菜園日記2003年8月

 2日(土)  先ず,宝ヶ池の六基グリーンに走り,敷き藁とフルイを購入。
 * 宝ヶ池のガーデニング・ショップを,ずっと六基ガーデンと呼んでおりましたが,六基グリーンが正式名称でありました。謹んでお詫びと訂正を申し上げ候・・・ また,この「六基」という熟語は,日本語変換ソフトで,すぐ出てきますので,何かの意味があると思われますが,未だ調査は進んでおりません。(さしあたり手元の漢和辞典や広辞苑には載っていませんでした・・・)
 畑に行き,トウモロコシの後の先週耕した場所に畝を作り,北半分にニンジン,南半分にコマツナの種を撒きました。
 ニンジンは3条の筋に,コマツナは全体にばら撒く感じで撒きます。
 フルイで細かい砂をかけ,手で少し押さえつけました。
 その上に敷き藁をかけ,水をあげます。
 種から育てるのは初めてですので,少し不安です。
 キュウリは,2〜3本収穫しました。枯れた葉などを取ります。キュウリは,実の成長速度にも,一時の勢いがなくなったように思えます。
  一本だけ残っているナスビですが,数個の実を収穫いたしました。なかなか綺麗な実をつけていました。さらに枝を紐で吊るす作業をいたします。
 ミニトマトも10数個収穫できました。赤色のものも,脇から伸びている枝が順調で,実もたくさんつけるようになりました。ミニトマトの欲する熱い太陽光線は,今年はこれからです。
 3日(日)  夕方から,畑へ。
 水遣りと草抜きをいたします。
 4日(月)  梅雨も明けたということ,種の発芽には十分な水が必要ということで,仕事終了後,畑へ走りました。私のイメージとしては,誰もいない畑で,夕日に照らされてジョウロを傾ける図・・・というものでしたが,遅い時間にもかかわらず,多くの人が畑に集まっていました。
 私も負けずに水を撒きます。
 コマツナは,早くも少し芽をだしていました。
 ニンジンはまだのようです。
 キュウリも続けての水遣りのためか,元気を取り戻しているように見えました。
 ナスビは,そろそろ限界のように見えます。
 6日(水)  前日は水遣りをできませんでしたので,ニンジンは大丈夫だろうかと強迫観念にかられ,またまた仕事が終わってから畑へと走りました。
 本日は,どういうわけか,他には誰もいません。
 ジョウロで水をあげます。
 コマツナは賑やかにたくさん芽を出していました。種の撒き方が下手だったためか,芽の密集の仕方が,かなり不均衡になっています。
 ニンジンはまだ発芽してきません。ニンジンの種は少し押さえつけておいた方がいいという本の内容を思い出し,スコップと鍬で今更ながら押さえつけます・・・
 キュウリは,やはり少し復活しまして,みずみずしい実をつけています。
 ナスビは,見るからに元気がありません。
 ミニトマト・・・まぁまぁ・・・

色づいたミニトマト(黄色)の図
(8/17)


 今年の夏は,長い長い梅雨の後に本格的な暑さを迎えることとなりました。
 定かな記憶ではないのですが,基準の取り方によっては,京都の夏は日本一暑いということを本で読んだ覚えがあります。納得いたします。
 今は,小学校の教室にもエアコンが備え付けてあったりしますが,私の小さい頃は,子供部屋にクーラーなんてありえない時代ではありました。私の家も,先ず客間にクーラーが設置され,それから父親の書斎や居間に入りましたけど,例えお金があっても子供部屋にクーラーなんて到底必要ないということだったのでしょう,私は就職して自分のマンションを買うまで,自室にクーラーはありませんでした。そのような父親の考え方は,間違っていたとは思いません。
 しかし,京都の一軒家の2階です。それに当時は防犯上の理由か,夜は雨戸を閉め切っていましたから,いったい私は何℃の中で寝ていたのでありましょう!?
 まぁ,今のようにヒートアイランド現象なんてことが言われるだいぶ前のことですから,少しはマシだったのかもしれませんが・・・

