菜園日記2004年7月

3日(土)  午前中は仕事で出勤のため,夕方から畑へまいりました。
 エダマメは10本とも大きくなっています。心配された鳥害もありませんでした。
 八ツ頭も順調なようです。ただ,普通のサトイモと違い,育てるマニュアルがなかなか見つからず,その点が少し心配です。
 キュウリは,お化けキュウリとなったもの8本を収穫しました。今年は茎も剪定しているので,全体的にスッキリとした様子で育っています。
 オクラの生長は相変わらず遅いものですが,実がなっていたので,2つ収穫できました。
 トウモロコシは,実も太ってきました。そろそろ収穫の日が近づいてきたように思えます。
 ナスは,4つほど収穫できました。去年と違い,病気も出ず,なかなかイイ形のものが採れます。
 ミニトマトは,かなり生長が遅いです。少し心配ではあります。
 本日は高熱でフラフラのため,畑の観察もいいかげんであります。
 あとは,水遣り,草抜き等々・・・



当然ビールを想起するエダマメ
(7/10)

10日(土)  本日も朝から仕事が入ったため,夕方から畑へ行きます。
 エダマメは,10本とも青々と伸びています。今の所,虫のついている様子もありません。
 八ツ頭はその後の伸び方が今一つ・・・といった感がしますが,どのように育てるべきか,今一つ不明でもあります。
 またまたお化けキュウリと化したキュウリを数本採りました。
 チンゲンサイは,チンゲンサイらしく太い茎となってきました。数株を間引きしつつ収穫いたします。
 エゴマは,けっこう大きくなってきました。やはり丈夫な植物です・・・
 オクラは,株は小さいままですが,実が一つ異常な大きさに肥大していました。株の茎の太さと比較しても,なんか実の大きさが不思議なほど大きくなっています。収穫時がむずかしそうな野菜です・・・
 トウモロコシはそろそろと,1本を試しに採って葉を剥がしてみますと,虫にたくさん食べられてしまった様子です。これは廃棄いたしました。念のためにもう1本採ってみますと,こちらはちゃんと育っています。ただ,実がもう一つ固く揃っている感じではありませんでしたので,本日はこの1本のみといたします。この実を採った2株については,根から抜き取り,葉や茎なんかを適当な大きさに切り,保湿用に,八ツ頭の根元に置いておきました。
 ナスは,大きいもの,小さいもの,10個ほど収穫できました。
 ミニトマトは,少しずつ生長してきました。赤いものは,実をいくつもつけていますし,黄色の株も実をつけ始めています。しばらくの間に脇芽をかなり伸ばしていましたので,全体に整理して,支柱に止めなおしたりいたします。
 あとは,液肥を少し散布等々・・・



シソに取り囲まれながら次々と実をつけるナス
(7/10)

19日(月)  暑さを避けて,夕方から畑へと向かいます。
 エダマメは,青々とよく生長していましたが,一番南側の2本に,アブラムシがついて,アリがたくさん上り下りしています。で,コロニーとなっていた葉を取り除き,カラシの焼酎漬けを散布いたします。
 キュウリは,実は多くついていましたが,実のお尻が細くなったり,曲がったりしているものが目立ちます。肥料不足なのでしょうか・・・?とりあえず,数本収穫できました。
 チンゲンサイは,また間引きしつつ収穫いたしました。ただ,店で売っているような,茎(葉)の太さにはなかなかなりません。
 エゴマは,遅ればせながら,かなりワサワサと大きくなっています。
 オクラは相変わらず,株はなかなか生長しませんが,実はたくさんつけていました。ちょっと大きくなりすぎたものを2つ,いい感じのもの1つを採りました。
 トウモロコシは,全部を採ってしまいます。ただ,見た感じ,去年と比べて,実の入りの悪いものが多そうです。全ての茎を抜き取り,葉などは保湿用に,オクラや八ツ頭の根元に置きました。跡地を粗起こししておきます。
 ナスは,大小合わせて数個収穫できました。また大きく張ってきた枝を支柱に吊るします。下部にはシソがワサワサと生えていましたが,風通しを良くするために,大幅に間引きます。
 ミニトマトは,相変わらず,黄色のものがなかなか実をならせません。赤いミニトマトは,幾つか生っていましたが,お尻が割れているものが目立ちます・・・?
 あとは,草抜き,活力剤散布等々・・・



もう一つ育て方の不安な八ツ頭
(7/10)

