菜園日記2006年1月

9日(月)  年が明けて初めての畑です。
 畑のある場所は,市内でも北の方ですので,少し前の雪がまだたくさん残っており,場所によっては,道路も凍結しています。
 ニンニクは,まだ茎があまり太く育ってはいません。
 ネギを数箇所,根元から切って収穫いたします。この寒さのためか,切り口から新しく伸びてきた葉は,あまり元気がありません。
 芽キャベツは,10個ほど収穫できました。やはり北側の1本は,茎が伸びていないため,結球もあまり良くできていません。
 西側のダイコンの場所に一番最後に種を蒔いた2ケ所は,やはり生長が遅く,小さく,細いままでした。
 ブロッコリーは,側花蕾も,いくつか大きくなってきています。そろそろ採れる時期かもしれません。
 東側のダイコンを2本抜きます。
 コマツナも,数本収穫できましたが,全体に葉も疲れてきた様子で,そろそろお終いかもしれません。
 畑は,全体に雪が残り,その水分も乾かず,ベタベタした感じとなっていました。まぁ,冬を感じさせる光景ではあります。



中央の花蕾を採った傍に大きくなる側花蕾
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15日(日)  春のような陽気の日曜日となりました。
 全国都道府県対抗女子駅伝の交通規制のかからない時間帯を狙って,昼前から畑へと走ります。
 ニンニクは相変わらずの様子でしたが,茎は少しずつ生長しているように見えます。
 ネギはいつも根元から切り取って収穫していますが,その後に生えてくる葉が,この季節のためか,あまり伸びてきていません。本日は収穫は止めておくこととします。
 芽キャベツはまた10個ほど収穫できました。
 西側のダイコンの内,一番最後に種を蒔いた1本が,虫に食べられたのか,地上から見ても穴だらけになっていましたので,抜いて処分いたします。残りは4本となりました。
 ブロッコリーは,側花蕾も少しずつ大きくなっていますが,収穫には今少し・・・という感じです。下葉などを取ります。
 東側のダイコンを1本採ります。こちら側は,残り1本となりました。
 コマツナも少々収穫です。
 後は,ビタミン剤の散布等々・・・



下から段々結球していく芽キャベツ
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29日(日)  1月最後の日曜日です。春のように暖かな午後となりました。車の暖房もつけずに,畑に走っていきます。
 先週は来られませんでしたので,2週間ぶりの畑です。
 ネギは,この間のビタミン剤が効いたのか,あるいは,この暖かさのためなのか,葉も青々として元気になってきています。数箇所をまた切って収穫いたします。
 芽キャベツもまた数個採れました。
 ブロッコリーは,側花蕾も大分育ってきていましたので,数個収穫いたしました。
 東側のダイコンは最後の1本を抜き,コマツナもお終いとして,その跡地を一緒に,石灰をかけて荒起こししておきます。
 後は,全体に液肥を与えます。



少しずつ少しずつ育つタマネギ
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 お正月といいますと,今の年では,おせち料理とか初詣とかを連想するわけですが,小さい頃の私にとっては,やはり第1には「お年玉」でありました。
 我家は,年始のお客さんが多い家でしたので,子供の頃には,色々な方からけっこうたくさんのお年玉を頂いていた記憶があります。
 その頃の私は,趣味というか,楽しみのメインが・・・当時の小学生の男の子が皆そうであったように・・・プラモデルでありまして,お年玉の大半はプラモデルに消えていたような気がします。
 家の近くにも,店の一角をプラモデルのコーナーにしている文房具屋さんがあったのですが,そこには毎日のように通っておりました。
 当時のことですから,モデルは戦艦や戦闘機といったものが多く,それらを作って部屋に並べては喜んでいました。
 で,ある年,私は,Uコンの飛行機がとても欲しくなりました。どこかの広場で誰かがUコンを飛ばしているのを見て,無性に欲しくなったのかもしれません。
 Uコンというのは,飛行機の片側からワイヤーが伸びており,その一端を自分の手に持ってコントロールすることによって,自分を中心に,グルグル回るモデルを操縦する・・・というようなものです。
 当時,かなり高価な玩具でしたし,小さなエンジンを使うこともあり,子供にはなかなか縁の遠い存在ではありました。
 小学校の帰り道にあるプラモデル屋に飾ってあったそのモデルも,ずっと売れなくて,たなざらし状態になっていました。
 私が,貯めたお年玉のン万ン千円を握り締めて,それを注文しますと,店の主人が,今まで飾ってあった年月の埃を,雑巾で拭いていたのを,良く記憶しています。
 で,そのUコンを喜び勇んで,家に持って帰りますと,母親がそれを見つけまして,こんなものは操作するのが難しいし,高価すぎる買い物である,店に返してきなさい,と言うのであります。
 まぁ,子供なりに反論はしましたが,結局は負け,母親に連れられて,その店に返却しに行きました。
 その時に,店の主人が「高価なものだから,おかしいと思っていました」というようなことを言っていたのを,よく覚えています。子供が家のお金をごまかしたか何かしたと思ったのでありましょう。
 母親は,気の強い人間でありましたから,勢い良く,これはお年玉であって,そのような変な理由で返しにきたのではないと,店主を叱責しておりました。
 というわけで,私のUコン願望は消え去るわけですが,しかし,重要なことは,その時に「一時預かる」形で母親に渡った私のお年玉が,私に戻ってきた記憶がないのであります。
 子供が家のお金をごまかしたのではなく,母親が子供のお年玉をごまかしたのであります。
 なんで,当時,そのお年玉が返らなくても私は何も言わなかったのか,それとも他の遊びに取り紛れてすっかり忘れ去ってしまったのか,謎のUコン事件ではあります。

1月末の畑の様子




ネギ


芽キャベツ ブロッコリー (なし)
タマネギ





ニンニク






ダイコン



(なし)

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