菜園日記2005年1月

 お正月ということで,思い出す景色があります。
 小さい頃,私はかなりの漫画少年だったのですが,記憶にある限り,自分のものとして漫画雑誌を買ってもらったのは,小学校低学年の時でありました。
 愛知県は岡崎に住んでいた頃,祖母達に連れられて初詣に行き,その帰りに神社近くの屋台なのか本屋さんだったのか,月刊漫画誌を与えられました。暗い夜の中,裸電球のような光が浮かぶ店舗と,祖母が孫に何か買ってやろうという光景を良く覚えています。
 『少年画報』でした。
 初めて見る月刊誌は,別冊付録が何冊もついていたりして,小さな子供にはとても絢爛な世界ではありました。
 その後も,しばらく『少年画報』を購入してもらっていました。
 『少年画法』の記憶としては,パッと思いつくタイトルとして,辻なおきの「0戦太郎」なんかがあります。(今考えますと,当時は,戦後10数年経過して,戦争漫画が一種「おおらかに」描かれていた特殊な時代だったのかもしれません。)
 今,当時=昭和30年代後半の『少年画報』の掲載リストを調べてみますと,記憶がグーッと蘇ります。武内つなよし「平原児サブ」,森田拳次「ポパイ」,桑田次郎「まほろし探偵」,河島光広「ビリーパック」,庄司としお「ピストン牛若」,泉ゆき雄作・高野よしてる「赤ん坊帝国」等々,等々。(なかでも「ビリーパック」のバタ臭いかっこよさや「赤ん坊帝国」の独特の世界観は,子供の頭に深く入り込んでしまったのでしょう。強い印象が残っています。)
 ただ,この中の幾つかは後日にコミックス版でも読んでいますので,当時の記憶と混ざってしまっているかもしれません・・・
 いいかげんな記憶といえば,当時,とても印象的な絵というかペンタッチがありまして,そのある部分が長い間頭の中に残っていたのですが,今回掲載リストを調査しても,出てきません・・・
 せっかくだからと,他の雑誌のリストも検索しますと,違う雑誌『ぼくら』で発見いたしました。『ぼくら』を定期購読していた記憶はありませんので,友達の家か何かで見たのかもしれません。
 そのタイトルは,「電光オズマ」というのですけど,その作者,松本あきらの名も覚えておりました。しばらく経って,他の作品を読んでいる時に,松本あきらのペンタッチととても似ているものを見つけ,??と感じていたのですが,松本あきらが松本零士と同一人物と知るのは,かなり後になってからのことです。
 小学校高学年になってからは月刊誌は買わなくなってしまいました。
 当時の私のお小遣いは一週間に150円でしたが,何故その額をはっきり覚えているかといいますと,週刊誌を3冊買うとぴったりなくなってしまう額だったからです。週150円のお小遣いは,『少年サンデー』『少年マガジン』それに後発の『少年キング』を買いますと,すっからかんとなりました。
 それらの週間漫画雑誌が値上げした時に,お小遣いの値上げを申し入れたことも,かすかな記憶として残っています・・



葉が下向きになってしまった芽キャベツ
(1/16)

9日(日)  年が明けました。
 暖かい冬が続いていましたが,本日は風の冷たい日曜日となりました。お昼前から畑へと向かいます。
 どういうわけか芽キャベツの全ての葉が,茎・結球を取り巻くように,下に垂れ下がっています。葉を見ますと,雨か雪が大きな氷の塊となったものをたくさん載せていましたので,その重みで垂れ下がったのかもしれません。あるいは,ひょっとしたら,寒さから結球を守るために,それらを取り巻くように垂れ下がったのかと勝手に想像いたします。
 タマネギは,この寒さの中,敷藁だけで元気なようすです。
 ダイコンは太いもの1本を抜きました。
 ネギは,寒さと雪のためか,葉が全体になよなよとして,元気がありません。生長も止まっているようです。
 ジャンボ・ニンニクも,下の方の葉が茶色くなっているものが多く見られます。寒さのためでしょうか?
 かなり太ったニンジンを3本抜きました。残りは数本となっています。
 正月菜をまた間引きしつつ収穫します。葉はだいぶ虫に食べられてきましたし,ちょっと固くなってきたようです。
 京ミズ菜は大きな株2つが採れました。京ミズ菜も正月菜と同じく,ベタがけシートを被せたままにしていますので,雪の影響も少なく,スクッと育っている感じです。
 そうこうしている内に,ミゾレが降ってきましたので,早々に退散いたします。



なかなか美味しそうな京ミズ菜
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16日(日)  本日は穏やかな冬となりました。午後から畑へと走ります。
 芽キャベツは相変わらず葉が下を向いたままです。でも,結球はかなり大きくなっていました。5つほど収穫します。
 ダイコンの葉が,全体的に縮れてきた感じです。なんなのでしょう?1番大きいもの1本を抜きます。
 ネギは,相変わらず元気がありません。葉の色も全体的に黄色がかったような感じになっています。
 ニンジンを3本ほど抜きましたが,2股になったものや,生育不良のものばかりでした・・・残りもわずかです・・・
 正月菜は,いよいよ全体に葉が固くなってきた感じです。まだ柔らかそうなものを収穫して,大きくなりすぎたものを撤去します。
 京ミズ菜は2株の収穫。小さいですけど,きれいに育っています。
 今日は,女子駅伝の日です。北大路通りが通行規制に入らないうちに・・・と,早めに帰宅いたしました。



大きく育つか?ジャンボ・ニンニク
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23日(日)  午後から畑へと行きました。
 また上向きに立ち上がってくるのかなと思っていた芽キャベツの葉は,相変わらず下向きのままです。ただ,結球はどんどん大きくなっていまして,10個ほど収穫できました。
 本日もダイコン1本を抜きます。かなり太くて大きくなっています。ダイコンは大きくなりすぎると,スが入るといいますけど,今までのダイコンはそのようなこともなく,美味しく食べています。あと,枯れた葉等を撤去いたしました。
 ニンジンも1本抜きます。今回はなかなかいい形のものでした。
 京ミズ菜は,葉の先が少し茶色く変色しているものがありましたが,ベタがけシートのおかげか,他の畑と比べても,青々と瑞々しい感じです。
 草抜き少々・・・



葉がスカスカになってたきたダイコン
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30日(日)  午後から畑へと参ります。
 芽キャベツの葉は相変わらず下を向いたままですが,結球はまた大きくなっています。昨年と比べるとかなり良く育っていると思えます。10個ほど収穫いたしました。
 タマネギは葉も太く元気になってきました。またコーヒーマルチを行います。
 ダイコンを1本抜きます。残りは4本となりました。
 ニンジンもそろそろ終わりなのでしょう。1本抜きましたが,小さなニンジンでした・・・
 正月菜も,そろそろかなという感じです。
 京ミズ菜は,2株を採りましたが,他の野菜と比べても,青々としていて,元気な様子です。
 そうこうしている内にミゾレが降ってきました。早々に退散いたします。

1月末の畑の様子




タマネギ


ネギ ニンジン 京ミズ菜
ダイコン





芽キャベツ






ジャンボ・
ニンニク



正月菜

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