第31章 インクジェット、レーザープリンター詰め替え 互換インク トナー PC 故障など

またも本題と離れてしまうが、プリンタインクの詰め替えについて筆者の経験を若干述べてみたい

写真のプリントはDPEショップでおこなうのが得か?それともプリンタでするのが得なのだろうか?答えはL版に限れば、断然DPEだ。DPEの方が圧倒的に安い。インターネットの例では紙(印画紙)込で¥5円/枚など、それで品質も悪くない。一方プリンタで写真印刷するのは、¥30〜40。これは写真専用紙やインク(純正)の価格が非常に(異常に)高価なためである。しかしA4以上に引き伸ばすとなると話は逆転、DPEは驚く程高くなる、インクジエットによる写真プリントの方がやや安くなる。しかしそれでも気軽にプリントできる程には程遠い

安く気軽に写真印刷を楽しむためには、安価な詰め替えインクしかない、しかしこれはトラブルがつきもの。ついにプリンタまで壊れ懲りて純正に戻すのが定まりのコース。そして写真印刷そのものをやらなくなってしまう。

インクの詰め替え(非純正インクの追加

インク詰め替えはの最大の障害は、インクジェットの宿命であるインク詰まりだ。そしてこれによる縞々印刷である。これさえ克服できればインク詰め替えは成功だ。
このインク詰まりは特に写真印刷では致命的。出来上がった写真は一面に一定間隔に筋が入る、これはとても見られたものではない。発色、解像度、品位などをうんぬんする以前の問題だ。(新品の純正インクでも、インク詰まりがあって、写真印刷を諦めたことさえある。)
さらに、インク詰まりはヘッドの焼損をもたらす。ヘッドの微小なヒーター室にインクがなくなるとカラ焼き状態になり、一瞬にして焼損してしまうらしい、この後いくらインク詰まりを解消したとしても、焼損したヘッドは2度と蘇ることはない。
筆者のインクジェットプリンターはHP製、ヘッドーインクカートリッジ一体型である。(インクNO 100,135,138等)インク容量が小さいうえ高価だが、詰め替えインクを使うのには最適だ。なぜなら、もし不幸にもインク詰まりやヘッドの焼損に見舞われても、カートリッジを交換さえすればヘッドも入れ替わるから完全にトラブルから脱出できる、他社のように、メーカ修理が必要でないから安心だ、だから、ずっとHP製を使ってきた。しかし最近HPもヘッド一体型を止めC社 E社と同様ヘッド分離型が多くなっている。またHPの一体型のプリンターも最近のものは昔のものに比べなぜか、詰め替えに弱くなって(昔;5〜6回、最近1〜2回、)いると感じる。

インク詰まりの特効薬

筆者は、インク詰まりを解消する色々の方法をトライしてきたが、最強最良の方法は(インクを詰め替えたあと)ヘッド(インク吹きつけノズル)からのインクの真空吸出し(吸い口付カートリッジホルダにはめ、注射器で吸い出す方法)である。たいていこれで解消、これで効果がなければヘッドの焼きつきだ、きっぱりあきらめるべきだ。ヘッドの取り外せない機種(例えばE社の全て、C社、社の一部)ではこの方法を利用することさえできないからバッタインクはまず使ってはならないと覚悟しよう。

インク詰まりが”全くない”プリンターはないと諦めなければならないのだろうか?

ところががあるのだ。それはレーザープリンタ(ゼロックスのゼログラフなど)だ。なぜならこれには機構上インクジェットのように、微小なノズルがない。だから詰まることはない。だが本体が高価(特にカラー)。主に白黒、オフィスで使う業務用途、安くなるまで待つしかあるまい、と我慢していたのだ。が久しぶりにネットを徘徊していたら驚いた。カラーの激安(A4)レーザーだ。正確にはレーザーの代わりにLEDをつかっているが、(原理はほぼ同じなので以後レーザーと呼ぶ)それはNEC;RPーL5600C。アマゾンで¥8000台、(メーカー推奨価格は¥45000。)いったい。で評判は?と調べるがこれが悪くない。どころかむしろ賛辞がおおい。なら買うしかない。即買。そして使ってみた結果、色も、速度も、予想通り、悪くない。耐水性はもちろん。だが消耗品の純正トナーの実勢価格がかなり高価(¥25000/1セット(4色)で、これで写真A4、500枚くらいしか印刷できない。)から、ランニングコストは決して安くない。トナーの原価などごくしれたモノのはずだが、なぜ?ところがこいつのもっと


