菜園日記2005年6月

4日(土)  朝から畑へと向かいます。
 ミニトマトは北側の1本は,茎も太く,背も伸びてきましたが,南側の一つは今少し・・・という感じです。全体に脇芽を撤去して,上部を支柱に止めていきます。
 タマネギは,全部を収穫しようかなとも考えましたが,とりあえずまた様子見で,大きいもの5つを持って帰りました。
 ナスもそれなりに生長しています。これもまた全体に脇芽を取り去ります。
 今年初めて挑戦するミニカボチャは,どう育てていいか良く分らず,とりあえず放任することといたします。長く伸びた茎を,支柱に留めていきます。
 ジャガイモは,多くの葉が枯れていました。枯れた葉を撤去いたします。また地上に出てしまっているイモを発見します。全体に土寄せをしておきます。
 インゲンは,すごいスピードでツルを伸ばしています。もう150センチほどの高さに伸びていました。
 キュウリも少しずつ成長の様子。これまた全体に脇芽を取り除き,上部を支柱に留めていきます。
 あとは,全体に活力剤と液肥を散布。水遣り等々・・・



全体に倒伏したタマネギ
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12日(日)  早朝からの畑です。
 ミニトマトは順調な様子です。また上部を支柱に留め,脇芽を撤去しました。既に実が幾つかついています。
 タマネギは,残っていたもの全てを収穫いたしました。48個ありました。跡地に石灰と鶏糞を入れて耕しておきます。
 ナスは,大分枝を伸ばしてきました。各株のそれぞれ一番伸びている枝を,ビニ紐で,上の支柱から吊って支えるようにします。
 ミニカボチャも,かなり茎を伸ばしています。花の根元がカボチャの形に膨らんでいるものも見受けられます。伸びた茎を支柱に留め,下部の葉や脇芽を取り去りました。
 相変わらずのジャガイモは,全体に葉が枯れてきて,少し病気のようにも見えます。他の畑のジャガイモを見ましても,同じような感じで,みんな芳しくないように思えます・・・
 インゲンは,そのツルを早くも支柱の最上部を越えて伸ばしています。驚くべき生長の早さです。
 キュウリは,いくつか実をつけていましたが,全体の成長のことを考えて早めに・・・と取ってしまいます。また上部を支柱に留めます。
 あと,野菜のビタミン剤なるものを少し散布いたしました。



どんどん伸びるインゲン
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19日(日)  昼から,高山園芸店に行き,堆肥入りの土,石灰,ベタがけシートそれにエダマメの種を購入いたしました。畑へと走ります。
 ミニトマトは,茎もかなり生長してきましたし,葉も健康そうに大きく育っています。大きな青い実がいくつかついていました。またまた脇芽を撤去して,上部を支柱に留めます。
 タマネギの跡地に堆肥入りの土を入れて耕し,雑草の根などを取り去って,畝を作成します。缶ジュースの底で,印を12ケ所作って,それぞれに3個ずつエダマメの種を蒔きます。その上にベタがけシートを被せて,周囲に石を置いて重しといたしました。今年はすでにかなりの暑さとなっていますので,今からエダマメは無理・・・という声もありましたが,まぁ試してみることといたします。
 ナスには,花がたくさん咲いていました。また各株1本ずつ,枝を上部から吊るします。
 ミニカボチャは,1つの実が,早くもカボチャの色と形をして大きくなっています。これもまた,伸びた茎を支柱に留め,下部の葉などを撤去いたします。
 ジャンボ・ニンニクは,一番生長の遅れている小さな株を,試しに掘りあげてみました。意外に地中部は,丸くて白い大きな根をつけていました。でも,鱗片には分かれておらず,まるでタマネギのように丸い一つのままのニンニクとなっています。???デス・・・
 ジャガイモは,全てを掘り返して収穫いたしました。大小数十個のイモが採れました。去年より,大きいイモが多いように感じます。跡地に,石灰,鶏糞,化成肥料を入れて耕しておきます。
 インゲンは,またまたツルを伸ばし,白く小さな花をたくさん咲かせています。インゲンの形をした小さな実もたくさんついていました。
 キュウリは,大小10個ほど収穫です。濃い緑色のキュウリです。これまた茎を伸ばしていますので,上部を支柱に留めます。
 あとは,全体にビタミン剤,液肥を散布。水をたっぷりとあげます。