 さて,2003年の盛夏,午後の時間帯に畑を耕すのは,なかなかの試練です。もともと体力のない私ですから,少しスコップを使っては座り込み,わずかに鋤を振るってはお茶を飲み,最期は寄る年波には勝てず,畑の向かいにある公園の木陰のベンチでうつむいてしまいます。
 で,隣の農家との境界にあるコンクリート段に腰掛けて,走りつかれた犬のようにハァハァ言っていますと,ほのかな風が吹いてきます。こんな静かな風に涼を感じるなんてことは,多分,初めての経験なのかもしれません。
 その時,たまたま数ブロック先の誰かの畑に目がいきますと,そこに植えられているサトイモのハート型をしたとても大きな葉が,風に吹かれてクルッと舞っていました。
 風鈴のようでした。
 思わず,笑ってしまいます。
 7日(木)  夕方から畑へ。
 ナスビは,新しい花を咲かせていることもなく,全体に元気がありません。本によりますと,剪定,追肥すれば,秋ナスが取れるとのことですが,次のことを考え,処分することにいたしました。最後まで頑張っていた1本を抜き,支柱も全て撤去いたします。同じ畝に植えていたオオバも抜いてしまいます。その後,とりあえずは,スコップで掘り返しました。
 キュウリは元気を取り戻したようで,数本収穫できました。
 ミニトマトは,黄色のものを幾つか収穫。赤のものも実はつけていますが,まだ色づいてもいません・・・
 ニンジンは,ぼちぼちと発芽が確認できました。
 コマツナは,かなり密集して発芽しています。
 全体に水遣り。
 キュウリ,ミニトマトに少量の追肥。
 台風10号が接近しています。
 9日(土)  台風10号が,京都を直撃いたしました。
 この日,私はゴルフに参りました。ピッタシ京都直撃の時間帯に自宅を出発,台風とデッドヒートを繰り広げながら,滋賀県へ走ります。走るといっても,名神高速で60キロも出しますと,前の車が全く見えません。トンネルの中だけが,ハンドルを持つ手も若干リラックスできました。
 しかし,天性の晴れ男,ある方には恐れ多くも「モーゼの再来」と呼ばれている私であります。その日のゴルフは,ほとんど雨に濡れることもなく,全く強風にあおられることもなく,快適に終了いたしました。
 しかし,畑が心配です。
 で,夕方から畑へ。
 特に大きな被害は見られませんでしたが,ミニトマトの支柱が大分グラついておりました。修繕いたします。
 ニンジンもかなり芽をだしてきました。どうやら順調のようです。
 コマツナは,かなりの密集でしたので,少し間引きます。間引き方が,まだよく分かりません。どうしても間引くのが少なめとなってしまいます。
 後は,草抜き等々・・・
10日(日)  夕方から,六基グリーンへ。堆肥,油粕,石灰を購入。
 ナスビを処分した後の畝に,その堆肥,油粕,石灰,そして化学肥料を少し入れて耕します。
 ニンジンとコマツナは順調に育っております。コマツナをまた間引きました。
 キュウリも2,3本収穫できましたが,全体的に勢いがなくなってきた感じがします。
 ミニトマトも黄色のものを数個収穫。赤の方も,実が順調に増えています。
 後は,草抜き等・・・
17日(日)  雨が降り続いていた日でありましたが,夕方から畑に行きました。着いた時には,雨も止んでおりました。
 先週耕したナスビ後の所に畝を作り,ホームタマネギを植えます。間隔を15センチ取り,2条に全20個を植えました。畝の北側に少しスペースが余りましたので,そろそろ撤去するキュウリの畝に植えてあったオオバとモロヘイヤを移植いたしました。
 ニンジンとコマツナはまた間引きをしました。
 このページの一番上の写真は,17日のニンジン(奥)とコマツナ(手前)の状態です。
 キュウリは,先週から実もそれほど大きくなっておらず,また新しい花も咲いていません。それに葉の多くも枯れたりしていますので,撤去することといたしました。支柱も全て引き抜き,まとめてビニール紐でしばります。
 キュウリ2本,ミニトマト10数個,オオバ数枚を収穫。
23日(土)  朝から畑へ。
 先週処分したキュウリの後の畝を,スコップで耕します。非常に暑く,少し耕しては休み,少し耕してはお茶を飲み,かなり疲れてしまいます。
 ホームタマネギは,数個が発芽しているのを確認できました。
 ミニトマトは,枝も葉も,かなりの部分枯れてしまっています。特に葉は皆しおれたように小さくなってしまっています。枯れた部分を大幅に撤去いたしました。ただ,赤の実も大分熟してきたようです。
 一番東の畝ですが,ニンジンは順調に大きくなってきています。コマツナは虫食いがひどく,失敗作となるのかもしれません・・・
 ・・・全体に水遣り,草抜き等々・・・

