菜園日記2007年4月

1日(日)  4月1日,新年度初めの日は日曜日となりました。統一地方選挙の喧騒の中,朝から畑へと走ります。
 ブロッコリーは,側花蕾が溢れかえっています。ただ,早くも花が開いているものもあり,間もなく菜の花状態になるのでしょう・・・それでも,この時期のものは,それなりに美味でありまして,袋一杯,数十個収穫いたします。
 西側と真ん中のタマネギは順調な様子です。ただ,葉の先が枯れてきたものも散見いたします。化成肥料をパラパラと撒きました。
 ネギは,少しずつネギ坊主が増えてきています。3ケ所を収穫。今年のネギは,各箇所に1本ずつ苗を植えたのですが,結果的には,各箇所とも根元から数本に分かれています。少し???
 ジャガイモは,やっと全箇所から発芽を確認できました。
 もういいかげんに抜いて処分しなくては・・・と思っていた芽キャベツは,よく見ますと,上の方に小さな結球が幾つもできていて,10個ほど収穫できました。
 東側のタマネギは,つい最近まで本当にヒョロヒョロとしていたのに,急に葉が青々と丈夫になってきました。ただ,生長は遅く,ここにも化成肥料を撒いておきます。
 ニンジンを4本,抜きました。全て形のいいニンジンです。
 ニンニクは,ここ一週間で,急に大きく太くなったように見えます。ニンニクにも化成肥料をあげます。
 後は,草抜き等々・・・



花開くブロッコリー
(4/15)




種が飛んで育ったコマツナの花
(4/15)

15日(日)  先週は,仕事で来られなかったため,2週間ぶりの畑となりました。
 畑は,全体的に菜の花状態となっています。
 ブロッコリーも,側花蕾は,もはや蕾ではなく,菜の花となっています。2本とも抜いて処分いたしました。今年のブロッコリーは,かなりたくさん収穫できました。跡地に石灰を入れて,荒起こししておきます。
 タマネギの,西側と真ん中のものは,元気な様子です。ただ,根元はまだ大きく膨らんできているようすではありません。
 ネギも全体的にネギ坊主状態ではありましたが,まだ少しは食べられるであろうと,半分ほどを抜いて収穫いたします。
 ジャガイモは,東西それぞれ4ケ所とも元気な様子です。それぞれ,2〜3本を残して,芽欠きいたしました。
 芽キャベツも菜の花となっていましたので,撤去します。今年の芽キャベツは,株があまり大きくならなかったため,収穫量も少ないものとなってしまいました。ここにも,跡地に石灰を入れて,荒起こししておきます。
 ニンジンも,残りのもの全て抜きます。ちょうど10本でした。小さなものが多い最後の収穫でした。今年のニンジンは,結果的に2度蒔きとなったため,かなりの量を長期間に渡って収穫できました。ニンジンの跡地に石灰と腐葉土を入れて,耕しておきます。
 ニンニクも,全体に元気な様子です。葉も一部が枯れ始めてきています。1本だけが株の小さいままですが,多分根腐れしているのかもしれません。
 後は,全体に,液肥,水遣り,草抜き等々・・・



芽キャベツも菜の花
(4/15)




発芽までが長かったジャガイモ
(4/15)

29日(日)  先週は,雨のため行けませんでしたので,またまた2週間ぶりの畑となりました。
 暖かさというよりも,暑さを感じる4月最後の日曜日です。昼から先ず,高山園芸店へと向かい,腐葉土,石灰,肥料,牛糞を購入して,畑へと走ります。
 ネギは,もう完全にネギ坊主状態になっていまして,全てを抜いてしまいます。
 ブロッコリー,ネギ,芽キャベツ,サンチュ,そしてニンジンの跡地に,腐葉土,石灰,牛糞等を入れて,耕します。
 タマネギは,全て,葉を青々とさせて,元気な様子です。一番東側のものも,つい最近までヒョロヒョロとしていたのが,かなり葉も太く元気になっています。根も少し膨らんできました。
 ジャガイモも,東西とも元気です。
 ニンニクは,2本ほど立ち枯れしていましたので,他に影響のないよう抜いてしまいます。
 後は,全体に,液肥,水遣り,草抜き等々・・・
 小学校の高学年の頃と記憶していますが,住んでいた家から小学校へ通う道筋に,家から200メートルも行ったところでしょうか,幅1メートルもない細い部分がありまして,まぁ道路というよりも,農家の作業用通路を勝手に近道にしていたという感じではありますが,通学時だけではなく,けっこう便利に使っていた道でした。
 その通路の片側には,その頃まだ京都東映撮影所の馬場が残っていましたし,反対側には,畑が広がっていました。といっても,住宅に囲まれてポツッと残っていた農地ではありましたが。(京都の太秦にある東映撮影所の馬場があったわけですが,そこでは,時代劇に使う馬がパカパカと駆けていた・・・というまだ時代劇全盛の余韻を残す風景ではありました。まぁ,まもなく建売住宅の地となってしまいますが・・・)
 ある日,遊びに行く時か通学の時かは忘れてしまいましたが,その小道を歩いていますと,畑の中に,それも通路からすぐの場所に座り込んでいる女性がいました。
 30〜40代の主婦・・・といった感じの人でした。
 その畑はその時,私のあやふやな記憶では,ピーマンとかシシトウといった感じのものを作っていたと思うのですが,その女性は,畑の畝の間に,作物の陰に隠れるような感じで身を低くして,ピーマンかシシトウを一生懸命「収穫」して,小脇に抱えた買い物籠に取り込んでおられました。
 はるかな昔のことではありますが,けっこう定かな記憶として残っていますのは,私と目のあったその女性が,いかにも「マズイ!」という感じの表情をしながらも,相手は小さな子供・・・と考えたのでしょうか,そのまま「収穫」を続けていたことであります。
 生活に困って,切羽詰っての「収穫」だったのかもしれませんし,道のすぐ近くにある作物を,なんか無料でたくさん手にいれられる贈り物のように感じてしまったのかもしれません。
 
 畑をしていますと,作物がいっぱい生った時の一面の景色には,一種不思議な感じを与えられることがあります。
 スーパーに行けば,何十円,何百円もする作物が,別に鍵もつけずにいっぱい並んでいるのですから,誰も番などしていない夜の間に,跡形もなく「収穫」されたって不思議ではないスペースではあります。
 「場所」や「時代」によるのでしょうか?
 渋谷のセンター街の空き店舗の所にでも,小さな畑を作って,イチゴやトマトをいっぱい生らせておいたら,道行く若者は,それをみんなむしり取って食べてしまうのでしょうか?
 なんか興味があります・・・

4月末の畑の様子




タマネギ


ジャガイモ ジャガイモ ニンニク
(なし)


タマネギ





(なし)





タマネギ



(なし)

(なし)

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