菜園日記2003年12月

 7日(日) 昼食を済ませてから,先ず七本松中立売上るのコーナンに立ち寄り,菜園用の土,油かす,石灰,鶏糞を買い込みます。
 ブロッコリーと芽キャベツについては,それぞれ収穫時の脇芽・結球を数個ずつ採りました。
 タマネギは,葉の枯れていて球の生育の止まってしまっているだろうもの1つを収穫します。小さい球ですが,自分で食べるには甘くて美味しいタマネギです。
 ダイコンも先週に引き続き,1本を採りました。この時の写真がこのページの一番上にあるものです。
 ネギも2束を収穫します。
 正月菜は早くも芽を出していました。他のものと比べても,また時期的にも早い出芽だと思えました。ただ,葉の色が悪いというか,あまり青々としていません。寒さがひびいているのでしょうか?
 残っていたニンジン全てを収穫しました。最後まで残ったということで,あまり生育の良いものではありません。ただ,全体的に見れば,ニンジンは成功したかなという気がしています。暑い時期に種を蒔いて,発芽を心配して,仕事が終わってから水をやりにきたことを思い出します。
 このニンジンをとり去った後に,油かす,石灰,鶏糞を入れて耕します。また畝の両側に土を入れて,先週水の溜まっていた窪地を直しました。
 また,先週からアブラムシを良く見かけましたので,全体にカラシの焼酎漬けを散布いたします。



最後まで小さいまま残ったニンジン
(12/7)
13日(土) 昼から先ずコーナンへ行き,赤タマネギの苗を購入してから畑へと向かいます。
 先週かなり多く脇芽を収穫したブロッコリーですが,次の脇芽は皆小さいままでした。
 芽キャベツは大きく固いもの数個を採り,下の方の葉を撤去いたします。
 前回に引き続き,大きくなっているダイコンを1本,引き抜きます。先週と比べてもかなり太くなってきているのが分かります。
 正月菜は,多く発芽していましたが,相変わらず葉の色が茶色っぽいのが目立ちます。
 ニンジンの跡地に,赤タマネギの苗を植えました。既に12月も中旬ですので,どれだけ育つかは疑問ではあります。
 作業をしていると,突然アラレが降ってきました。早々に退散いたします。かなり大粒の氷の塊がバラバラと,それこそ音を立てて,畑の上に落ちてきました。ついつい,また,白土三平のカムイ伝を想いだしたりする私ではありました・・・
 21日(日) 例によって,昼食を済ませてから,畑へとまいります。
 土曜日の雪がかなり残っていましたので,作物が寒そうでした。撤去いたします。ベタがけシートを取り外して,バタバタと雪を振るい落としますと,その下の正月菜は,葉の色が良くなってきているように見えました。しかし,まだ若葉のままです。
 ブロッコリーの脇芽は,花ライが大きくならないままに,しまりがなく,パラパラと広がってしまっているものが多く見られます。もうダメなのでしょうか?ただし,新たな脇芽も出てきています。2〜3個収穫いたしました。
 芽キャベツは順調に結球を続けています。数個収穫できました。
 タマネギも3個採ります。
 雪の影響か,ソラマメがまたヘナヘナとしてきました。上部を新たに支柱に縛りつけます。
 ダイコンも2本収穫しました。いずれも太くて長く,ダイコンは全体的に成功のようです。あと残りは4本となりました。
 ネギも3束ほど刈り取りましたが,葉の色も元気がなくなってきているのが,よく分かります。
 先週植えた赤タマネギは,寒さのためか皆がヨローッとしています。まぁ,少し様子を見なくてはいけません・・・
 全体に液肥を散布いたしました。



結球する芽キャベツ
(12/7)
30日(火)  昼から畑に行きます。
 ブロッコリーは,その後もやはり脇芽は大きくなりません。収穫の時期は,そろそろお終いかもしれません。
 一方,同じ時に植えた芽キャベツは本日も4個収穫できました。その上部にもたくさんの結球が見えます。
 タマネギは,相変わらず生長のストップしてしまった感じのものが多くあります。葉の元気なもの2つを残して,あとの5つを全て収穫いたします。大きな球ではありませんが,家で食べるには十分美味しいタマネギです。
 ソラマメについては,脇の芽も伸びてきましたが,これもまたヘナヘナな様子で,それぞれ2本ずつ支柱を増やし,ビニ紐で結びつけました。
 4本残っていたダイコンは,全てを採ります。種から育てたダイコンは10本ともキレイに美味しく収穫することができました。 
 寒さのためかしばらく元気のないネギも,お正月用に4束収穫します。
 正月菜は,葉の色は大分よくなり,青々としてきました。ただ,皆まだ若葉のままであり,お雑煮に入れる計画は破綻いたしました。
 赤タマネギは例によって元気がありません・・・



ヘナヘナと伸びるソラマメ
(12/7)
 2003年も終わりとなります。
 最近,年を取ったせいか,ありがたいことに,そしてまた多分,菜園を始めたことによってより一層,季節感を感じられるようになってきたように思えます。
 私はもともと季節感なんてものには非常に疎い人間でして,若い時にも夏の入道雲の下での海水浴とか,冬山でのスキーなど,全く興味がありませんでした。
 お花見というものには,昔から行っていましたが,それはもちろんお酒を飲むための契機の一つでありまして,その宴の最中に顔を見上げて桜花を眺めるなんていうことは,その場の雰囲気作りというか,まぁどーでもいいことの一つではありました。
 最近は,寒波が緩む頃になると,梅を見にでかけたり,また酒も飲まずに桜並木の下を喜んで歩いたりなどしています。
 ここ数年のお気に入りは,晩秋の吉野でして,紅葉の最盛期を過ぎた頃に九十九折れの山道を延々と歩いたりします。
 少し前まででしたら,電車に何時間も揺られて,そのような場所にでかけること自体,たいへん面倒くさがり屋の私にとって,思い立つことすらなかったのであります。
 今年は,奥千本から,私にははるか彼方に見える下界目指してテクテクと歩いてしまいました。続いて,大日寺での火渡り,その後の草餅と落ち鮎の塩焼き,そしてワンカップの日本酒が最近の定番でもあります。
 また,信心のない私でありますが,ここ数年大晦日は,近くの壬生寺に鐘を撞きにまいります。12時少し前になりますと,ご近所の方が三々五々集まり,10人ずつぐらいで一緒に紐を引っ張って,あまり音色の良くない除夜の鐘を響かせるという景色ではあります。しかし,これも,2年ほど前からか,「京都に行って除夜の鐘を撞こう」なんてキャッチフレーズの観光バスが来るようになりまして,なんか我々地元の者は,長い列の後の方に追いやられてはいます。
 菜園でも,真夏の風の心地よさや,気温や日照の変化による野菜達の表情の違いを感じることができました。
 ・・・今,冬の畑は,少し寂しい景色を見せています。
 でも,少しずつ暖かくなるに従って,春・夏の野菜を植える準備の時期となるでしょうし,多分私も,それらの作業をしながら,今年も梅に桜を見にいくのでしょう。
 意味もなく,合掌。
 12月末の畑の様子も11月末とほとんど一緒のため,省略いたします・・・

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