撤去寸前の疲れ果てたキュウリ
お疲れさまでした
(8/17)


24日(日)  午後から六基グリーンに走り,敷きワラ,培養土,鶏糞,石灰を購入いたしました。
 六基グリーンはしばらくお盆休みでしたけど,久しぶりに見ますと,キャベツの苗や,ニンニクとかネギの球根等が置いてありました。そろそろ秋に植える野菜の季節ということなのでしょうか。
 畑に行き,キュウリを抜いた後の畝に,培養土,鶏糞,石灰を入れて耕します。
 そして,ホームタマネギに遅まきながら敷きワラをしてあげました。
 ミニトマトの葉っぱは,昨日の水遣りのためかかなり元気になっています。水は偉大です!が,全体的には,枝も枯れてきたものが多く,摘んでいきます。
 しかし,この間,激しい夕立が何回もあったのに,土もひび割れているところが何箇所もあります。それだけ,夏の日照は激しいということなのでしょう・・・
 ニンジンは,さらに間引きをいたしました。
 コマツナは虫の被害がかなり悪化,葉は穴だらけです。壊滅となるかもしれません。焼酎に唐辛子をつけこんだものを散布しました。
 この日,ニンジンの間引いた葉っぱをスープにして食しました。なかなかの美味ではありました・・・
31日(日)  晴れ。午後から六基グリーンへ。
 ブロッコリーの苗2つ,ニンニクの球根,敷きワラを購入しました。
続いて畑へ。
 一番西の所に,畝を作成いたします。南半分にニンニク,北にブロッコリーを2つ植えました。敷きワラをして水をあげます。
 タマネギは,ほとんどが芽を10センチほどに伸ばしてきています。全く発芽していないものもあります・・・
 ミニトマトは,葉などもかなり勢いがなくなってきていますが,実は,赤も黄色もかなりイイ色合いで熟してきていますし,多く生っています。
 一番東の畝のニンジンは,葉を10センチほどに伸ばして元気です。また少し間引きいたします。
 コマツナは,虫に食べられて無残というにふさわしい姿でありますが,それでも,葉を大きくしてきています。葉が大きく育っているものは,虫にやられた穴がふさがってきているのが,見て良く分かります。他の畑では,虫にかなり食べられてしまったということで,コマツナを全部撤去してしまった人もいるようですけど,こちらは今少し様子を見ることといたしました。
 後は,全体に水遣り,草抜き等々・・・
 ニンジンの葉20本ほど,ミニトマト2−30個,オオバ数枚,モロヘイヤ10数枚を収穫。
 多分,私はモロヘイヤを食べるのは,初めてのことと思います。テンプラにいたしました。美味です。今まで食べたことのない野菜の美味しさを味わえるのも,菜園の醍醐味なのでありましょう・・・ニンジンの葉やオオバのテンプラも美味しく食べました。

8月末現在の畑の状況

なし
オオバ

モロヘイヤ

ミニトマト
(赤)
ニンジン
 

ブロッコリー



タマネギ
ミニトマト
(赤)






ニンニク






ミニトマト
(黄)

コマツナ

ミニトマト
(黄)


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