりしましたが,私としてもこの映画上映会がもっと盛況になったらいいのになぁと,一つの作戦を考えつきました。
 私がいただいたチケットをその定価で,クラスメートか誰かに売ります。
 そして,その代金で,また1枚のチケットをF先生から売ってもらいます。
 それを繰り返せば,小遣いの少ない私も,とりわけ負担なしに,またあまり大げさな働きかけなどもすることなく,イベントのお客さんを増やせるわけです。

 ところが,クラスメートに対する作戦の一人目に成功してすぐに・・・その代金で新しいチケットを購入しようとするよりも早く,私はF先生から呼び出されまして,真っ赤な顔をして,怒られました。
 曰く「君に,チケットをあげたのは,君に映画を見に来てほしかったからで,他人に売って儲けてもらうためではない」と。
 F先生は,そのチケットで,私が150円か200円の利益を上げたものと怒っているわけであります。
 なんでF先生にその状況が分かったかというと,私の作戦を目撃したクラスメイトのNという女性が,「誰々が先生のチケットを転売して儲けようとしている!」とご注進に走ったからでありました。
 このNは,当時から映画関係の仕事がしたいという希望を持っていた人間で,F先生のイベントにも関係しており,後にどこかの映画関係会社のタイムキーパーか何かをするようになったいう話も聞いたことがあります。
 まぁ,いずれにせよ,Nは自分の見た状況を極めて「即自的に」判断して,すごいスピードでF先生に「言い付け」に走り,F先生も,間接的に聞いた情報からすごいスピードで,教師としての「判断力」を発揮して,私が「けしからん!」という結論に至ったわけであります。
 しかしながら,私は,そーいうことに対して,言い訳をしたり,誤解を解くための努力をすることは大嫌いな人間というか,カッコワルイことだと思い込んでいた高校生でありまして,そのために,ひねくれ者,変人,バカ,偽悪等々と言われ続けてきましたが,まぁ,あれからン十年,FもNも,当時のまま私のことをそういう評価で語りついでいるのでありましょう。
(別に語り継ぐようなことでもありませんし,二人の記憶に残ってもいないとは思いますが・・・)
 一方の私は,世の中には,NやFのように,「ご注進〜〜!」と人の悪口を告げ回ることが楽しくて仕方ない人や,一人の話を聞いて裏も取らずに,「何,これは一大事!」と走ってしまう,そーいう人間がたくさんいるのだなぁ・・・と,何か類似のことをキッカケに,ン十年前のこのことをフト思い出したりいたします。
 まぁそーいう人は,どこの学校にも,どこの会社や団体にも必ずと言っていいほどいらっしゃるのでしょうけど,もしそーいう人の存在しないところがあるとしたら,そこはめずらしくも「大人の組織」なのだなぁと思います。
 しかし,こういった経験の多い私ですから,その他のことも含め,先ずは「いろいろな角度から物事を見て判断をする」ことの大事さを,重ねて勉強してまいりました。
 こういう考え方のキッカケを与えられたことは,とてもありがたいことであると感謝しております。
 しかし,その誠実な実行は,現在でもまだ「有難い」状況の私ではありますが。

7月末の畑の様子


ピーナッツ

(なし)
キュウリ


オクラ

ニンジン






ナス



ゴーヤ


モロヘイヤ

(なし)


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