菜園日記2008年9月

7日(日)  9月初めの日曜日です。ここしばらく涼しい風が吹いていましたが,また残暑がぶり返してきました。
 昼過ぎに,まず高山園芸店に行き,腐葉土と牛糞を買い込んで,畑へと向います。
 先週植えたネギは,早くも青い葉を伸ばしてきています。
 ミニトマトの赤いものは,全て尻割れしていました。黄色いものは,よく熟しており,40個ほど採れました。いずれにしろ,実も甘さを失ってきており,本日でお終いといたします。今年のミニトマトは,熟した実が今までで一番たくさん採れました。跡地に,石灰,腐葉土,牛糞を入れて耕しておきます。
 ニンジンは,順調な様子です。また間引きしつつ,葉を採ります。
 二十日ダイコンも,残り全てを抜いて採ってしまいました。20個ほどの収穫です。真夏に蒔く二十日ダイコンは,なかなか育てるのが難しく,尻割れしたものが多くなりました。ここも,跡地に石灰,腐葉土,牛糞を入れて耕しておきます。
 オクラの株は,本日もまた大きくなっていましたが,採れるような実はありませんでした。
 キュウリは,かなり疲れてきた感じです。小さな曲がった実を2つ収穫です。
 ナスは,先週に大幅に剪定いたしましたので,今日は1つだけの収穫となりました。
 ゴーヤは,まだまだ元気です。大きな実を2つ,小さな実を1つ収穫です。ツルは,まだどんどんと伸びています。
 ゴーヤの陰となっていますが,トウガラシも元気です。真っ赤にそまったトウガラシが数本採れました。
 ミニカボチャはもう完全に枯れてきてしまいました。
 赤シソとモロヘイヤから,それぞれ葉をたくさん収穫いたします。
 後は,全体に草抜き,水遣り等々 



今年は順調に伸びているニンジン
(9/14)

14日(日)  残暑の厳しい9月中旬の日曜日です。
 午前中に仕事をこなして,昼過ぎから六基グリーンへと走りました。石灰,鶏糞,ブロッコリー,スティックセニョール,芽キャベツの苗を1つずつ,それとニンニクを購入して,畑へと向います。
 ネギを植えた畝の一番南側に,少し空きができていましたので,そこに穴を深めに掘って肥料を入れ,少し埋め戻して芽キャベツを植えます。
 ネギは元気な様子です。ただ,2ケ所に関しては,かなり生長が遅くなっています・・・?
 ミニトマトの跡地を耕して畝を作り,ニンニクを植えます。3×5列+1ケ所の全16ケ所となりました。
 ニンジンは,元気な様子です。また間引きしつつ収穫いたします。抜いたものも根はけっこうニンジンの色,姿をしてきました。
 二十日ダイコンの跡地を耕して畝を作成します。穴を深めに掘って肥料を入れ,少し埋め戻して,ブロッコリーとスティックセニョールを植えます。
 オクラはますます元気になってきました。花も咲いていますし,株もけっこう太くなってきています。ただ本日は,収穫するような大きさの実はありませんでした。
 キュウリは2本採れましたが,全体的に枯れ枯れの状態となってきましたので,本日でお終いといたします。今年のキュウリは,実もたくさん採れ,収穫期も長いものとなりました。跡地に,石灰,鶏糞を入れて,荒起こししておきます。
 ナスは,けっこう剪定したのですが,4つ実が採れました。根元に肥料を撒いておきます。
 ゴーヤも,小さな実はたくさんできていましたが,収穫したのは,大きなもの1つだけです。
 トウガラシは,今日も真っ赤な実を4つほど収穫です。なかなか辛くて美味しいトウガラシです。
 ミニカボチャの場所は,すっかりゴーヤのツルに覆いつくされています。
 赤シソとモロヘイヤも順調で,葉をたくさん採ります。
 後は,全体に,水遣り,肥料等々・・・



ネギの横に芽キャベツ
(9/14)