凄いところは
消耗品のトナーサードパーティー(中国製)の バッタモンが何種類も堂々と、潤沢に、激安で、販売されていることだ。このトナー、2000枚印刷できて4色1セットでたった¥2900。これではたとえ機械が壊れようと、もう買うしかない。そして使ってみた結果は、予想に反して?悪くない。印刷上がり(インク詰まり縞々などは当然一切なし)は勿論、カラー色合いも純正と見分けつかず。文句なし。1000枚位(含む写真)印刷したが、色も、使い勝手、運用全てほぼ完璧、問題はない。   機器が激安、消耗品(トナー)も激安、使ってノントラブル。発色も良いとなると、これこそ最強、究極の理想のプリンタ----。激安コピー紙(¥0.5/枚)に印刷しても、インクジェットでインクジェット専用紙(¥10/枚)に印刷したのと同程度、粒状感もほとんどない、印刷用グロスコート紙(¥4/枚ほど)に印刷すれば、DPE写真と見紛うほど高品位だ。こんなにいいものが誰でも簡単に買える世の中になったのだ。ありがたや、ありがたや、感謝感謝。もう2度とインクジェットに戻ることはないだろう。ところが、


その後

1,バッタモントナーの使用経験では、やや定着が悪く剥がれることがある。定着温度を目一杯高温にセットしてもコート紙などでは剥がれる。またベタ黒などでムラムラや薄い印刷になりやすい。など不具合もあることがわかった


2、このムラがどうしても気になるのでトナーメーカーを変えどうなるか印刷テストを繰り返し、チップスのトナに辿り着き、ほとんどムラがなくなったと、喜んでいた矢先、突然、ばかでかいギ、ギ、ギと壊れそうな異音を発し、印刷できなくなった。ダメモトで分解したところトナーの戻り口にカチカチにトナーが固まっていることが分かった(Y)、これが軸と擦れ合って、異音(大騒音)を発していることが判明、これを取り除き再組み立て、再起動、騒音はなくなった。原因は激安トナーが定着が悪いため残ったトナーが多すぎ、排出が追いつかず、発熱固着と考えられる。そういえばトナー減りが早かったような、黒の締りも悪かった、しかしどうしたことか以後エラーになり印刷できない。?メーカー点検だけ(修理せず)で新品が買える値段とあって、めでたく廃棄。代わりに

OKI c301dn
を買うことにした。 ちょっと高価、デカイし重いが両面印刷機能が付いているから損はないだろう。分解点検掃除も出来そうな予感?


到着。やはりデ!デカーイ オモーイ。開梱セットアップ、テスト印刷、速〜い。印刷品質は5600cと同程度(写真印刷はNECが上)、ガイドローラー痕(走行筋)がなくはがき印刷も安定している。特筆すべきは給紙ミスの少ないこと。ほぼ皆無。さすが業務クオリティ。自動両面印刷も便利確実。PDF印刷などで重宝する。(他機種の手動両面印刷では給紙ミスがあると、デタラメなページ順番になり、読みにくいことに、)これでトナーが安く手に入れば文句ないが。これのバッタトナーでは激安はなく、(純正の半額ほど)意外に高価。だが故障がなく安定して印刷できるなら我慢できるか?

其後
このokiプリンターでの唯一の不満点はやはり写真印刷(キメが荒い)ことで、やはりNEC5600Cにかなわない。そこで結局5600cも買い足すこととした。前回の故障で、BLACKトナーだけはNEC純正を使えばいいような気がするので、今はそうしている、バッタトナーも比較的評判のよい(ZAZ)を使ってみているがこれまでのところ何の異常もない。

其後其後
図面を印刷するにはA4では小さく不便なことから、A3の印刷機がほしくなった。で、オークションを探すと中古なら¥10000以下でも買えることがわかり早速入札、首尾よくB840dn、C810を落札、購入した、C810は当初シアンがムラになり写真印刷がダメなので調べ、(トナー+ドラムを他の色と差し替えた印刷、(この機種はこれができる))とやはりシアンにムラに出たのでこのシアンドラムに異常があるとみて新品と交換、思った通り、不具合は解消し問題なく使えるようになった。

TOP ページへ