菜園日記2003年7月

 今年の梅雨は久々の本格的梅雨ということで,雨量も多く,期間も長いものとなりそうですが,7月の太陽の下,トウモロコシはピカピカと光っています。
 蛇足ですが,奥に見える赤い車は,菜園開始とほぼ同時に購入したRX−8でありまして,「最新のロータリー・スポーツで畑に行くもりもりさんってカッコイイ!」と,美女に言われた記憶があるような・・・
 5日(土)  昼から畑へ。
 1本頑張っていたシシトウも完全にしおれてしまっていたので,撤去いたしました。原因は不明です。
 キュウリは,次から次へと大きくなっていまして,10数本収穫できました。
 先日,シシトウの代理となったオオバも元気です。
 ナスビは,3本の内,一番南側のものが病気のようで,葉も変色し,実もおかしな色で,小さいままとなっています。その苗の,おかしな部分を全て切り取り,少し様子を見ることとします。残りの2本は,順調に育っているようで,大きな実を1つ収穫いたしました。
 ミニトマトは,黄色のものは,着々と大きくなっていますが,実はあまり生っていません。赤色のものは,先週と変わらず,背を伸ばしてきません。ただ,実はついていますし,新芽も出てきていますので,しばらく様子を見ることといたしました。ミニトマトは,脇芽を丁寧に取って,メインの茎を大きく育てなくてはいけないようです。他の畑でそのようにしているところのミニトマトは主枝が太く,房にも実がたくさん付いています。来年に向けて,いい勉強となりました。
 トウモロコシは,最上部から雄花も出ています。脇からも実がなっていますが,これらは摘まずにそのまま放置いたしました。
12日(土)  夕方から畑へ。
 キュウリは,例によって豊作。下の方の葉っぱを取って,風通しをよくします。
 ナスビも数個収穫できました。ただ,一番南側の1本は,素人目にも完全に病気のようで,他への伝染も考慮して抜き取ってしまいました。ナスビも,土に接して実が大きくなると,傷がついたり,カビが発生したりするようです。下方の葉を取り去り,また枝を吊るす作業をいたしました。
 ミニトマト,黄色の種は先週すっきりと脇芽を取ったせいか,順調に伸びているように見えます。ただ,実は熟すには遠いようでありました。ミニトマトはカーッと照る真夏の太陽が必要なのでしょう・・・今年は,少し悪い条件なのかもしれません。赤色の種は,相変わらずメインの茎の成長が止まっています。ただ,出てきた脇芽が青々と育っていますので,苗全体がダメになったのではないようです。
 トウモロコシ,やたら色んなところから実ができていて,斜めになったり,横向きについたりしています。まぁ,これは敢えて,このまま放置することといたします。
 その他,草むしり,支柱の整備等々・・・
次々と咲く黄色い花,梅雨の雨で巨大化するキュウリ
(7/5)