21日(日)  朝から雷雨の続く日曜日となりました。ちょっとした隙間を見つけて,昼から先ず高山園芸店に行き,腐葉土を購入して畑へと向います。
 芽キャベツは順調に大きくなっています。
 ネギもだいぶ伸びてきましたが,生長の止まっている2本は,どうやら立ち枯れしているようです。
 ニンニクは,まだ発芽を確認できません。
 ニンジンは,どんどん大きくなってきましたが,時間の関係で,間引きはできませんでした。
 ブロッコリーも2つとも順調に生長しています。
 オクラは,大きな白い花が咲いていました。実はあまりできておらず,2本だけの収穫です。
 ナスは,賀茂ナスを1つ,普通のもの5つ収穫です。ただ,賀茂ナスの方は,株がだいぶ疲れてきた感じがします。普通のものは,まだまだ元気な色艶です。
 ゴーヤも,数個収穫できました。次々と実をつけています。
 トウガラシも,またまた真っ赤な実を数個採れました。
 ミニカボチャ,モロヘイヤ,赤シソは,お終いといたします。モロヘイヤ,赤シソから最後の葉の収穫をします。ミニカボチャの支柱も撤去して,そこに伸びてきていたゴーヤのツルも大幅に整理いたします。
 この撤去作業をしていた時に,また雨が落ちてきましたので,早々に撤退することといたします。帰り道では,前方が見えなくなるような大雨となりました。
28日(日)  所用のため,畑には行けませんでした・・・



左からナス,ゴーヤ,オクラ。皆,だいぶ疲れています。
(9/14)

 9月には敬老の日があります。
 その関係から,様々な統計情報が発表されますが,一つに,日本では今年,100歳以上の人口は36,000人を超えるというものがありました。
 100歳以上の人口は急速に増えています。
 手元の資料によりますと,老人福祉法が制定された昭和38年には全国で153人,昭和56年には1,000人,平成10年には1万人を超え,昨年は3万人を突破,そして今年平成20年には36,276人となると厚生労働省は発表しています。
 最近ふとこの100年というスパンについて思うことがあります。
 人間の歴史がン十万年・ン百万年単位であるかどうかは別として,例えば西暦ということで言いますと,イエス・キリストが活動していた時期から現在まで,ほぼ2,000年が経過しているわけです。
 イエス・キリストが生まれた頃,日本はいわゆる弥生時代で,倭国王という文字が中国の史書に現れるような時代でした。
 その後,現在の一般的な時代区分に従えば,古墳時代,飛鳥時代,奈良時代,平安時代,鎌倉時代,室町時代,安土・桃山時代,江戸時代を経て,明治,大正,昭和そして平成にいたります。
 人類が誕生してからのン十万年・ン百万年は別として,紀元後の2,000年間だけでも,かなりの時の流れですし,実際長い長い年月が過ぎてきたわけです。
 しかし,私が100年というスパンから思うことは,100年間は,この長い長い2,000年間の1/20に該当するということであります。
 100歳生きた方は,イエス以来の歴史の1/20=5%も生きておられるのです。
 人生は確かに短いと言えるのでありましょう。しかしながら,この1/20という長さは,一方で,かなりの重さと長さを持っているように思えます。
 今年100歳になられる方は,明治41年のお生まれですが,生まれてから平成の今まで,すさまじい歴史の流れの中に生きてこられました。
 いわゆる赤旗事件の年に出生,大逆事件や韓国併合を経て,世は大正に改元されます。
 第一次世界大戦,米騒動を幼少の頃に過ごします。
 青年期には,関東大震災が発生,昭和へと移って,金融恐慌を経験。そして,さまざまな事変,戦争が繰り返されて,遂に第二次世界大戦へと突入します。
 出征,空襲,身近な人間の戦死,原爆投下,敗戦,焼け野原。この頃には,壮年期として,一家を背負い,大変なご苦労だったのでしょう。
 戦後は,それこそ目まぐるしい変化がおとずれます。
 日本国憲法が公布,廃墟の中からの急速な復興,そして新幹線や高速道路が相次いで開通し,東京オリンピックを迎えます。引き続いて,ベトナム戦争,大阪万国博,沖縄復帰にオイルショック等々,等々。
 平成に改元して,バブルが崩壊,阪神・淡路の大震災,サリン事件,等々等々。
 生まれた頃には,ちゃぶ台ぐらいしかなかった部屋に,テレビ,冷蔵庫,クーラーが入り,今も元気な100歳の方は,携帯電話を使いこなしておられます。
 携帯電話は,思うに,我々の社会がデジタル化・個別化してきた歴史の一応の到達点でしょうから,携帯電話を使用している100歳の方は,ある意味,大きな歴史的山脈の頂上に悠然と立っていると言うことができます。
 うらやましい限りです。
 まぁ私の場合,1/20は無理でしょうから,せめて1/30は歴史を見続けたいなぁなんて,ささやかな希望を持っていたりします。

9月末の畑の様子




ニンニク


ブロッコリー ナス

(なし)

ニンジン


ネギ

芽キャベツ





オクラ


ゴーヤ


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