菜園日記2004年3月

7日(日)  3月の雪の中を畑にまいります。
 ブロッコリーと芽キャベツの跡地に畝を作り,真ん中を鍬で掘り下げて,ジャガイモの種芋を植えました。種芋はタキイ種苗店で購入した馬鈴薯で,それを2つに切り,灰をまぶして準備しておいたものです。30センチ間隔に5つを植えることができました。
 先週発芽を確認したホウレンソウは,その後あまり大きくなっていませんでしたが,順調な様子です。
 ソラマメは,斑点のあるような葉は非常に少なくなってきました。脇から伸びてきた茎が斜めになっていますので,支柱をやり直し,ビニ紐で回りを支えるように結びなおします。
 京ミズ菜は,まだ発芽を確認できません。
 ネギはまた青々と復活(?)してきまして,久しぶりに2束を,根から抜く形で収穫いたしました。
 正月菜を間引きながら収穫します。お正月に間に合わなかった正月菜入りのお雑煮を昼食とできました。
 赤タマネギは,全滅の様子は変わりません・・・
 全体に活力剤を散布しました。
 3月最初の日曜日ですが,雪が降ったり,アラレが落ちてきたり,はたまた急に青空が広がったりの,寒い日曜日ではありました。



復活した(?)ソラマメ
(3/14)

14日(日)  昼食を取ってから,先ずコーナンへと向い,堆肥入りの土,石灰,油かす,それとマリーゴールドの苗を購入して,畑へと走ります。
 先週植えたジャガイモとニンニクの間にマリーゴールドを植えました。
 ホウレンソウは,葉が伸び,小さくもホウレンソウの形をしてきました。土がひび割れていましたので,たっぷりと水をあげます。
 ソラマメについては,斑点のあるような異常な葉はすっかりなくなりました。活力剤が効いたのかもしれません。紫の花がいくつも咲いています。このページのトップの写真は,本日撮ったソラマメの花です。もうだいぶ暖かくなりましたので,花もそのまま咲かせておくことといたします。
 京ミズ菜は発芽を確認できました。かなりの密集です。来週には間引きをしなくては・・・と思います。
 ネギは,根っこから4束収穫しました。ネギも,黄色く変色した葉はとても少なくなっています。
 正月菜も間引きしつつ収穫します。ただ,トウが立って,花を咲かせているものも幾つかありました。
 さて,赤タマネギは諦めることとし,堆肥入りの土,石灰,油かすを入れて耕します。鍬やスコップで掘り返していますと,冬の間はあまり見なかったミミズをたくさん発見できました。
 あとは,草抜き,水遣りなどなど・・・
 最近は,畑に来ても,他の人をあまり見かけませんでしたが,本日は数組を見ることができました。皆,それぞれの畑を耕したり,ジャガイモを植えたりしています。久しぶりに賑やかな畑の光景です。
 また,そろそろ・・・と楽しみにしていた向いの公園の桜ですが,整備のためか皆枝が大幅に剪定されていて,今年は花を見られそうもないようです。



ジャガイモと相性がいいと言われる
マリーゴールド
(3/14)

