菜園日記2008年7月

6日(日)  本格的な暑さを迎えた7月初めの日曜日,夕方から畑へ向いました。
 トウモロコシは,2株以上が一緒になっている所から,間引きした苗をまた新たな場所に植えます。全部で12〜3ケ所となりました。後は,撤去して,全てを1本立ちといたします。ただ,遅れて植えましたので,小さいままで花が咲いてしまったものも幾つか見られます。
 ミニトマトは,黄色いものがよく熟していましたので,8つほど収穫いたします。赤いものは,何かにかじられて下に落ちているものが幾つもありました・・・?下葉や脇芽を整理します。
 ジャガイモとニンニクの跡地に,石灰,腐葉土,鶏糞を入れて,耕しておきます。
 オクラは相変わらず小さいままですが,実を2つつけていました。
 キュウリは,大小合わせて,10本ほど採れました。まだ小さい実や花をたくさんつけています。
 ナスは,また豊作の時期となっています。賀茂ナスを2つ,普通のもの数個収穫です。ここもたくさんの小さな実や花をつけています。大きく張り出した枝を,ビニ紐で上から吊るします。
 ゴーヤは,先週は,小さな実も見当たりませんでしたが,今日既に数個が大きくなっています。比較的大きなもの2つを採ります。
 ミニカボチャは,初めにできていた1つを収穫いたします。まだ1つ生っていますが,その他には,実も花も見当たらず,葉の様子もおかしくなっています。あまり上手く育ってはいません・・・
 赤シソとモロヘイヤは,少しずつ大きくなってきました。
 後は,全体に,水遣り,ビタミン剤,草抜き等々・・・



数少なくしか生らなかったミニカボチャの1つ
(7/13)

13日(日)  暑さを避けて,夕方から出発いたします。
 初めに六基グリーンに行き,培養土,化成肥料,クンタン,二十日ダイコンの種を買って,畑へと走ります。
 トウモロコシは,大分後から植えましたので,生長も他の畑の人のものよりずっと遅れていて心配の一つでしたが,ここにきて背も一挙に大きくなってきました。実も幾つかつけています。
 ミニトマトは,この暑さで,ぐんと色づいてきました。赤いもの,黄色いもの,合わせて20個ほど収穫いたします。
 ジャガイモの跡地に,クンタン,培養土,化成肥料を入れて,また耕しておきます。
 ニンニクの跡地をまた耕して,畝を作成いたします。支柱で2筋の跡をつけ,そこに二十日ダイコンの種を蒔きました。
 オクラは,少しずつ枝葉を大きくしてきました。まだまだ小さい株ですが,すでに実を3つつけていましたので,撤去いたします。
 キュウリは,巨大キュウリから,お尻に花をつけた小さいものまで,全部で20本ほど収穫です。枯れた葉などを取り去ります。
 ナスも,賀茂ナスを1つ,普通のもの10個ほどの収穫となりました。張ってきた枝をまたビニ紐で上から吊るします。実は次々とできています。
 ゴーヤは,大きな実を2つ収穫いたしました。伸びてきたツルを大幅に整理いたします。
 ミニカボチャは,残った1つの実も小さなままで,葉も多くが枯れたり,病気のような状態になっています。状態の悪い葉などを大幅に撤去いたします。ただ,青々とした若い枝葉も多く伸びてきていて,それらを新たに支柱に留めておきます。新しい花も咲いていました。
 赤シソとモロヘイヤは,順調な様子です。
 跡は,全体に,たっぷりと水遣り,草抜き,肥料等々・・・



背を伸ばしてきたトウモロコシ
(7/13)

20日(日)  暑さを避けて夕方から先ず高山園芸店に行き,夏蒔きのニンジンの種を買い,畑へと向います。
 トウモロコシは,背は十分伸びてきました。ただ,実はまだ細く小さいものです。
 ミニトマトは,良く熟した実を数十個収穫できました。これほど熟した実がたくさん採れるのは,畑を始めて初めてのことです。
 ジャガイモの跡地を耕して,畝を作成いたします。支柱を使って,2条の跡をつけ,そこにニンジンの種を蒔きます。
 二十日ダイコンは,全て発芽を確認できました。双葉がキレイにでてきています。
 オクラは,相変わらずの様子です。
 キュウリは,大小合わせて,10本ほどの収穫となりました。
 ナスも,賀茂ナスを2つ,普通のものも10個ほど採れました。
 ゴーヤは,大きい実が2つ採れました。たくさん伸びてきたツルを大幅に整理いたします。
 ミニカボチャは,実は小さいままですし,新しい実もできていません。
 赤シソも順調な感じです。
 モロヘイヤからは,葉を何枚か採りました。
 後は,たっぷりと水遣り,草抜き等々・・・



今年,初めて作る賀茂ナス
(7/13)

