菜園日記2008年11月

2日(日)  かなり涼しくなった11月初めの日曜日,先週は雨で来られませんでしたので,2週間ぶりの畑となりました。
 初めに高山園芸店に行き,タマネギの苗と,辛味ダイコンの種を買って,畑へと向います。
 芽キャベツは,葉をだいぶ虫に食べられてはいますが,全体的には順調な様子です。土寄せをしておきます。
 ネギも全体的には順調ですが,後から追加で植えた場所は,やはりちょっと調子が悪いようです。その部分の土に何かあるのでしょうか?
 ニンニクは,相変わらず青々と育っています。
 ニンニクの北側には,少し空いた部分があって,そこに夏に落ちたミニトマトが芽をだしていましたので,育つに任せていましたが,そこを整理して,タマネギの苗を8つ植えました。
 ニンジンは,また間引きしつつ10数本の収穫です。
 ブロッコリーも順調な様子で,スティック・セニョールには,既に頂花蕾が見えます。2つとも土寄せをしておきます。
 先々週種を蒔いたベンリ菜とダイコンは,双方ともキレイに発芽していました。
 一番東側の畝を耕して,北側にタマネギの苗を4×10の40個植えました。
 南側には,3×4の12ケ所,辛味ダイコンの種を蒔きます。辛味ダイコンの場所には,ベタがけシートをしておきます。
 後は,全体に,水遣り等々・・・



大きくなりつつあるブロッコリーの頂花蕾
(11/9)

9日(日)  朝のうち雨も降り,肌寒い日曜日となりました。
 昼から畑へと走ります。
 芽キャベツの株の下の方に,結球の始まった様子が見られます。また土寄せをしておきます。
 ネギは,後から植えた2ケ所の部分も,細々とはしていますが,少し元気になってなってきたようです。
 ニンニクは,相変わらず元気ですが,株間にだいぶ雑草が増えてきましたので,取り去ります。
 ニンニクの北側のタマネギも元気です。
 ニンジンは,かなり株間も整理されてきましたが,本日さらに3本ほど間引きました。
 ブロッコリーは,2つとも(上の写真のように)頂花蕾を見せています。ここにもまた土寄せをしておきます。
 ベンリ菜は,例によって,かなりの厚蒔きをしていましたので,密集して育っています。40本ほど間引いて収穫です。
 ダイコンも本葉が大きくなっていましたので,各箇所から1本ずつ間引きしつつの収穫です。
 辛味ダイコンは,全12ケ所,きれいに発芽していました。このページの一番上の写真がその状態です。辛味ダイコンは,そんなに大きくならないものだろうと,株間にまた新たに種を蒔くことといたしました。コーヒー缶のお尻で10ケ所印をつけ,それぞれ5粒ずつ種を蒔きます。
 タマネギは,順調な様子です。
 後は,化成肥料,草抜き等々・・・



結球の始まった芽キャベツ
(11/9)

16日(日)  午前中は本降りの雨でしたが,昼からは晴れ間もでてきました。空の様子を見て,畑へと向いました。
 芽キャベツの株の周りには,はっきりと結球したものが見られます。下の方の葉を少し取り除きます。
 ネギは,新しい2ケ所も含め,元気な様子です。
 ニンニクは,どういうわけか,1つが根元から折れていました。何か動物が踏んだのかもしれません。
 タマネギも元気です。
 ニンジンは,どんどんと根を太らせています。少し混んでいる所を3本抜きました。そのうちの1本は,20センチ近くになっていました。
 ブロッコリーは,2つとも頂花蕾を大きくしていましたが,スティック・セニョールのものが適当な大きさとなっていましたので,収穫いたします。その下に隠れていた側花蕾も数本採れました。
 ベンリ菜・・・またまた数十本を間引きしつつ収穫いたします。ずっとベタがけシートをしていたためか,虫に食べられた跡も全く見られません。
 ダイコンは,また各箇所から1本ずつ間引きしました。根はまだまだ細いものです。
 辛味ダイコンは,先週新たに種を蒔いた部分も,全てキレイに発芽を確認できました。
 一番北東部分のタマネギも順調な様子です。
 後は全体に,ビタミン剤等々・・・



ちょっと遅い種蒔きとなったダイコン
(11/9)

24日(月)  冷たい雨となりました。畑は中止です・・・



冬を越す準備中の?ニンニク
(11/9)