19日(土)  昼から畑へ。
 キュウリは相変わらずです。ただ,ドンドン育つというような勢いが少し落ちてきたような感じもいたします。
 2本残っているナスビの内,また南側のものが,抜き取ったものと同じような状態になってきました。病気がうつってしまったのかもしれません。とりあえず,また,色のおかしい葉や変形した実を取り除いて少し様子を見ることといたしました。
 赤のミニトマトは相変わらず背を伸ばしませんが,前々からできていた実が熟していたため,収穫しました。黄色のものは,どんどん背を伸ばしてきています。こちらも熟している実を幾つか収穫できました。
 元々どこからか飛んできたオオバも,すっかり大きくなり,何枚か収穫いたしました。
 トウモロコシは,ヒゲが茶色くなっていて,ある程度大きなものを2本,もいで帰ります。さっそく夜に焼いて食べました。市販のもののように太くはなく,実もまだ若いものでしたが,何よりもみずみずしく,美味でありました。 
21日(月)  昼から畑へ。
 キュウリは,勢いが減じてきたように思え,少し肥料を撒きました。ただ,前回撒いた肥料も,雨にも溶けずそのまま残っているようで,ちょっと不思議ではありました。
 ナスビは,やはりおかしな感じです。さらにしばらく様子を見ることといたします。
 ミニトマトにも肥料を少し与えました。
 トウモロコシは,比較的大きなものを3つもぎました。
 トウモロコシやキュウリのすいた葉は,畝の空いた場所に置いて,堆肥を作ろうと試みます。
 トウモロコシもそろそろ終わりですし,次は何を植えようかと,宝ヶ池の六基ガーデンを見にまいります。秋,冬に収穫できる野菜は,種から育てなくてはいけないものがほとんどのようです。また研究しなくてはいけません。
 連作障害・・・この言葉は,どんな野菜作りの本にも必ず書いてあるものですが,菜園などに携わらない限り,一生知らずに過ごす言葉でもありましょう。
 連作障害とは,普通「同じ作物を同じ場所で続けて作ると,その作物に病気や栄養障害などの障害が発生すること」と定義されています。
 ですから,近所に整然と植えられている農家のナスビ畑,そこには去年は違う作物が植えられていたはずなのです。菜園を始めるまでは,こんなことに関心もありませんでしたから,ナスビの畑は毎年ナスビの畑であると,私など思ってしまいます・・・
 この連作障害の原因は,まだハッキリとは判明していないようですが,通説としましては,連作によって,特定の養分が不足したり,特定の作物に寄生する病原菌等が多発することなどによるものとされています。
 連作障害を生じさせやすい作物,ほとんど生じさせない作物・・・と種類によって色々とあるようです。エンドウマメやナスビやスイカは,6〜7年は作付けを空けるべしとされています。連作障害,恐るべしです。
 そうしますと,私の貸し農園のような狭い土地では,何の次に何を作って,来年は何々を作る予定でなんとか・・・と綿密な作付け計画が,本来,必要なのでしょう。
 また,私は,この5月から畑を借りましたが,前の人が作っていた作物を知らずに,ナスビやシシトウを植えたわけですので,結果的に連作をしていたということもあるのでしょう。
 まぁ,何事も勉強でありますから,少しずつ知識を得られたらいいなぁとは思っています。
27日(日)  「先ず」午前中から畑へ。
 キュウリは,葉によって枯れたものもあり,それらを撤去して,逆に,伸びて垂れ下がっている元気な茎の部分を支柱に結び付けました。収穫は数本。
 ナスビは,南側のものが,先日撤去したものと全く同じ症状を呈してきましたので,引き抜きます。一番北側のものは大丈夫なようで,3つほど収穫できました。
 ミニトマトの黄色は順調です。けっこう大きな実をつけていますし,背丈もまだまだ伸びています。赤色は相変わらずで,メインの茎は枯れてしまいつつありましたが,しかし,脇芽が青々と伸びていまして,そちらに実のできる気配も見かけられます。
 トウモロコシは,ヒゲも全て茶色く変色しておりましたので,全ての実を収穫して,あとは全て撤去いたしました。かなり頑丈な根を張っており,抜くのに力が要ります。ここにも別に飛んできたオオバが育っていまして,それは,キュウリの畝に移植いたしました。
 トウモロコシの畝が空きましたので,次に備えてさっそく耕したいせっかちな私は,一旦家に走って収穫した野菜を冷蔵庫に投げ込み,またまた宝が池の六基ガーデンに走ります。
 堆肥と油粕,石灰を購入いたしました。野菜関係の苗は全く置いていません。そういう時期なのでしょう。しかし,モロヘイヤの苗を発見,1つ購入いたします。
 また,北山通りを全速で畑に走ります。
 モロヘイヤをキュウリの畝に植えました。
 トウモロコシのあった一番東側の畝に,堆肥,油粕,石灰を撒いて耕します。固い土に戻っていまして,耕しがいのある作業となりました。
 さらに黄色いミニトマを数個もいで帰宅いたします。
 しかし,帰宅するも次に植える野菜を早く決定したいせっかちな私は,またまた四条河原町下がるのタキイ種店へ走りました。
 ダイコン,ニンジン,ブロッコリー,コマツナの種を購入。支払いを済ませて帰ろうとすると,出入り口近くに「ホームタマネギ」なる球根(?)を発見し,それも購入いたしました。
 畑ばかりの1日となりました。
青々としたミニトマト(黄色)
(7/5)


7月末現在の畝の配置状態


オオバ

モロヘイヤ

オオバ ミニトマト
(赤)
(なし)


キュウリ


ナスビ ミニトマト
(赤)
(なし)


キュウリ


(なし) ミニトマト
(黄)
(なし)


キュウリ


(なし) ミニトマト
(黄)
(なし)

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