25日(日)  暑さを避けて,夕方から先ず高山園芸店に行き,腐葉土,牛糞,石灰を購入,続いて畑へと走ります。
 畑は,この暑い暑い晴天続きで,枯れ枯れの様子です・・・
 先週のカラシの焼酎漬けが効いたのか,エダマメにアブラムシのコロニーは見えなくなっていました。ただ,アリは相変わらず登ってきています。
 他の野菜が水不足で喘いでいる様子なのに比べ,エダマメと八ツ頭は比較的青々としています。多分,隣接する農家のビニールハウスのために,激しい西日が当たらないためかなと勝手に想像いたします。
 キュウリは5本ほど収穫できました。水枯れのためか,お化けキュウリはなくなりましたが,新しい実も少しひなびた様子です。全体に疲れた様子でしたので,枯れた葉などを大幅に撤去し,新しい脇芽に期待して,それらを支柱に縛りつけます。
 チンゲンサイは,暑さで完全にひなびていましたので,残りを全て撤去することとしました。跡地を粗起こししておきます。
 相変わらず株を大きくしていないオクラは,しかし,少し大きくなりすぎた実2つと,適当な大きさのもの1つを収穫できました。
 トウモロコシの跡地に,腐葉土,牛糞,石灰を入れて耕します。
 ナスも4つほど収穫できましたが,これまた水不足のためか,若干しなびたナスとなっていました・・・ナスも,株自体は相変わらず大きくなっておりません。
 ミニトマトも,あまり芳しくありません。ただ,黄色のものも,少しではありますが,実をつけてきました。
 牛糞の余りを全体に追肥いたします。後は,活力剤と水遣り等々。



今年のキュウリはタキイの夏すずみ・・・デス
(7/10)

28日(水)  時間が取れましたので,夕方から畑へと出かけました。
 エダマメは,サヤが小さいなりに,エダマメの姿をしてきました。相変わらずアリがたくさん登っていますので,カラシの焼酎漬けを大量に(?)散布いたします。
 キュウリは,小さい実を2つ収穫します。もう花も見えませんので,そろそろ終わりかなと思います・・・
 チンゲンサイとトウモロコシの跡地をまた少し耕しておきます。
 エゴマを数枚,いい大きさのオクラを3つ採りました。オクラは先日の雨のためか,株が斜めになっていましたので,支柱を挿し,縛りつけます。
 ナスは,実はつけていませんでしたが,幾つも花をつけていましたので,まだ収穫は続けられると思われます。長く伸びた枝などをカットしておきました。(こーすると秋ナスが採れるということです。)
 ミニトマトは,赤いもの数個を収穫です。黄色のものも,幾つか実をつけていました。少し伸びてきた茎を支柱に止めます。
 また,この暑さにも元気いっぱいで,他の野菜の邪魔になっているシソを幾つか,撤去しつつ収穫いたします。
 後は,全体に水遣り,活力剤等々・・・
 夏の空というものは,幾つになっても,何か期待感と懐かしさとを持って見上げてしまいます。でも我々は,この夏の青空やモクモクとした白い雲を,せいぜい数十回しか経験できません。
 それにもかかわらず,青い夏空は,これからもずっと自分と一緒にあるようというような感覚が襲ってはまいります。
 まぁ,しかし,夏にふさわしい年齢みたいなものが,もしあるとすれば,それはせいぜい10数回しか巡ってはこないのでしょうけど,そーすると,夏空に感じる「期待感」と「懐かしさ」の意味が見えてくるような気もいたします。

 さて,私の畑も2年目の夏を迎えました。
 昨年の夏野菜は,何も分からずに,畑で野菜作りの本を読みながら,はたまた回りの先輩に教えてもらいながら,見よう見まねで作っていましたけど,今年も本質的には変わりません。
 2年目の夏にしては,トウモロコシもミニトマトも,今年は失敗というか,昨年の経験を生かすことはできていなかったといえるでしょう。
 しかし,あまり一度に「野菜作り」を勉強したり,上手く育てるための技術を習得しようとするのは,今の私の「畑」との関わり方には合っていないような感じが,なんとなく,しています。
 多分,・・・生きていれば・・・来年の夏も,「おかしいなぁ」とか「なんでだろー?」とかつぶやきながら,私は畑の上で暑い陽を浴びているのだと思います。
 今まで,草むしりなんて,避けるべき行為のトップでしたのに,虫や土を手でつかんで何かを見ようなんて,極めて嫌いな行いのはずでしたのに,不思議なものではあります。
 夏の空に感じる不思議さと,どこかで共通するものなのかもしれません・・・

7月末の畑の様子




八ツ頭


(なし) (なし) ミニトマト
キュウリ





エダマメ






オクラ


エゴマ

ナス

2004年8月へ 菜園日記topへ