 先日,ふらりと寄った四条大宮の大将軍で,ユッケジャンスープを飲みました。
 久しぶりに食べたのですけど,美味しくも懐かしい味でした。
 私は大学院に通っていた3年間,東京の練馬区は平和台という場所にアパートを借りておりました。今は地下鉄の平和台という駅もありますけど,当時は東上線の練馬駅と西武池袋線の練馬駅に挟まれた陸の孤島的地でありました。・・・少し大げさかもしれません・・・
 その3年間,ずっと塾講師のアルバイトをしていましたが,仕事からの帰り,アパート近くの焼き肉屋さんで夕食を取るのが常でした。当時は今のように深夜にコンビニが開いているわけでもなく,少し遅くなるとその店ぐらいしか行くところはありませんでした。
 だいたいメニューは決まっていまして,ビール2本に,タン塩とカルビ,そしてユッケジャンスープです。なんか今でもよく覚えています。
 ここのマスターにはマージャンでボコボコにされたり,他のお客さんが帰ってから常連客だけで深夜の8ミリ・パーティを開催したりと,色々お世話になりました。
 やがて京都での就職が決まり,東京を引き払う時,何が心残りだったかといいますと,実は,東京の焼き鳥=ホルモン串とユッケジャンスープがもう食べられない・・・ということでありました。
 もう4半世紀も前のことですけど,その時の京都では,焼き鳥といえば上品な鶏肉の=文字通りの焼き鳥,焼き肉屋のスープといえば,玉子スープにワカメスープ,せいぜいテールスープぐらいしか置いていなかったのではないでしょうか。
 もちろん私の行動範囲が狭かっただけの話かもしれません。でも,まぁ一般的な店ではそうでありました。
 京都に戻ってしばらくしてから,たまたま入った祇園の焼き肉屋さんでユッケジャンスープを見つけ,さっそく注文したことがあります。懐かしい味とはかなり違っていましたけど,まぎれもなくユッケジャンスープでありました。
 私は,日頃は店の人と会話するようなことはしない人間ですけど,嬉しさのあまり(?)ご主人にユッケジャンスープの話を聞きましたら,曰く,名古屋から東では一般的であるけど,京都では2軒ほどしかやっていないのではないか・・・ということでした。
 それは,やはり当時の関西の人間があまり好まない味であったということなのでしょうか。
 当時はスーパーでも,今のように納豆なんかも売っていなかったように思います。こちらのお寿司屋さんでシャコがごく普通に出されるようになったのも,そんなに昔のことではないように記憶しています。
 それだけの話なんですけど,学生時代に「東京のうどんの汁は真っ黒で,醤油を飲んでいるみたいだ」とか「関西のうどんの汁は透明で,丼の底が見えて気持ち悪いよ」なんてお互いに主張しあっていたことを思い出していまいます。
 この間,大阪に仕事で行った際,電車を待つ時間にバタバタと,「立ち食いそば」を食べました。久しぶりの「期待」だったのですけど,あまり美味しくは感じられず,せわしないだけの食事となってしまいました。
 私が変わったということなのでしょうか。
 
 で,四条大宮のユッケジャンスープは,激辛モードを注文いたしました。
・・・平和台の味に近いものでした。
 それだけの話なんですけど・・・
20日(土)  午後,小雨の中,畑へと向かいました。しばらく車の中で待ちましたが,雨は止む気配がなく,少し小降りになると同時に作業スタートです。
 ニンニクは,順調な様子です。この1週間で急に大きくなったように感じられます。
 ジャガイモを植えたところに変化は見られません。
 ホウレンソウは本葉もそこそこ大きくなってきましたので,ベタがけシートを外すこととしました。
 ずっと私を悩ませていたソラマメは,斑点のある葉は全く見られなくなりました。花もたくさん咲いています。
 京ミズ菜はワサワサと発芽しています。間引きをしなくてはいけないのですが,雨のため来週といたします。
 ネギは3束を収穫しました。抜いた後に,太いミミズを複数発見しました。土の中の動物もそろそろ春なのでしょう・・・
 正月菜は,トウ立ちしていて,花が咲いているものも多くありました。とりあえず,花を摘み取ります。
 先週耕した赤タマネギの跡地に畝を作ります。その短辺に平行に20センチ間隔ほどの筋を7本引き,そこに小カブの種を蒔きます。上から,ホウレンソウから外したベタがけシートを設置しました。



発芽した京ミズ菜
(3/14)

28日(日)  昼前から畑へと走りました。道中では桜も咲き始め,他府県ナンバーの車の多さが目立ちます。
 この暖かさで畑の草もだいぶ伸びていました。先ずは全体に草抜きを行います。
 ニンニクはまたまた背をグンと伸ばしていました。
 ジャガイモはまだまだ発芽を確認できません。
 ホウレンソウを間引きしつつ収穫します。葉はまだ5〜6センチといったところです。
 ソラマメは花をいっぱいつけていますが,茎自体はあまり伸びてきていませんでした。
 京ミズ菜の本葉はミズ菜の姿をして伸びてきています。適当に間引きます。
 ネギを3束収穫しました。葱坊主をつけているものも数個見られました。
 正月菜も間引きしつつ収穫です。トウの立っているものも多くなってきました。
 先週種を蒔いた小カブは早くも発芽しておりました。条に沿ってキレイに発芽しています。
 畑の土は,最近の暖かさのためか,かなり乾いている様子でした。水をたっぷりとあげます。
 周囲の畑や公園も,菜の花や春の色でいっぱいです。

3月末の畑の様子




ジャガイモ



ソラマメ ネ  ギ 小カブ
ホウレンソウ





ニンニク





京ミズ菜 正月菜

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