収穫時の近づいたジャンボ・ニンニク
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26日(日)  夕方からコーナンへ行き,トウモロコシの種と鶏糞を購入して,畑へと向かいました。
 このところの晴天続きと,かなりの暑さで,野菜の葉っぱはみんな萎れています。
 ミニトマトは,特に北側の1本に,大きな青々とした球が幾つもついています。なんか3年目にして初めて・・・というような感じもあります。上部を支柱に留めます。
 エダマメは,先週蒔いた12ケ所全てから発芽していました。
 ナスは,花がいっぱい咲いていますし,実もたくさんついています。小さなナスを2つ採りました。ナスの葉の色も元気そうに,深い緑色をしています。
 ミニカボチャは,また1つ,カボチャの色と形となった実が大きくなっています。これも,上部を支柱に留めます。
 ジャンボ・ニンニクは,残っていた10本を収穫いたしました。昨年のものよりも形も良く,色もきれいな白色をしています。
 ジャガイモの跡地を耕し,12ケ所にペットボトルで印をつけ,各4つずつトウモロコシの種を蒔きます。いつもより遅いトウモロコシとなりましたが,種の袋にも7月まで蒔けるように書いてあり,どうなるのか楽しみです。
 インゲンは,サヤがかなり大きくなっていました。数十個収穫いたします。豆の生長は早いです。つい,アッという間に天まで届いたという「ジャックと豆の木」の豆は,なんの種類だったのだろーと考えたりしてしまいました。
 キュウリも8本収穫できました。これまた上部を支柱に留めます。
 あとは,水遣り,ビタミン剤等・・・
 水をやってしばらくすると,早くもキュウリの葉などがいきいきと張ってきます。感心してしまいます・・・



今年は元気に育って欲しいナス
(6/4)

 私は,多分ずっと以前から,他者の熱烈なファンになるとか,何かに非常に夢中になるとか,共感してしまうとかいうことのかなり少ない人間でありました。
 自分は自分である・・・という自我意識が強く,けっこう何事に対しても冷めた接し方をしておりました。この性格の基本的部分については,今でも変わってはいないでしょう。
 そんな私が,「これは私のことではないか・・・」なんて,つい思ってしまった「作品」が,ほぼ時を同じくして2つ出現したことがあります。
 1つは,漫画の「マカロニほうれん荘」でした。
 これは,ご存知鴨川つばめのギャグ漫画で,「週刊少年チャンピオン」に,1977〜79年にかけて連載されました。
 この作品は,何度かテレビアニメ化の話もあったのですが,現実化はしていません。ただ,どれだけ当時の若者に圧倒的に人気があって,その後も語り草になっていたかは,ほぼ20年後の1995年になって,テレビゲーム化されたようなことを見ても,明らかなような気がします。
 ストーリーは,まぁ単純な,高校生活を取り巻くドタバタが中心でありましたが,そのテンポの良さや激しいギャグの展開がホットでしたし,ロックバンドのクイーンやつげ義春のパロディなど,マニア心をくすぐる仕掛けもたくさんありました。
 ただ,私の場合,驚いたことは,今でもはっきり覚えていますけど,自室でこの漫画を読んでした時,ハッと思わず窓の外を振り返っしまったことです。
 私はその時,「これは,私の生活を作者が覗き見をしていて,漫画の中に書いているのだ」と,瞬間的に考えてしまったのではあります。
 ハチャメチャなギャグ,過激なセリフ回し等々は,もちろん私の日常と共通項はあまり存在しなかったのではありますが,登場人物の存在感は,自己を投影するのに十二分なものがありました。
 また,私のこの感覚については,しばらく後にどこかの雑誌かなにかで,他の人が同じような感想を言っていたのを読んだ記憶もあります。この漫画を読んだ多くの人が,私と同じようにハッと振り返っていたのでしょう。
 漫画のような媒体の作品が,一つに,その時代の「存在感」を圧倒的なリアルティで・・・具体的ではなく,抽象化されたリアルティとして・・・すくい上げることが大きなテーマであるとすれば,この「マカロニほうれん荘」は,実に稀有な秀作であったと,今でも強く思っています。
 さて,先に書きましたように,同時期に私が,「思わず振り返ってしまった」作品がもう一つありましたが,それはまた改めて書きたいと考えています。
 いずれにせよ,時代をポンッと一言,一場面で見事に表出してしまう作品というのは,いったい何なのでしょう?作品を見聞きしている側との関係性も含めて,ちょっと考えてみたい大テーマではあります・・・

6月末の畑の様子




エダマメ


ミニカボチャ トウモロコシ キュウリ
ナス





ミニトマト






なし



インゲン

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