30日(土)  昨日の暖かな土曜日とは打って変わって冷たい風の吹く11月最後の日曜日,昼から畑へまいります。
 2週間ぶりの畑となりました。
 芽キャベツの結球はかなり大きくなってきましたが,収穫には今少しという感じです。下の方の葉を少し撤去いたします。
 ネギも元気な様子です。もう少し寒くなれば,甘みも増して,食べ頃になるでしょう・・・
 ニンニクとその横のタマネギも,冬を越す準備は順調なようです。
 ニンジンは,根をかなり太らせてきました。数本収穫いたします。大きなものは,少し根割れしていましたが,なかなかいい形のものばかりです。
 ブロッコリーは,通常のものも頂花蕾がかなり大きくなっていましたので,収穫します。スティックセニョールの側花蕾も数個の収穫となりました。ここも下の葉を少し撤去いたします。
 ベンリ菜は,先週来られなかったこともあり,かなりワサワサと大きくなっています。間引きつつ,数十本の収穫です。本日でベタがけシートを外すこととしました。
 ダイコンは,葉がかなり絡み合うぐらいに育ってきましたので,それぞれの場所からまた1本ずつ間引きます。
 辛味ダイコンは,種を蒔いたのが遅かったためか,生育は遅いものとなっています。
 タマネギは,順調な様子です。ただ,一番端の1本が立ち枯れしていました?・・・
 あとは・・・と考えているところに冷たい雨が落ちてきましたので,退散いたします。
 いわゆる0系新幹線がこの11月末を持って完全廃止・・・ということで,新聞やテレビで話題になっています。現在使用されている路線では,超満員の盛況のようで,ホームにはカメラを持った人々が溢れています。
 見たところ,他のケースと違って,鉄道ファンが大挙して押しかけているという感じではなく,東京オリンピック開催と共に走り出した新幹線に自分たちの人生を重ねている普通の人々が多いようであります。
 新幹線は,昭和39年の開業ですから,私が小学校5年生の時でした。
 といって,私は開業すぐの新幹線に乗車した記憶はありません。初めて新幹線に乗りましたのは,恐らく,中学校の修学旅行の時でしたでしょう。
 その後も,家族で旅行したりするのはもっぱら自動車でしたから,あまり新幹線とは縁がありませんでした。
 私がそれなりに度々新幹線に乗るようになったのは,大学に入ってからのことです。
 学校は東京でしたから,帰省等々で新幹線を利用して,東京・京都を往復することとなります。
 東京生まれの私にとって,いわゆる東京弁もまだまだ身体が覚えていた年代で,当時は東京駅に降りたとたんに東京弁を話し,京都駅に降り立つと京都弁を使い・・・とスイッチの入り切りがはっきりしていたことを良く覚えています。
 また東京・京都の双方にそれなりのバックボーンを持つ私としては,新幹線は,単に東京・京都の交通手段というよりも,東京の生活と京都の生活をつなぐ一種のトンネルのようなものであったのかもしれません。
 しかしまぁ,いわゆる0系新幹線が廃止・・・ということであっても,今の私にそれほどの感慨があるわけではありませんが,現在のように数分おきに新幹線が発着し,2時間と少しで東京・京都間を結ぶ様子と比較いたしますと,当時の新幹線は「さぁ,新幹線に乗って」というような,一種「ハレ」の装置だったような気もいたします。(さらに少し以前,新幹線が開通するまでの東京・京都は,日帰りなど考えられない「遠い」存在でありました。)
 そのような鉄道高速化の黎明期のシンボルに,高度成長期の自らの人生を重ねる人々が,0系新幹線の廃止にあたって,強い感慨を有している姿には私も,共感を覚えます。
 そして,私に即して言いますと,新幹線に乗ることは,東京に「行くのか」はたまた「帰るのか」,何時か京都に「戻るのか」それとも東京に「落ち着くのか」といった不安定な未来を抱えていた時期の象徴でもありました。
 小さい頃から東京・京都を往復するような生活をしていた私にとって,東京も京都も,その双方ともが一種「仮の棲家」であり続けてしまった不真面目な営みが,今に至っても地に足のつかない生活態度を形成してきたのかもしれません。
 そういう意味では,私にとって0系新幹線は,東京や京都で具体的な生を継続しようとする営みを,そのつど0にリセットしてしまうトンネルのような存在であったのでしょうか。

11月末の畑の様子


タマネギ

ニンニク


ブロッコリー ダイコン

タマネギ

ニンジン


ネギ

芽キャベツ





ベンリ菜


辛味ダイコン


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