27日(日)  猛暑の続く,今年の京都です。あまりの暑さに,先週の月曜日と木曜日の夜にも,水遣りにきております・・・
 7月最後の日曜日となりました。夕方から畑へ走ります。
 トウモロコシは,1つの株には1つの実だけがいい・・・ということで,小さなものをミニコーンとして,3つ採ります。
 ミニトマトは,またまた良く熟した実を数十個収穫できました。かなり甘い実となっています。伸びた脇芽などを整理いたします。
 ニンジンは,まだ発芽を確認できません。
 二十日ダイコンは,本葉も生えてきましたので,少し間引きをいたしました。
 オクラは,相変わらずの姿です。
 キュウリは,お化けキュウリばかり,数本の収穫となりました。
 ナスは,新しい実は,あまりできていませんでした。3つ収穫です。
 ゴーヤは,けっこう大きなもの2つを採りました。
 ミニカボチャは,新しい葉などは元気に伸びていますが,実はできていません。前々からできていた小さな実を採ることといたしました。これで2つ目です・・・
 赤シソとモロヘイヤからは,少しずつ葉を採ります。
 後は,たっぷりと水遣り,化成肥料・・・



赤シソとモロヘイヤ,手前に青ジソ
(7/13)

 先日テレビを見ていましたら,ペルーでしたかチリでしたかの出身で,現在は日本で働いている青年が,日本に来てビックリしたことを語っているシーンがありました。
 彼がビックリしたことの一つは,日本では街角でタダでティッシュペーパーを配っている,ティッシュペーパーが使い放題であるということでした。
 街角だけではなく,銀行で定期貯金をしたらティッシュペーパーをくれますし,商品のおまけに,知らない間に郵便受けに・・・と,次から次へと,ティッシユペーパーは増殖?していきます。
 私もつい先日,タクシーに乗りましたら,突然後ろを振り向いた運転手さんから,ティッシュペーパーを3つも渡されました。「幾つ持っていても便利なものだから」と仰っておられました。
 ティッシュペーパーは,何時頃から我々の生活に入り込んできたのでしょうか?
 私などのまだ小さい頃,例えば食卓の片隅には,布巾というかテーブル拭きというか,それ用の布が常時置かれていまして,食事の前にはテーブル全面を,食事中にはちょっとした汚れを拭き取るなど,布巾は,自らの専門領域で大活躍していたように記憶しています。
 また,ティッシュペーパーが一般的に使われ始めた頃,ほとんどの家庭では,そのティッシュペーパーを2〜3枚重ねて,少し折りたたみ,あたかもその布巾のように使っていたように思います。ですから,薄い紙とはいえ,ちょっと1回拭いたぐらいではゴミ箱に投げ捨ててはいなかったのではないでしょうか?
 これは,「何回か」使っての使い捨てという簡易さと,一方,以前からあるちり紙とは違って水溶性ではありませんので,「何回かは」使えるということで,そのような形で使われていたと想像しております。
 布巾のように毎日洗ったりしなくてもいいし,使い捨てても惜しくないという時代的な経済感覚と相まって,使用量や使用領域が拡大していったのでありましょう。(布巾の替りとしてスタートしたという意味ではありませんが・・・)
 ちょっと調べたところ,日本初の箱入りティッシュが販売されたのは,1964年とありましたから,私が小学校高学年の頃。家庭に浸透してきたのは,中学,高校の頃・・・でしょうか。
 今は,なんでもティッシュペーパーです。
 鼻をかむのも,食事の後に口を拭うのも,机の上の汚れを取るのも,印鑑を包むのも,眼鏡を拭くのも,ティッシュペーパーが全面的に活躍し,そして,ちょっとの汚れ等を1回拭ってしまうと,役目を終えます。
 役目どころか,街中で配っているいわゆるポケットティッシュの多くはティッシュペーパー本来の仕事も何もせずに,そのままゴミ箱に投入されることも多いのではないでしょうか?
 ところで,江戸時代に,伊達正宗によってヨーロッパに派遣された支倉常長一行が,紙で鼻をかんでその紙を捨てると,見物していた人々は,それを拾い集めたというような話も伝わっています。
 ヨーロッパでは貴重品である紙が,その頃から一般的であった日本は,少なくとも紙に関しては,消費社会のトップを既に走っていたのかもしれません。
 ちなみにポケットティッシュは,日本生まれで,このポケットティッシュが日本のティッシュペーパー消費量を,アメリカの3倍,世界一に押し上げているということであります。
 戦後,アメリカの消費文化の波に襲われた日本,リサイクルの徹底していた江戸期の日本・・・というイメージの一部は,少なくとも「紙」に関しては,修正した方がいいのかもしれません。

7月末の畑の様子




ミニトマト


二十日ダイコン ナス モロヘイヤ

赤シソ

ニンジン





トウモロコシ





キュウリ

オクラ


ミニカボチャ

ゴーヤ


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