菜園日記2009年12月

6日(日)  2週間ぶりの畑となりました。昼過ぎから畑へ走ります。
 12月に入っても暖かな日が続いています。
 ネギは,そろそろ採り時と,1本を抜きます。
 ニンジンをまた間引きました。根はここにきて,かなりニンジンらしい色と形をしてきました。
 タマネギは,順調な様子です。
 西側のダイコンも順調に見えます。
 エンドウ豆は,やはり真ん中の1ケ所が発芽してきません。今からでもと,種を蒔きなおします。後の2ケ所は順調です。
 東側のダイコンは,それぞれまた1本ずつ間引きいたしました。
 今年の芽キャベツは,なかなか背を伸ばしてきません。
 コマツナは,間引きしつつ,たくさんの収穫となりました。
 サニーレタスの葉をまた数枚採ります。
 ブロッコリーは,スティック・セニョールの方の頂花蕾を収穫いたします。普通のものの頂花蕾もだんだん大きくなっています。
 ニンニクも順調な様子です。
 後は,液肥等々



収穫時となったブロッコリー
(12/20)

13日(日)  本日は一日仕事が入り,畑には行けませんでした。
20日(日)  全国高校駅伝の開催日。千本北大路の交差点を先頭で信号待ちをしていましたら,警官が目の前にパイロンを設置し始め,全体が通過するまでの待機となってしまいました。せっかくですので,カーテレビと両方で観戦いたします。
 畑へ到着。
 ネギは,寒さに耐えて,元気な様子です。1ケ所を抜いて,収穫いたします。
 ニンジンは,生育の遅いものとなっています。また間引きしつつ収穫
いたします。
 タマネギは,相変わらずヒョロヒョロとしていますが,元気な様子です。
 西側のダイコンは,そこそこ大きくなってきました。一番大きな1本を抜きます。
 再び種を蒔いたエンドウ豆の中央部分は,やはり発芽を確認できません??何か土に原因があるのでしょうか?他の2ケ所はそこそこ伸びてきましたので,ベタがけシートを外し,支柱を添えておきます。
 東側のダイコンは,全てを1本立ちにいたします。
 今年の芽キャベツはなかなか大きくなりません。
 コマツナをまたまた間引きしつつ収穫いたします。
 サニーレタスは,トウが立ってきましたので,終わりとします。上部の葉を収穫して,撤去いたしました。
 ブロッコリーは,通常のものの頂花蕾がかなり大きくなっていましたので,収穫しました。側花蕾もそれぞれ数本ずつの収穫です。
 ニンニクは,順調な様子です。
 後は,ビタミン剤,草抜き等々・・・



寒さで甘みを増してきたネギ
(12/20)

30日(水)  今年最後の畑となりました。
 年末にしては暖かな30日,昼過ぎから畑へと向かいます。
 ネギを2ケ所抜きます。今回のネギは,同じ苗を植えていますのに,太くなるもの,細いままのものと半分ずつぐらいで,?ではあります。
 ニンジンは,相変わらず,ゆっくりとした生長です。
 タマネギは,順調に寒さを乗り切っているようです。
 西側のダイコンをまた1本抜きます。
 エンドウ豆は,相変わらず,真ん中のところは発芽してきません。
 東側のダイコンも,小さいながらも元気な様子です。
 芽キャベツは,まだまだ大きくなってきません・・・
 コマツナを正月用にたくさん収穫いたしました。
 ブロッコリーは,二つとも側花蕾を少しずつ大きくしています。
 ニンニクは,順調な様子です。
 後は,全体に液肥,ビタミン剤等々・・・



白く地上に伸びてくるダイコン
(12/20)

 小学生の頃の曖昧な記憶ではありますが,私は,その彼のことを,あんちゃん,あるいはあっちゃんと呼んでいたと思います。
 当時,夏になると,母方の祖母は墓参りのためだったのでしょう,生地である福井県の小浜に帰っていたのでありますが,祖母とその妹,そして孫の私という3人連れの小旅行が2〜3年続きました。
 もちろん,祖母の帰省は毎年続いていたのですが,私を連れてのそれは,私の家側の都合か何かで2〜3年間だったということなのでしょう・・・
 祖母は祇園の御茶屋の経営者でしたから,それなりに贅沢な旅行でした。祖母自身としても,あまり多くはない息抜きの時間であったと思います。小さな私にとっては,船をチャーターしての沖釣りや,ホテルでの卓球などが楽しい一時でありました。
 その地ではまた,おそらく当時中学生であったお兄さんが,行くたびに私の遊び相手をしてくれていました。あんちゃんと呼んでいたのか,あっちゃんであったのか確かではありませんが,真っ黒く日焼けしていて,大人しい感じのお兄さんでした。
 今,よく覚えていることの一つは,その街の本屋か駄菓子屋で,雑誌の付録だけを別売りしている店があったことです。当時,週間マンガ雑誌もでていましたが,月刊マンガ誌のまだまだ盛んな時代であり,そこには,別冊マンガが数冊,そして組み立てて遊んだり,マンガのキャラクターの持ち物を模したりした付録が毎号どっさりとついていました。
 子どもはお気に入りの付録を広告などで見つけたりすると,いつもは買っていない雑誌を欲しがったりするわけですが,子どもには当然限られた経済力しかなく,付録が欲しいとダダをこねたところで,お小遣いを臨時にくれるわけでもあれません。ですから,付録だけを売っている店の存在に,私は子どもながらに感心しておりました。
 今一つよく覚えていることは,海岸での釣りです。
 彼が連れて行ってくれた釣りは,高いお金を払って船をチャーターするものとは全く違っていました。
 街角で友人達と何か話していた彼は,突然行動を始めました。
 初めに何をしたかといいいますと,近くの藪で細い竹を切り出し始めたのです。
 そして,それにどのように仕掛けをしたのか,まぁ簡易な簡易な釣竿をアッという間に作り上げ,堤防のようなところではなく,海岸沿いの生活道路の上から,海に糸を投げ入れます。
 間もなくキスが釣れました。
 釣れた魚を入れる魚籠なども,もちろん用意はされていません。さきほど釣竿を作る際に,竹の木から削ぎとった,先端に竹の葉が残っている細い枝に次々と,キスのエラの部分を通していきます。キスは次から次へと釣れ,竹の枝はあっという間にキスが鈴なりになりました。
 カッコイイ釣りでした。
 遠くから来て,高い料金を払って船をチャーターし,沖のポイントへ連れて行かれて,一尾釣れるたびにキャッキャッ言いながら糸を手繰り寄せる釣りとは違う,地元の人間ならではの釣りでありました。
 それは,子どもの私にも,カッコよさを十分感じさせるものでありました。
 もちろん,小さな私のためにセットした釣りの時間ということではなく,地元の人間として,魚が寄ってきているという情報をキャッチして,自らの家の賄いにするべく,海辺の街に住む子どもとしての技術,経験等々を駆使しての釣りだったのでしょう。
 私が小浜への祖母との小旅行を止めたのと同時に,彼との夏の出会いも,二夏ほどで終わってしまいました。
 確か二回目に彼の家に案内された時,前の年に訪れたのと違う家であることに気づいた私は,子どもらしくも不躾にそれを問うたことも覚えています。
 事情があって借家を転々としていたのかもしれません。
 ほんのわずかな出会いということもあって,大きな夏の想い出となっています。

12月末の畑の様子


ニンジン

ダイコン
コマツナ

芽キャベツ


ニンニク

タマネギ






ネギ



ダイコン


エンドウ豆

ブロッコリー



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